そよ風セミナー ~in 湘南~

こんばんは。
田中です。

7/10.11の二日間。
湘南まで泊りがけのセミナーに参加してきました。

次世代ソーラーシステム
「そよ風」のセミナーとなっています。

よく耳にする太陽光発電とは異なり、

簡単に言ってしまうと、
太陽で暖まる屋根の熱をファンで床下に送り、
その熱で基礎コンクリートを温める。

その輻射熱が建物を対流し、
家中を均一に温めてしまおう!というシステムです。

そして、夏にはそのファンを用いて、
屋根の熱や建物内部の暖気を効率よく排気することで、
夏も快適に過ごすことが出来るというシステムなのです。

簡単に言い過ぎてしまっているので、もっとメリットがあります。
詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

以前より興味があり、一度セミナーに参加したいと思っていたところ、
セミナーの案内が来たと喜んでいたら、
「そよ風」を採用されている会社の建物も拝見出来、
そのお話も聞けるという盛りだくさんの内容に
参加を即決して、申し込みました。

最初に伺ったのが、北村建築工房様の社屋および社長自宅。

板張りや塗り壁がセンス良く設計されていて、格好いい!

打合せ室からは、緑あふれる気持ち良い庭が見えます。
ここで打合せをしたら、契約したくなりそう(笑)

事務スペースもきれいで、仕事が捗ること間違いないですね!
ロフトは天井は低いですが、畳が敷いてあり、気持ち良さそうです。

自宅の方も素敵でした。

大きな吹抜けからは光が降り注ぎ、庭の緑がここでもきれいに眺められます。
吹き抜けの上部は、キャットウォークでぐるりとまわれ、
造作の本棚がいい感じに納まっています。

奥の部屋には部屋に通ずる小窓があり、
これが空間の良いアクセントになっていて、
部屋からは通風・採光・そして庭に繋がる景色を生み出してくれています。

まだまだ他も紹介したいですが、きりがないのでこの辺で(笑)

その後、葉山体感館を見学、
こちらの建物も見どころ満載でした。

こちらは、OMソーラーと言う名前の「そよ風」同様のシステムが採用され、
その考案者でもある奥村昭雄氏の設計となっています。

その業務に携わった石原朋子氏の話も聞けました。

こちらも本当に見どころ満載で、とりあえすリビングのみで。
庭に面して、美しい窓。
その軒裏には池の光を反射した揺らめきが
映り込むように計算されているそうです。

障子を閉めるとより落ち着いた空間に変わります。

吹き抜けの天井は、緩やかにカーブが描かれ、
音響を計算し、吸音効果を狙った穴まで開けてありました。

この部屋に繋がる和室、ダイニングや大きなデッキスペース。
吹き抜けに面した2階の部屋など、そこで過ごす時間がどれほど気持ちの良いものか。

良い建物と言うのは、そこにずっと居たくなってしまうのものなのですね!

もう一軒、北村建築工房さんの建物も拝見しましたが、
こちらは個人宅とあって、撮影不可。

窓から見える景色が計算されつくされていて、本当に美しい。
住宅地の中とは思えない世界がそこにはありましたよ。

初日は、建物を見学させていただき、翌日は講演となっていますが、
夜の懇親会がまた充実していました。

志高い方が集まっているので、
お酒の席もどこもかしこも建築談義。

翌日講演予定の日本一の工務店として名高い
鹿児島「シンケン」の迫社長と幸運にも席が近く、
膝を突き合わせて、話をする機会を得ることが出来ました。

講演で話すことなどをお聞きしながら、
迫社長の考えていることをそばで聞けたのは、
本当に貴重な時間でしたね。

話を聞けるのが嬉しくて、ずっとそばにいたら、
二日酔いになるまで飲んでしまったのが、ツライところでした(^^ゞ

翌日の講演は、何とか耐えられて良かったです。

こういった勉強会は、自分の立ち位置を知る意味でも
本当に大事だと思います。

自分の出来ているところ、出来ていないところ、
これからやるべき方向性などが見えてきます。

また、すでに実践している人を見ることで、前に出る勇気を貰えます。

もっともっと勉強をしたいと思います。

この機会を頂いた
環境創機様、北村建築工房様、講演して下さった石原朋子様、
そして、シンケン迫様。その他多くのご参加していた方々。
この場を借りて、お礼が言えればと思います。

本当にありがとうございました<m(__)m>

セミナーの後は、時間に余裕があったので、
ちょっと鎌倉散策。

有名な明月院を見てきました。ミーハーですね~(笑)

でも丸窓の向こうに映るバランスよく植えられた木。
そこから射し込む光は、畳をほのかに明るくし、
とても幻想的な景色がそこには造られていました。

設計ってやはりすごいと改めて思います。

自分のお客さまにも、少しでも感じていただけるように
精進してまいりたいと思います。