半戸外空間は生活を豊かに変える

こんばんは。
田中です。

今日は、半戸外(はんこがい)空間について、
少しお伝えしたいと思います。

ちょっと固い表現をしていますが、
簡単に言えば、屋根の掛かった外空間と言えるかと思います。

私の住む自宅兼展示場の駐車場には、
庭を楽しむための小屋「庭小屋」があります。

ここは、わずか4.5畳の和室空間とそこに付随して、
部屋より広い6帖分の屋根の掛かった土間があります。

屋根の下には、ハンモックを吊るなどして
のんびりとした空間を過ごせる場所としていますが、
これがすべての季節において、本当に心地よい場所となっています。

特に梅雨に季節はありがたさが増していますね!

屋根が掛かっていることで、雨に濡れることなく過ごせますし、
天気を気にせずに、BBQだってできます。

また、軒を深くすることで、窓を開け放っても雨が入ってこないので、
風をしっかり通すことが出来るんです!

もちろん、庭を楽しむというコンセプト通り、
室内からは四季を通して、庭の木々を楽しむことが出来ます。

春には新緑、夏に木陰、秋には紅葉、冬には雪景色なども・・・

矢川原での住まいづくりでは、
室内の間取りはもちろんですが、内と外との繋がりを大切にしています。

そのため、大きな開口の前にはなるべく深い軒を出し、
ウッドデッキなどを提案することが多いです。

上尾市で建てた薪ストーブのある平屋では、
リビングの前にウッドデッキを提案させていただきました。

柱の部分で90㎝、そこから更に90㎝の軒を出しているため、
ほぼ雨に濡れることなく、外にいることが出来ます。

雨の降っている日は、却って風情が感じられる空間にもなりますよ(*^^)v
シトシト降る雨を眺めて、コーヒーなんていかがですか?

軒を深くするということは、屋根の面積がかなり大きくなりますので、
同じ床面積でもイニシャルコストは高くなります。

仮に7.2m×7.2mの軒ゼロの四角い家があったとして、
屋根勾配を無視して考えると、屋根の面積は約51㎡(16坪)。
この周囲に90㎝の軒を出すと、屋根の面積は約81㎡(25坪)と、
なんと1.5倍以上の面積になってしまうのです。

でも軒があることで、外壁に当たる日射や雨が減り、耐久性は増してきます。
それは、メンテナンス周期を長くすることにも繋がります。
当然、家はきれいに保れることでしょう。

そして、これまで述べてきたような
居心地の良い住空間が生み出されるのです。

日々の生活に外を感じる心地よい居場所がある住まいを
私たちと一緒に考えてみませんか?

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