45度の急斜面!◆川越

昨日の夜は雨が降って冷え込みましたね。
冬はそれほどではありませんが、
天候は工事の進行を左右してしまいます。

雨が降ったら何もできない、では困ってしまうし、
雨ざらしでは家も傷んでしまうので、
日本の家はまず屋根から作るようになったそうです。

在来工法っていうのはやっぱり日本の気候風土から生まれた工法なんですよね。

先日上棟した現場も、着々と工事が進んでいます。
新築現場070112-1
(1月12日撮影) こちらのお宅はお施主様の強いご要望で
英国チューダー様式の外観を取り入れています。

この様式は、屋根勾配がきついのが特徴で、
矩勾配(かねこうばい)といわれる急勾配になっています。

普通のお宅が5寸勾配くらいに対して、その倍、45度!

45度と聞いてもそんなに急?とぴんと来ない人も多いかもしれませんが、
ゲレンデで45度なら超上級者コース。
普通の人がこんなところ滑れない!と思っても30度くらいだから、
スキー、スノボをやる方なら その急角度っぷりは感じていただけるんじゃないでしょうか(^^ゞ
(ちなみに20度で中級者コースくらいです。)

だから、瓦を乗せるのも大変。
通常6寸勾配以上の屋根になると、普通の足場に加えて
安全のため屋根足場も組むようになります。
新築現場070112-2

 それ以外にもいろいろあるので普通の屋根に比べると
どうしても割高になってしまうところもありますが、
出来上がりはさすがに雰囲気があります。

完成予想はこんな感じ!
完成予想パース

2月24,25日に構造見学会を予定しています。
工事中の内部の様子、吹付充填断熱の様子などご覧いただけると思います。
詳しいことはまたご連絡しますので、お近くの方はぜひご来場下さい!

“その時”無くて困ったもの、あって良かったもの

阪神大震災から今日で12年。 …月日の流れというのは本当に早いものです。 当時はまだ学生だった私にもあの震災は印象的でした。 建築の世界でも、建物を震災前と震災後、と区別するほど 建築の耐震基準も変わったとのこと。 地震大国なのに、あの地震以降やっと震災というものについて 真剣に考え始めたように感じます。 いつ来るかわからないのが地震。 しかも、関東は東海や東京直下型地震などの不安を抱えています。 やっぱり地震に対する備え、というのは本当に大切ですよね。 緊急持ち出し袋
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さあ、上棟!!◆川越

「上棟(じょうとう)」の様子って、見たことがありますか?

基礎に土台を敷いただけの状態から、
一日(時には二日)で、屋根まで組み上がっていく様はかなり感動もの。
それもご自分の家となればなおさらだと思います。

現在建築中のお宅も、先日12月中に無事上棟致しました!
ちょっと大きな家なので、今回は二日いただいての作業。
まずスタートはこんな感じ。
061222-1

 そこから、徐々に家の形が組み上がっていきます。
061222-2
061222-3
監督、大工総動員で、職方さんにもご協力いただいての作業になります。
二日間で、ほとんど何もなかったところから、ここまで!
061222-4

基礎の状態って、なぜか小さく見えてしまうことが多く、
よくお施主様も、こんな小さくて大丈夫?
・・・なんて不安に感じる方もいるくらいなんですが、
構造だけとはいえ、建物が立ち上がると全く違って見えるから不思議です。
特に今回は、大きな家だからいつも以上に迫力があります。

これで上棟は完了。
その後、お清めをしてお施主様、施工業者のあいさつなどがあって
直会(なおらい)へと移ります。

以前はお料理やお酒などの振る舞いがあって、
ちょっと宴会っぽい(^^ゞ感じでしたが、
今はあまり本格的な上棟式のお祝いをされる方は少なくなりましたね。
皆さんでちょっと歓談をして終わりという形が増えてきたようです。

上棟が終わると屋根や大工工事のスタート。
徐々に出来上がっていく過程も面白いですよ。
それもまたご紹介していきたいと思います!

*おまけ*
061222-5
夕焼け空の中に整然と並んだ垂木がきれい・・・
ちょっと印象に残る一枚でした(*^_^*)

タンスの行方

新しい家へのご要望に「収納」を挙げる人はとても多いと思います。 押入、物入、シューズクローク、ウォークインクローゼット。 収納にもいろいろありますが、 よくご要望に出るのが、 持っているタンスを中に入れてしまいたいというご希望です。 花嫁道具だったり、いろいろな思い出が詰まっているものや 長年愛用してきて捨てるのはもったいない、でも 新しい家に古い家具は見せたくないし・・・などなど理由は様々。 続きを読む