鎮め物とは?

こんにちは。
田中です。

先日、地鎮祭を行った狭山市のA様邸を見てきました。

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根切りと砕石の転圧が終了し、防湿のビニールシートが張られ、
来週からは、鉄筋を組んでいくことになります。

中に入って見てみると、
真ん中辺りには、文字の書かれた袋が置かれています。

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実は、これ「鎮め物(しずめもの)」と読み、
地鎮祭の後に、神主さんよりお預かりして、
基礎の下に埋めるものなのです。

そもそも地鎮祭というのも、
工事に際し、土地を創造した神様に対してのご挨拶であり、
工事中の安全を祈願するもので、
「とこしずめのみまつり」と言うこともあります。

気になる袋の中身は、神社ごとに多少違いはあるらしいですが、
紙でできた人型、鏡、剣、矛などが入っているそうです。

私も空けたことはないので知りません(笑)

地鎮祭の時にもう一つお預かりするのが、こちら棟札です。

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これは、上棟の際に幣串(へいぐし)という飾りにつけて
屋根の一番上にある棟にあげることになります。

これは、上棟式の後には棟の内側に留めておき、
住まいと共に、その歴史を歩むことになります。

古い家を解体すると、この棟札が出てきて、
その建物の上棟日がわかったりすることもあるんですよ!
住まいの歴史!と言った感じで、いいですよね~。

棟札の出番はまだ先ですが、その時の様子はまたご報告します。

無事完成するまで、けが人が出ることなく、
A様に喜んでいただける住まいにしていけるように
引き続き、頑張っていきたいと思います。