南イタリア旅行記~アルベロベッロ編~

皆様こんにちは。
この頃は、朝夕が大分涼しくなってきましたね!
とは言っても、まだ昼間の気温は30度。
かなり暑い・・・はずなのですが、
35度から5度下がることで、
こんなにも涼しく感じるものなんですかね!
人間の慣れとは恐ろしいものです(笑)
このところは、お蔭様でとても忙しく、
打合やら現場の準備やらと駆けずり回っております。
とてもうれしく、ありがたいのですが、
残念なことが一つ。
大好きな一人旅に出られないのです(泣)
そこで、旅の思い出を語ることで自分を慰めていきたいと思います(笑)
正月に行った南イタリア旅行記~アルベロベッロ編~です。
もはや前回から半年近くが経過し、忘れてしまった方も多いことと思います。
ドタバタ活劇のような旅行でしたが、
しばし思い出話にお付き合いを・・・。


今回の場所は、イタリア旅行のメインと考えていたこの都市。
その名はアルベロベッロ。なんと舌を噛みそうな名前だこと!
マテーラという前回ブログで紹介した都市から
電車を乗り継いで、向かいます。
石造りの尖がり屋根の町並みが可愛らしい、とても素敵な街です。
何か人が住むというより小人や妖精が住んでいる方が似合いそうな感じでした(笑)
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夕方にマテーラを出て、およそ一時間強でバーリと言う乗り継ぎの駅に着きます。
バーリからアルベロベッロまで1時間半と約3時間の電車旅です。
乗り継ぎ時間は、約30分。
時間は十分あるかと思っていたのですが、
肝心の切符売り場は、国鉄とは別の所にあるらしくまったく分からない!
当然、駅員に確認したりするのですが、言ってる事はやはりよく分かりません(泣)
文字通りにホームを右往左往して、出発予定時刻の直前に切符売り場を見つけて
やっとのことで切符を購入したのですが、今度は乗るホームが分からない!
困っていることが、周りの人に伝わっているらしく、色々と案内してくれて
最終的にホームにたどり着くことが出来たのですが、
もはや時既に遅し!電車は出てしまっていたのです(泣)
そして次の電車は、1時間半後・・・。
トラブル続きのこの旅で、肝が据わってきたのか。
開き直って、ホームでのんびり待つことに・・・。
ただ、マテーラで会った日本人の方に詳しく乗り換え駅の様子を
聞いておかなかったことを後悔したことは言うまでもありません・・・(笑)
アルベロベッロにたどり着いたのは、夜9時過ぎになってしまいました。
ホールを降りると、一人男性が立っていて、
私の名前を確認してきます。
その方は、予約してあった宿の職員の方で、
なんとあまりに遅い私の到着を駅で待っていてくれたらしいのです。
事前の電話連絡など出来るはずも無く、
もの凄く面倒をかけてしまったのに、
笑顔で応対してくれて本当にありがとうございました(泣)
私の今回予約した宿は、石造りの建物「トゥルッリ」の一つに
泊まることができる宿でしたので、
受付のある中心街の建物からトゥルッリのある旧市街まで
歩いていかなければならないのです。
何とか手続きを済ませ、夕食を食べに外に出たのは、
10時を過ぎていましたね(笑)
宿はマテーラに続き、とても素敵な部屋でした!
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石積みの真っ白な壁に濃い目の建具や調度品がマッチしていて、
とても雰囲気が良かったです。
他の都市で、節約して奮発した甲斐があったと言うものです。
翌日は、朝からアルベロベッロ観光です。
アルベロベッロとは、イタリア語で「素晴らしい木」と言う意味らしいです。
町周辺にある木々を差すのか、尖がった建物である家々の
どちらを指すのかは分かりませんけどね・・・(笑)
町並みはとても歩いて楽しいです。
石畳の道の場所は特に雰囲気がいいですよね!
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歩いていると、屋根を改修中の「トゥルッリ」があったので、
しばし見学させていただきました。
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親方らしき人が屋根の上で、石の形をハンマーで整えながら
一枚づつ石を積んでいきます。
下では、石の表面を削る人、石を大体の大きさに割る人など
4人で作業していましたが、その全てが手作業です。
手間の掛かる作業ですよね。維持するのが大変なことが伺えます。
お土産屋さんに断面模型があったので、じっくりと見てきました。
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室内からも見える石積みをした後に、砕石のような砂利をたくさん入れて
その後に屋根の仕上げとなる平板の石を積んでいる様です。
モルタルで固定されているとはいえ、良くこれで雨が漏らないものだと
その技術に感心してしまいました。
のんびりとお土産屋さんを覗いたりしながら歩いていると
その付近には妙に猫がたくさんいます。
飼われているのか良く分かりませんが、
観光客が餌を与えているでしょうか、カメラを向けてもまったく逃げません。
中々可愛らしい写真が撮れましたので、ご紹介します。
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アルベロベッロは、とても小さい街ですので、
ゆっくり観光しても半日で十分見て歩けます。
この後、お土産をやはりとても苦労して購入し、
日本に郵送する手続きをしてから
アルベロベッロを離れることなりました。
宿に荷物を置いておいたので、それを取りに戻り、
受付で昨日お世話になった方に改めて御礼を言って、
駅に向かいました
目的地は乗換駅でもあり、最後の宿泊地でもあるバーリです。
ここから、翌朝にはローマ経由で日本に帰国することになります。
宿を探すのに多少苦労しましたが、
これまでに比べたら大したことないレベルです(笑)
ちょっとだけ夜にバーリの町並み見学をして
夕食を食べてから、明日の移動のために準備をします。
その辺のことはまた次回。
長い長い思い出話にお付き合いいただきまして、
ありがとうございました。
矢川原かわら版

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