断熱材について

こんばんは。
矢川原の田中です。

川越市鴨田で工事中のT様邸。
先日断熱材が施工されました。

弊社が標準仕様として採用しているのは、ウレタン吹付断熱です。

なぜ、ウレタン断熱を採用しているのかというと、
気密性能の確保のしやすさがあげられると思います。

左が施工前で、右が施工後の写真となっています。
筋交いなどがすっぽり覆われて、吹付けれられているのが分かるかと思います。

こちらは別の現場の写真です。
筋交いの裏側にもきっちりと断熱材が入っているのが分かりますよね。

断熱材の施工において重要なことは、
「何を使うかよりもきちんと施工されていること」です。

グラスウール等もきちんと施工されていれば、全く問題ない断熱材ですが、
写真に見るような筋交いの裏側等は施工しにくいのです。

吹付断熱は液体を吹き付け、それが発泡することで断熱材となるので、
筋交いの裏側にもきちんと施工できるのが良い点だと考えています。

構造用合板を使用し、外壁側に筋交いが入らないようにできれば、
グラスウールでも施工は簡単で、気密性能も確保しやすいのですが、
矢川原では許容応力度計算による耐震等級3を確保することを基本としているので、
構造用合板だけでは耐力が確保しきれず、筋交いを併用する形が多くなっています。

なので、現在ではウレタンの吹付断熱を標準とさせていただいております。

ただ、これも外壁を板張り等にする場合には変わってきます。
ウレタン断熱は、グラスウールに比べ防火性能に劣るので、
外壁に木材を使用する場合には、グラスウール断熱を選択します。

現在工事中のモデルハウスは、外壁に焼杉を採用しているので、
断熱材は高性能グラスウール16Kを使用していますよ(*^^)v

袋に貼っていない断熱材を施工し、その上から気密シートを張っていきます。
丁寧に施工されているのが見てわかりますよね!
*今回は断熱施工専門業者に依頼しています。

その上で、気密測定をすることで、
気密性能がきちんと保持できているか確認します。
測定することで漏気があるところを見つけることが出来るので、
弱点となる箇所を補修できるのもありがたいところですね。

矢川原では、このような気密測定を全棟標準でおこなっていますので、
より安心した住まいをご提供できると考えています。

 

工法の有無も何が正しくて、何が間違っているかを論じるよりも、
どの工法でも施工基準に則って、きちんと施工し、
それを確認しているかどうかが大事なことだと思います。

もし、あなたが今話をしている会社さんの施工方法で分からないことがあれば、
どんどん聞いてみるのが一番です。

もし答えられなかったり、ごまかしたりするようであれば、
一度別な方の話を聞いてみるのも一つの方法だと思いますよ。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です