[男の隠れ家]が上棟いたしました!

皆様こんばんは。
弊社「樹楽の家」展示場のリニューアル工事。
「男の隠れ家」をテーマとして掲げておりますが、
先日やっと上棟することが出来ました!
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隠れ家と言うだけあって、天井はかなり低くなっており、
座っていても、天井に手が届くところがあるほどです。
内部は、こんな感じとなっています。
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化粧となった登り梁には、化粧の野地板が貼られており、
ベッドコーナーとくつろぎスペースのパーテーションには、
古材をあしらってみました。
中々の雰囲気になっています。
私の趣味の一つに写真があるのですが、
この壁には、お気に入りの写真を貼る予定ですよ!(笑)


そして、化粧材の上にはもちろん断熱材が施工されています。
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断熱材の色が違っているのは、既存の屋根に使用されていたものを
再利用しているからです。
発泡ポリスチレンフォームという断熱材は、
発泡スチロールのような感じの素材ですが、水に強く経年変化が少ないので、
上手に剥すことが出来れば、再利用できる特徴があるんですよ!
今の時代は、処分にも多額の費用が発生するので
再利用できるものは、なるべく使用していきたいものですね。
そして、天井に手が届くほどの低い空間となっているこの隠れ家!
熱環境には、やはり気を使ってあります。
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写真の銀色のシートは、遮熱シートと言いますが、
このシートは、熱を反射する性質があるため、屋根の熱を透過し辛いのです。
そして、この熱は空気層を抜けて、棟にある換気金物から排気される仕組みとなっているのです。
屋根素材は、これまでと同じで平板瓦を施工いたしますので、
ルーフィングが敷かれた上に、瓦桟を留めていきます。
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写真を良く見てみると、瓦桟の下に勾配方向にテープが張られているのが
わかるでしょうか?
拡大すると、このようになっています。
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このテープは、流水テープと言います。
その効果は、文字通り水を流すのです。
瓦屋根の場合、吹きかけるような雨だと、多少瓦の中に水が浸入することになりますが、
瓦桟がルーフィングに直接留めつけてあると、その水を瓦桟が留めてしまうのです。
このテープは、勾配方向に張っておくことで、
もし浸入した水があったとしても、
それらが溜まらずにキチンと排水される様に施工してあるんですよ!
目に見えにくい場所ではありますが、
長い目で見ると、とても重要なこととなります。
構造躯体に対するこだわりもそうですが、
見えないところにこそ、確かな技術をもって対応していくこと!
今後もその想いを大切にして、住まい造りに関わっていきたいと思います。
矢川原かわら版

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