一人一人に出来ること。

本格的に寒くなって来ましたね。 寒がりなので、ついことあるごとに暖房やヒーターの 電源を入れている自分に気が付きます。 ほんのちょっとの時間なのにもったいないかな・・・でも寒いし。 小さなことの繰り返しに反省しています。 先日近所の本屋さんで、環境問題の本がずらっと並んだコーナーを発見しました。 テレビでも特集が増えていますよね。 でもどこか他人事。 それで本当に大丈夫なんだろうか・・・と心配にもなります。 そんな中、一人一人にできることをわかりやすくまとめている方がいたので、 ぜひご紹介させてください。 ~温暖化対策のために、1日にできる事~ 2005年に批准された京都議定書において、2012年までに日本が削減すると掲げた 二酸化炭素(CO2)はマイナス6%でした。 それから僅か2年の間に、マイナス6%どころか、 日本はなんと8%も増やしてしまいます。 議長国である日本のこの失態は、 批准した国々から凄まじい批判を浴びることとなりました。 こんな話を聞くと、 「まったく!工場とかから相変わらずCO2を出しまくっているんだな。 日本って国はホントしょうがないなぁ!」 などと思う方がいるかと思いますが、とんでもない。 産業界は目標数値をしっかり達成して、確実にCO2排出を減らしているんです。 では、どこでこんなに増やしてしまったのか? 再三私は日記でお伝えしてまいりましたが、オフィス部門と家庭部門です。 オフィス部門…40%増加 家庭部門…30%増加 この増加分が、産業界の努力に冷や水を浴びせているんです。 そうです。原因は、私たちにあるんです。 家庭から出されるCO2が30%も増えただなんて、ふざけてませんか? 私は常日頃から、バーチャル・グリーン・プロジェクトの活動をしています。 よく「これだけのアクションをしたら、〇〇グラムのCO2が削減できます」という 宣伝を目にしますが、グラムで言われても私のような素人にはよく分かりません。 そこで、50年モノの杉の木のCO2吸収効果に換算したら、 そのアクションが何本分の効果があるのか、 視覚(バーチャル)に訴えて呼びかけるわけです。 これはとても好評で、そのユニーク性が評価されて環境省のホームページにも 載せられているほどです。 (私が作成したものというわけではありませんが) 一度ご覧になってみてください。よろしくお願いします。 http://giver8739.com/soho/bsdennki/i/index.htm 今回は、バーチャルではなく、敢えて数値で表してみたいと思います。 2007年、具体的な目標として政府があげているのが 「1人1日当たり1キログラム」のCO2の削減です。 これは、京都議定書の目標を達成するために、 家庭から出されるCO2の排出量を削減するための目安だそうです。 では、1人1日1キログラムのCO2を削減するためのには、 何をしたら何グラムの削減になるのかを知っていなければいけませんよね。 以下、30項目を挙げてみます。 ●リビングで 1.エアコンの暖房設定温度を22℃から20℃に下げる…96g 2.エアコンの冷房設定温度を26℃から28℃に上げる…83g 3.掃除機の使用時間を1日5分短くする…28g 4.テレビを見る時間を1日1時間減らす…13g 5.白熱電球を電球型蛍光ランプに替える…45g 6.古いエアコンを省エネタイプに買い替える…104g 7.主電源をこまめに切っておく…65g 8.携帯電話を充電したらすぐ充電器から外しておく…4g 9.デスクトップ型のパソコンの利用を1日1時間減らす…13g 10.デスクトップ型のパソコンのスクリーンセーバーを1日1時間OFFにする…14.4g ●キッチンで 11.冷蔵庫の庫内の設定温度を「強」から「中」にする…23.3g 12.冷蔵庫に物を詰め込みすぎない…16.6g 13.古い冷蔵庫を省エネタイプに買い替える…132g 14.電気ポットの保温をやめる…37g 15.給湯器の温度を40℃から38℃に下げる…29g 16.ゴミの分別を徹底し、廃プラスチックをリサイクルする…52g ●トイレ・バスルームで 17.トイレの温水洗浄便座を使わない時はフタを閉める…15g 18.トイレの温水洗浄便座の設定温度を低めにする…11g 19.シャワーの使用時間を1日1分減らす…74g 20.風呂の残り湯を洗濯に使う…7g ●外出する時は 21.マイバックを持ち歩き、省包装の野菜などを選ぶ…62g 22.水筒を持ち歩いてペットボトルの使用を削減する…6g ●車などの移動の際に 23.通勤や買い物の際にバスや鉄道、自転車を利用する…180g 24.車を運転する時、1日5分のアイドリングストップを行う…63g 25.車の運転で、発進時にふんわりアクセル「eスタート」をする…207g 26.車の運転で、加速を少なくする…73g ※家庭から出されるCO2のうち、ガソリンが27%を占めます 1日1kg…つまり1000g。いかに険しい道かが分かります。しかし… ●エネルギーシステム 27.屋上緑化を導入する…107g 28.給湯器を高効率給湯器(潜熱回収式=エコジョーズ)に買い替える…208g 29.給湯器を高効率給湯器(エコキュート)に買い替える…607g 30.太陽光発電を導入する…670g ※エコジョーズは東京ガス、エコキュートは東京電力が推奨しているものです …CO2削減の観点から見ても、ガスはオール電化には歯が立ちません。 エコキュートと太陽光発電だけで、1日1人1kgの目標をゆうに達成できますね。 いかがでしょうか? こういうことをお話しすると、 「そうね、いいことね。私はこのうちコレとソレならできるから、まずはできることから!」 などと言われます。 いつまで、そんな悠長なことを言っているのでしょう。 全て、できることではないでしょうか? オール電化(エコキュート+IHクッキングヒーター)なんて、 設置するのにお金はかからないんですから。 「できることから」なんて言ってる間に、現在地球上では、 1秒間にテニスコート20面分という驚異的な速さで 森林の砂漠化が進行しているんです。 家庭部門から出たCO2の30%増加分は、他ならぬ私たちのせいなのですから、 これを減らせるのもまた私たちの自助努力しかありません。 あるテレビ番組で、これらを真剣に実践してみた結果、 なんとCO2排出を48%も減らすことができたそうです。 私の師匠がよくこう言います。 「誰にでもできることを、誰にもできないくらいやるだけだ」 私はやります! (以上原文のまま) 私もついできる事から・・・と先延ばしにしてしまっているタイプで 読みながら恥ずかしくなってしまいましたが、 でも一つでも二つでもやらないよりやった方がいいのも確かです。 ほとんどのものは私たちの意識一つで変わるものです。 みんなで小さくても大きな一歩を踏み出しましょう! ※バーチャルグリーンプロジェクトについてはこちらでもご説明しています。 「矢川原かわら版」 ****** 励みになりますので、 ブログランキング クリックお願いします! にほんブログ村 住まいブログへ ありがとうございましたm(__)m

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