歴史ある街川越で半世紀、地域密着でやってきた私たち矢川原は山田地域を中心に、樹のぬくもりを感じ、そして末永く家族と共に歩んでいける、自分たちの夢やこだわりを叶える家をどうしたらカタチにできるかわからないと悩んでいる人たちのために、とことん親身になって相談にのり、“それぞれの想い”を重ねながら、時を経るごとに味わいを深める、裸足になってほっとするぬくもりある樹の住まいと、人生を楽しむ暮らしを提供することに生きがいを感じている工務店です。
春夏秋冬の家の作り方があります。
施主さまのご要望に応えられるように頑張ります。
【担当工事】 基礎工事
【名前】 鳶柳久保組(とびやなぎくぼぐみ)
柳久保 栄次郎(やなぎくぼ えいじろう)
【ニックネーム】 やなさん、鳶頭(かしら)
【生年月日】 1950年6月7日
【星座】 ふたご座
【血液型】 A型
【出身】 岩手県久慈市
【資格・特技】
玉掛け技能資格、とび一級技能士、職業訓練指導員
【趣味・休日の過ごし方】
最近は、あまり行っていませんが、魚釣りをします。
休日は温泉に行くことが多くあります。
建物の一番最初の部分である土台づくりをしています。
矢川原の職人さんの紹介
丁寧で親切です。
そして、職人さん同士の深い繋がりがあること。
施主さまが家を建てるのは、大変なことです。
その施主さまの想いを考えて作ることに心掛けています。
基礎工事はコンクリートで中が見えなくなりますが、色々な工程があることを知って欲しいです。
※インタビュアー:渡部 香(以下:渡)
渡)今の「鳶(とび)」のお仕事になったきっかけを教えて下さい。
柳)高いところが好きだったよね。昔は鳶って言ったら、きかなくて元気がなくちゃできなかった。
でも最初は鳶じゃなかったよ。
渡)鳶職をやる前は、何の仕事をされていたんですか。
柳)15才の頃、東京で、ガラスと建具の製造の会社で働いてた。その後いろんな工事現場で仕事して。27才の時はナイジェリアで、プレハブというかプラントのコンビナートの建物の組み立てとか。
渡)すごいですね、いろんな経験をしているんですね。
柳)それが、現地の人間を30人使って仕事するんだよ。大変だったけどね、あの経験は、人生最大の収穫だね。
あんまり暑いからって「暑さにいいのはビール飲みなさい」って言われて、月に80本ぐらい飲んでた。それが元気の源だから(笑)
渡)矢川原に関わらず、鳶職の仕事に関するこだわりとかポリシーはありますか。
柳)こだわりは、頭髪をきちっとして、スタイルも昔のかっこじゃないとね。床屋には半月に一回は行くよ。もう30年ぐらい。
身だしなみが大事なんだよ。昔は、頭(かしら)や鳶は髪なんかのばしちゃいけない決まりだったからね。
服は七分を着て、上棟式には、新しい、おろしたての足袋を履いていくのね。それはこだわり!新しい家作るんだもん、頭(かしら)が先頭だから、見本だからね。一生に一回作る家なのに汚い足袋じゃ失礼だと思うからね。
渡)お客さんにも、そういう心構えでやっているってこと伝わると思います。
うちの上棟式にも来て頂いて、「木遣り(きやり)」すごく感動しました。
渡)プライベートで趣味とかお休みの日の過ごし方を教えて下さい。
柳)川へ行って渓流釣りとか、温泉に行くことだね。後はカラオケ、演歌が好きなの。80周年記念の時に、NHKの「のど自慢」の予選出たんだよ。落ちたゃったけど。今度は100周年だ!
渡)仕事以外のことでチャレンジしてみたいことはありますか。
柳)富士山に登りたいね。足腰が大丈夫なうちに。
渡)いろんな会社のお仕事をされていて、矢川原に対してどう思いますか?
柳)矢川原の施工は木をふんだんに使うことだろ。木目、板をもっとどんどん使った方がいいよね。他でも『桧』をうたってる会社はあるけど、壁一面板張りしたりとか、これだけ使ってるところはあんまりないからね。
大黒柱もいいよな。シンボルじゃない!それが、年数経つと木の色が飴色になるのがいいんだよね。
柳久保さんは、末広町の鳶頭(とびがしら)もやられています。
川越祭りには末広町の山車の一番前で、拍子木を打っていますよ。
娘さんが現在矢川原でご新築中。素敵な家になりそうです!
(2016年5月掲載)