こんにちは。
田中です。
世界遺産ってどれくらい行ったことがありますか?
国内だけでも結構な数がありますよね?
そんな世界遺産。
旅好きな私は、結構廻っている部類かもしれません(笑)
北は北海道から南は沖縄まで。
幾つか海外の世界遺産にも行ったことがありますよ!
沖縄まで行ったのに、離島ばかりで遊んでいて、
首里城などの超メジャー所を外しているところがあるのはご愛嬌(笑)
それでも、北海道では知床半島や屋久島の縄文杉などの自然遺産。
出雲大社や厳島神社などの文化遺産などを見て来ております。
そんな私が今回行ったのは、
登録されたばかりの群馬県にある「富岡製糸場」です。
明治5年に始まったこちらの工場。
様々な苦労を重ねたそうですが、日本近代産業の走りとも言われているそうです。
長さ100mを超える大きな工場は、建築としても珍しい造りがなされています。
柱を挟み込む形の合わせ梁、タイルの積み方もフランス風と通常の積み方が
2種類使用されています。屋根の組み方はトラス工法を用いて大スパンを確保
していますね。
自分で気づけたこともいくつかあったのですが、
今回は、ガイドツアーに参加したことで、より細かな話が聴けて楽しかったです!
そして、初めて見た眉から眉糸を取り出し、
絹糸としていく作業!
ちょっと感動を覚えるほどでした。
そして、これを明治初期に機械化して、産業としていた事実!
先人の発想と技術には本当に驚かされるばかりです。
主に女性が工夫(こうふ)だったこちらの工場敷地内には、
当時ではありえなかった毎日の入浴を可能とする施設や
学校や診療所、それに付随する病室まで完備されていて、
その福利厚生の充実ぶりには、とても感心させられました。
敷地内外にあるその他の建物も歴史や趣のあるものが多く、
見ていて楽しかったですよ!
近場ですし、ちょっとした観光にはおすすめですね!
そして、感心したことがもう一つ!
改修工事中だった施設を受け持った竹中工務店さま。
右の写真をよく見ると、実は養生用のネットに建物が印刷されているのです。
施設内の美観を損なわないように配慮された専用のネットでしょう!
ここまでの事は弊社では出来ませんが、
現場の事だけでなく、周囲にも配慮することはやはり大事です。
その気持ちは、常に忘れないようにしていたいと思います。