現場ニュース!

皆様こんばんは。
今日は、現場の様子をお伝えします。
と言いましても、結構時間の経過しているものもありますが、
筆不精の私のことですので、お許し下さい。
最初は、今日見てきた現場です。
坂戸市で計画中のお宅ですが、
やり方を昨日行いました。
2008_06150061.jpg

やり方とは、よくわからない方もいらっしゃるとは思いますが、
建物の周辺に写真のように、木材を固定し、
そこに基礎を作るための位置を記していくものです。
基礎の高さの基準にもされるので、
見た目とは裏腹に、建物を建てる上で、
ものすごく大切なものになります。
この家は、今週から杭工事、基礎工事と続けて入っていく予定です。
弊社初の薪ストーブを設置する新築住宅で、
着工前から完成が楽しみでしたが、
いよいよスタートとなります。
こちらは、前回のブログで紹介した構造見学会を行う現場の上棟風景です。
2008_06150010.jpg

これは、上棟日の工事中の写真ですので、
現在はもっと工事が進行しております。
今は、レッカー車が重たい梁を持ってくれますので、
工事の進行がものすごく早くなっています。
現場によっては、その日のうちに屋根が
終わってしまう場合もある位です。
在来木造では、躯体を組んだ後、すぐに屋根を施工するので、
雨の多い日本に適した工法だと思います。


先日、近所で、大手ハウスメーカーの軽量鉄骨での
上棟を見ておりましたが、
在来工法と異なり、床→壁→床→壁→屋根 と言った手順で
作業が進行するため、屋根の施工までに数日を要し、
何度も途中で雨に降られていました。
部材はキチンと養生されているようでしたので、
濡れることはないと思いますが、
あまり気持ちの良いものではないですね。
この点からも、在来工法が、
日本古来の施工技術であることが伺えます。
材料も無垢の素材を用いていれば、多少雨に濡れても
時間が経過することで乾燥してくるので、
それほど神経質になることはありません。
もちろん、使用する前には、シートなので養生しておくのは
当たり前で、あえて雨に濡らすようなことはしませんよ。
構造見学会は、6/21.22の二日間です。
構造にこだわりのある方は、ぜひ見に来てください。
ご来場を心よりお待ちしております。
別な現場では、杭工事を行いました。
2008_06150059.jpg

これは、乾式柱状改良工事の様子です。
地盤改良と一口に申しましても、その種類は多くあります。
また、地盤調査の結果によっても
工事の仕方が変わるのが、面倒なところです。
ですが、家を支える基礎をさらに支えるのが、
地面であり、杭なので、やはりものすごく重要です。
この現場は、杭工事をやることにはなりましたが、
比較的浅い所に、支持力のある地盤があったので、
この方法が採用されました。
重機で、穴を開け、セメントと土を混ぜ合わせ、
地中の水分で硬化することで杭となります。
水を混入しないことから、乾式工法と言います。
この他にも、コンクリートの強度の高いものを
地面に穴を開けて、水と混ぜて、杭を作る湿式工法や、
鋼管杭を地面に埋め込んでいくタイプなどがあります。
地盤改良工事は、地盤の良いところでは、
行わなくて良いものですが、
調査結果によっては、工事が必要となり、
その費用は、工事全体から見てもコストの高いものになります。
これから、土地の購入を検討されている方は、
周辺のお住まいの方や不動産業者に確認してみるのをお勧めします。
思いのほか、工事に費用が掛かることで、
思い描いた住まいが建てられなくなってしまうこともありえるからです。
ぜひ検討してみてください。
建て替えの方は、建物周辺に余裕があれば、
解体工事前でも調査をすることができます。
計画を進めるに当たって、自分の土地の状態を
確認しておくことも重要だと思います。
調査だけでも行えますので、
興味ある方は、ご連絡下さい。
大分長くなりましたが、現場の状況はこんなところです。
今後も、折を見てブログで紹介していきますので、
たまに覗いて下さい。
更新されていないときは、お許し下さい。
今後ともよろしくお願い致します。
矢川原かわら版

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