福祉住環境コーディネーターのお仕事

最近バリアフリー改装の話をいくつかいただいているので、 一応「福祉住環境コーディネーター」の資格を持っている私も お客様との打合せに参加する機会が多くなりました。 バリアフリー住宅という言葉ももう当たり前になってきてはいますが、 それは部屋ごとの段差が無い、手摺が付いている、というくらいで 基本的に健康な人が、将来に備えるといった意味合いが強いものがほとんどです。 でも、病気などで不自由を感じている方にとっては、 手摺一つとっても、本当に重要で、まさにその人の暮らしを支えるもの。 使いやすく、適正なものでなければ意味がないので打合せも慎重になります。 今お話している方は、お母様が入院中で、 退院されてからの車椅子での生活をサポートするもの。 特にトイレの改装がメインです。 出来る限りご自分でトイレを済ませたいというご本人の強い希望を叶えて、 安心して病院から帰ってきていただくために、 娘さんから伺った情報を元に車椅子でも入れるスペースや手摺の位置など いろいろ悩みながらプランを練って先日提出しました。 「病院でこれでいいか聞いてきますね。」 そう言われてちょっと緊張(^_^;) 勉強はしていても、バリアフリー改装は病気、症状や状態によって あまりにケースバイケースのことが多くて、 私のプランを専門家が見てどう思うだろう?本当に使いやすく出来てるのかしら? と心配していました。 そして昨日、別件のご用事で事務所にいらしたお客様から、 「OT(作業療法士)さんがほめてましたよ!」 ・・・と一言。 実際にご本人の状態を良く知っている方から、 「プラン的には全く問題ない」とも言っていただけて、 ホッとすると同時にとってもうれしかったです☆(*^。^*) 福祉住環境コーディネーターの仕事は、医療に関わる作業療法士さんと、 実際に施工を行う工務店とを結びつける仕事です。 例えば、トイレを広くして、手摺を付けて、といわれても、 どこの壁をどう取ったら広げることができるか、構造的には問題がないか、 広げた先の部屋の使い勝手は? 良い方、悪い方へ状況が変わった場合に対応が利くか? ・・・などなどいろいろ考えなければなりません。 この柱が取れるかどうか、は建築の専門家に聞かなきゃわからないし、 そうして広げた空間が本当にうまく機能するか、は作業療法士さんに聞かなければなりません。 その間を調整しながらプランを考える、 もちろん費用の問題もありますから、できるだけいじるところを少なくしたい。 その辺の折り合いが難しいところです(^^ゞ ある程度まとまったら、今度はケアマネージャーさんと打合せ。 介護保険でどのくらい補助が下りるか、そのための見積りや写真の用意も必要です。 実際に工事を行うのは工事監督の仕事ですが、 それがうまく機能して初めて私の仕事が終了します。 「とっても使いやすくて助かってます」 そういってもらえるように頑張らねばp(*^^*)q ※作業療法士とは 「矢川原かわら版」 ****** 励みになりますので、 ブログランキング クリックお願いします! にほんブログ村 住まいブログへ ありがとうございましたm(__)m

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