造作ソファと300㎜上げた窓

こんばんは。
矢川原の田中です。

地元川越市山田のU様邸。
工事もほぼ終了し、後は植栽を残すのみとなっています。

クリーニングも終え、先日造作のソファを設置しました(*^^)v

鮮やかなブルーが空間のアクセントになっていますね!

みなさんは、ソファを置くときにどんなことを考えるでしょうか?

私は、出来るだけ窓のそばに置いて
庭を眺めることが出来る位置に置きたいと考えています。

ソファからの庭の眺めはこんな感じになります。
今はまだ道路からの目線が少し気になりますが、
これから植栽を施すことで、目線を遮りつつ、
庭の木々を楽しむことが出来る居場所へと変わるはずです。

ガラリ戸や障子を付けることで、状況に合わせた
使い方もできるようになっているんですよ!

ところで、これらの写真を見ていてお気づきになったでしょうか?
窓が床からではなく、ソファと同じ高さから付いているのです。
高さはちょうど300㎜となっています。

設計を学ばせていただいている建築家伊礼智氏が良く行っている手法で、
室内側から見たときに、内部に溜まりを生み出し、外からの奥行を
生み出してくれます。

そして、この高さはベンチのような役割も果たしてくれるので、
L型ソファのような効果も期待してこの手法を取り入れました。

外から見るとこんな感じです。

右側のウッドフェンスはアパートからの視線を遮る目的で作っています。

今回は、スキップフロアの住まいとなっていて、
リビングとダイニングの間は、あえて階段の幅を広くしたことで、
ここに座って話をするシーンを想像しています。
楽しそうな居場所になってくれるはず・・・と自分では考えています(#^.^#)

ソファを造作とするメリットは、
その周辺にピタリと合わせて作ることが出来るということですね!

隙間が出来ることもないので、
掃除がしやすいのも嬉しいところです。

下の台は大工の手による造作で、
座面と背もたれは家具屋さんの特注です。
年数経過した時には、張り替えることももちろんできます。

ソファは買うもの!とお考えのあなた!
工務店で作ってしまうことだってできるんですよ(笑)

置く場所や形、その周辺の窓の位置や大きさで、
住まい方はものすごく変わってきます。

ソファは、TVばかりを見るものではないことを認識し、
眺めたい景色を想像してみて下さい。

住まいへの考え方がきっと変わると思います。