南イタリア旅行記~最終章~

皆様こんばんは。
もの凄く久々の南イタリア旅行記。
ついに最終章となりました。
今年の正月旅行で行ったイタリア旅行を
御紹介してきたこのコーナー。
その一年が終わる頃になって
やっと最後までたどり着きました(汗)
どんだけ時間かけんだ!との
突っ込みは無いようによろしくお願いいたします(笑)
さて、本題です。
前回のブログから3ヶ月も経過してしまいましたが、
アルベロベッロという石造りの建物が有名な都市を離れ、
最終宿泊地でもあるバーリへと向かいます。
電車は迷うことなく目的地へと着き(当たり前です!)、
駅を降りてからは、多少ホテルを探すのにウロウロするも
既に苦労に対する耐性が出来ている私にはなんてことは無く、
無事30分後にはたどり着くことが出来ました。
なあ普通に歩けば、15分なのはご愛嬌と言った所です(笑)
そして、翌朝は飛行機の時間から、
朝3時ぐらいには、ホテルを出なければなりませんので、
荷造りをしてから夕食を食べに外に出ました。


バーリと言う町は、南イタリアの交通の拠点にもなっている町で、
歴史ある旧市街と新市街地に分かれたとても発展した都市です。
新市街には、ショッピングモールがあり、
買い物が好きな方には良いかもしれませんね。
私は、どちらかと言うとショッピングはあまり好きな方ではないので、
夜の旧市街へと向かって、夕食がてら散策をしてきました。
とても素敵な雰囲気の町でしたよ!
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写真は、カテドラーレとお城の一部を写した物です。
建物は歴史を感じさせる重厚感と
なんと言うか気品に溢れていて、
お城の写真は、堀に水が無いのが不思議でしたが、
ライトアップされたその建物は、とても雰囲気がありましたね~。
ただ、街の雰囲気は良いのですが、
新市街を抜けて、旧市街に入るのに
ちょっと細くて、暗い路地のような場所を抜けるのですが、
お酒片手の黒人の方々が多く、
ちょっとビビッてしまっている自分がいました(汗)
そういった雰囲気が苦手な方は、
複数で、もしくは昼間に行かれることをお勧めいたします。
遅い時間でしたので、見学は早々に切り上げ、
夕食をとり、ホテルへと帰ることにします。
明日の空港への移動のために、
バスの時刻表をチェックするも、時間が早すぎて丁度よいものは無く、
タクシーを手配することにします。
ここで、間違うわけにはいかないので、
会話ではなく、文章でフロントの方にメモを渡し、
翌朝の時間を確認の上、タクシーを手配してもらいました。
それでも、朝待っている時はちゃんと来るのか、
そして乗っている時は空港にちゃんと着くのか、
かなり不安でしたけどね(笑)
まあ無事着く事ができましたけど・・・。
運転手さん、疑ってすいませんでした。
バーリ空港から日本へは直行便はありませんので、
行きと同様にローマ空港を経由します。
ただ、ローマ空港に朝9時ぐらいに到着するものの、
日本への飛行機は、15時発です。
空港で過ごすのでは、あまりに勿体無いので、
往復に時間が掛かるものの、ローマ市外に出ることにしました。
10年前に初めて一人で海外旅行に来たのが、ここローマです。
その時にもの凄く感動したのがサンピエトロ大聖堂。
ずっともう一度見たいと思っていたので、
ここで見ることが出来ることになって、期待に胸が膨らみます。
駅から徒歩で、大聖堂を目指しながらも寄り道はします(笑)
有名なスペイン広場です。
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10年前に地元の人に、指を出すように言われ、指を出したら、
勝手にミサンガを編まれて、売りつけられたことを思い出しました(笑)
そしてこちらが、スペイン広場の階段上からローマ市外を一望した様子と
サンタンジェロ城となっています。
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天気も途中からどんどん良くなって、正に快晴!
まるで自分を迎え入れていてくれかのような天気です。
そして、ついにサンピエトロ大聖堂が見えてきました。
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その姿に、期待は嫌が応にも高まっていきます。
そして、まだ正月だからなのか人も多くいます。
私は、建物をぐるり回って、外観を見てから入り口へと向かいます。
ここで、奇妙なことに人が出てくるだけで入って行く人がいないのです。
警備員に別な場所へと誘導されていきます。
嫌~な予感が漂い始めました・・・
そして、入り口に向かうとここで待つような指示が出ます。
待っていると、設置されていたオーロラビジョンに
ローマ法王が映し出され、演説が始まるではありませんか!
周辺では十字を切って、祈っている方たちもいます。
映像とはいえ、これは凄い!・・・と興奮するも、
この演説中は中に入ることは出来ないのでは無いかということに思い当たります。
警備員に聞いても、終了予定時刻は分からない様子。
ローマ法王のとてもありがたい演説も、私には分かるわけも無く、
ありがたく思いつつも、内部見学の最前列で一刻も早く終わることを
祈ってしまっている自分がいました・・・(汗)。
罰当たりとは思いますが、申し訳ありません。
1時間以上待ったのですが、
一向に演説が終わる様子はありません。
そして、飛行機の時間が差し迫って来るのです。
10年ぶりの想いは、思いも寄らないことに
ローマ法王に阻止されてしまいました(泣)。
後ろ髪を引かれまくりながら広場を後にして、駅へと向かいます。
時間は無いものの、悔しいので、
無理してパンテオンとトレビの泉をダッシュで見ていきました。
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ただ、これが最後のドタバタ活劇の引き金となってしまったのです。
イタリアでの電車の移動中、私の時計が狂っていたのか、
全ての場所で、3分遅れて電車は出ていました。
イタリアでは、電車は良く遅れると言うのが通説となっていますが、
結構合っているものだなあ~と感心していたほどです。
そして、空港行きの電車は、一時間に一本駅から出ているのですが、
ギリギリ駅に着き、切符を買ってホームまで行くと、
よりによって、出発時間。
3分あれば、何とか飛び乗れると思っていたら
目の前のその電車が動き出すではありませんか!
時計を見ると、やはり私の時計で定刻通りの出発の時間です。
なんとこんな時に限って、時刻どおりの出発なのです。
マンガのように飛び乗ることも出来ず、
一本乗り過ごすことになってしまいました(泣)
そして、この一時間が次なる悲劇を生みます。
そう!飛行機に乗り遅れそうになるのです!!
空港について、チケットを出すと、
既に搭乗手続きが始まっているから、急ぐように言われます。
身体チェックは、行列の中から
手続きが始まっていることをアピールして
優先的にやってもらう始末。
周辺の人に「サンキュー、ベリーマッチ!!」
と言ってきましたよ(笑)。
搭乗口が分からず、右往左往!
やっと見つけた搭乗口は、変更になっていて別な場所へ!
やっと見つけて、飛行機に乗ったのは離陸予定時刻の15分前。
おそらく一番最後の乗客だったと思います(汗)。
他にもいたのかなあ~。
息を弾ませまくっている自分が恥ずかしかったこと!
何とかたどり着いて、離陸した時はホントに安心しました。
飛行機の中で、ゆっくりと旅行を振り返ると
とても楽しかったはずなのに、苦労したことばかりが思い出されます。
無事済めば、これも良い思い出になるだろうと
自分を慰めつつ、ゆっくりと機内でくつろぐことが出来ました。
なんとかアパートにたどり着き、
その日の夕食は、実家で世話になったのですが、
これほど、安心できる所は他に無いなあ~と
心から思いましたね!
最初から最後までドタバタ活劇の旅行でしたが、
やはり、一年経った今振り返ると、良い思い出となっています。
次の正月休みは、国内を回る予定ですが、
機会があれば、ご紹介できればと思います。
一年がかりのこの南イタリア旅行記。
最後までお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。
矢川原かわら版

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