Tさま邸_【100年の歴史を継承した家】

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大阪格子の建具の向こうには、客室を配置。玄関の縁側風の腰掛けでは、
お客さまとお茶を飲みながらお話ができるように工夫しました。
和室にも案内しやすいように動線に配慮。

お施主さま: Tさま邸 
施工場所: 川越市山田
間取り: 4部屋+リビング+DK+土間
家族構成: ご夫婦、父親 計3人



~家づくりのエピソード~

築100年近い建物が老朽化し、工事を考えた際に、今の建物を活かしたまま工事が出来ないか考えていたそうです。ただ、規模を大きくする必要もあり、耐震性などの問題から断念。それでも愛着ある建物をただ壊すのではなく、今の建物の部材をなるべく再利用する形で工事を行うことになりました。柱や梁、建具など様々な材料が新しい建物の各所に使用され、新たな姿を見せてくれています。

 

 

IMG_8011以前の建物の玄関にあった大黒柱や差し鴨居、
建具などを磨き直して再利用しています。
プラン作成の際には、そのバランスを崩さないように配慮しました。
そして、新たに生まれた吹抜け空間は、
その建具のイメージを損なわないために手すりもデザインに凝っています。

IMG_8027吹抜けにより、明るさと開放感を確保。
近所の方との会話が弾むと嬉しいですね!

IMG_8033新旧の建具のコントラストが素敵ですね!
床の間や作り付けの仏壇のある本格的な和室です。

IMG_8053落ち着いて料理がしたいと、DKとリビングを分けて作っています。
明るくしたいとのことで、吹抜けにはハイサイドライト(高窓)を。
寒さを心配されていたので、床暖房を提案させていただきました。

IMG_8060リビングの吹抜けには、以前の建物で使用されていた古材の梁を配置。
白木調の中に古材の濃い色が良いアクセントになっていますね!

IMG_8067農家をされているので、土間がほしいと、キッチンの裏手に土間を設置。
畑から直接入れるようになっていて、
水道もついて、野菜を洗ったり、貯蔵しておくのに重宝できます。

IMG_8077高齢の親との同居でもあり、バリアフリーには配慮し、
広めのトイレとなっています。

IMG_8079ちょっと形の変わった板を見つけて、手洗いを提案。
壁厚を利用したトイレットペーパー入れもついています。

IMG_8102造作の洗面台を設置。
天板は杉の一枚板を使用し、陶器のボウルを乗せてあります。
窓が大きくとってあるのは、山好きのお客さまが山並みを眺めるのが好きだから!
大黒柱の短くした際の余った材料で、椅子を作ってみました!

IMG_8118シンプルな切妻屋根とし、落ち着いた外観です。
のちに太陽光発電を使用する計画があり、より効率的な屋根としました。
分電盤等も、後日交換を必要としないように事前に対応品を使っています。

IMG_8128玄関ポーチの屋根は以前の建物の丸桁(まるげた)を使用しています。
つなぎの梁も以前のものです。
新しい材料ともお互いの良さを活かし合って、良い佇まいになりました。

~担当者からのメッセージ~
お問い合わせいただき、初めて自宅に伺ったときに、大黒柱や建具などに目を引かれたことをよく覚えています。当初リフォームを検討するも、様々な要因から難しい状況にあり、建て替えを決意。それなら、なるべく今の建物の材料を利用したいとの要望に、プラン作りから苦労したことが懐かしいです。ですが、仕上がった後に、新旧の材料が混ざり合った住まいが違和感なく収まっている姿に、「やはり良い素材というものは、年月が経ってもなお美しいんだなぁ」と感じさせられました。100年の歴史の継承とも言える住まいです。これまでの住まい同様、お客さまに大切に使っていただけると作り手としても嬉しく思います。

 

 

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