花を愛でる床の間 ~同級生との再会~

こんにちは。
田中です。

HPから新規のお客様からお問い合わせがあり、
リビングに床の間を作りたいとのことでした。

メールでやり取りをし、実際にお伺いしてお話をしていると
自分の中で一つの疑問が浮かんできます。

「あれっ!?この人同級生のHじゃないか?」というもの・・・
マスクで顔がすべて見えたわけでないが、面影はある。
名前も記憶と一致しているような気がする・・・

恐る恐る確認してみると間違いなく本人で、
私のことも思い出してくれたようでした(笑)

およそ20年ぶりの再会。

お互いに全く気が付かずにやり取りをしていたので、
久しぶりの再会に本当に驚きましたね~。

一気に空気が和み、楽しい打合せが出来ました(笑)

Hの希望はというと、
リビングの一角に花を飾るための床の間を作れないかということで、
イメージを確認し後日図面を提出。

イメージ通りだと言っていただき、工事を依頼してもらうことになりました。

元々、素敵な家具がありましたが、
好きな花を活けて愛でる場所が欲しかったそうです。

仕上りは、こんな感じになりました。

杉の化粧柱に地板は杉の一枚板、建具も無垢の扉で出来ています。
花を飾るための釘は、自分でご用意してもらうことに・・・。

「花釘」「花蛭釘」「竹釘」「無双釘」など、
知らない名前ばかりで、良い勉強をさせていただきました。

「無双釘」は、床の間の中心にある釘で、
掛け軸を掛ける時に邪魔にならないように、
引っ込めることが出来る加工がされているのです。

色々とあるものなんですね~。

仕上りを確認しに行くと、
飾られた花と自身で点ててくれた抹茶で出迎えてくれました。

いや~!優雅だな~とため息が出てしまいましたね!

作法は全くと言ってよいほど知りませんが、
抹茶は美味しかった(笑)

「これから季節ごとの花を飾るのが楽しみでしょうがない!」
嬉しい言葉を聞くことが出来ましたヽ(^o^)丿

H! *ここはあえて呼び捨てで(笑)

この度はお世話になりました。
結構なお点前でした<m(__)m>