樹楽の家とは「木を楽しむ住まい」のこと。

こんばんは。
田中です。

「樹楽(きらく)の家」というのは、
矢川原で建てている住まいのことを指します。

木を楽しむことのできる住まいをご提供したいという
想いからつけたものです。

「木の香りを楽しむ」
「木目の美しさを楽しむ」
「木の経年美を楽しむ」
「木の温もりを楽しむ」

など、様々な想いが込められているのですが、
これらは主に内装材としての「木の楽しみ方」を説明するものです。

ここでもう一つ、木の楽しみ方をお伝えしたいと思います。
それは、家の外に立つ木です。

庭木などもそうですが、
近くに立っている木や遠くに見える雑木林なども含まれます。

窓の前の一本の木。
特に落葉広葉樹には、季節の変化を感じる魅力がありますね!

 

展示場にある「庭小屋」前のヤマモミジ。
このところの寒さで一気に紅葉が進みました。

そしてこの庭木を眺める窓には、一工夫してあります。

最初の写真は、ガラス越しに眺めたもの。
次の写真は、網戸付きのガラリ戸を通して見る庭木で、
最後は障子越しに見る庭木です。

ガラリ戸は外からの目線を遮りつつ、風と共に庭木を楽しめ、
障子越しには、障子に映る木の影を楽しみことが出来ます。

木は春から夏には葉が茂り、
強い日差しを遮って心地よい木陰を作ってくれます。

中から見るとこんな感じに緑を楽しむことが出来ます。
全開口できるって本当に気持ち良いですね~。
写真はイベント時に撮ったもので、娘と監督の野島さんが遊んでくれています(笑)

冬になって葉が落ちて、雪が降るのもいいものです。
そして、葉が落ちるということは陽が差してくることでもありますので、
冬には家の中に暖かな光を届けてくれることにもなるんですよ!

下の写真は、少し離れたところにある雑木林を活かした住まい。
敷地北東に大きな雑木林があり、そこに向けて家を開きました!

この畳コーナーは、新緑の季節は最高かな~と思ってます。
自画自賛(笑)

ダイニングキッチンのすぐ隣なので、
奥さまがゴロンとするにもいいかも・・・

土手のそばの家では、二階からこんな景色が楽しめました。

こんな風に自分の敷地内ばかりでなく、
敷地の外にも目を向けて、そこに窓を作ってみると、
居心地の良い居場所が生まれるのです。

矢川原の作る樹楽の家は、
家そのものだけなく、
その家が建つ周辺の景色も考えながら作ります。

南向きだからと言って、大きな窓を作るわけではなく、
北側だからと言って、小さな窓にするわけでもありません。

その敷地を読み解き、
どこが気持ちよい居場所になりうるかを探っていきます。

家の中にも外にも木の温もりを感じる住まいを作りたい!

そんな住まいづくりにご共感いただければ、
嬉しく思います。