家族の個性と住まいの関係

少し前のことですが、 ちょっと面白い講座を受けてきました。 一時期、動物占いが流行ったのを覚えている方も多いことと思います。 トラ ライオン さる こじか チーター   ・   ・   ・ などなど、12の動物に例えて性格分析をするものです。 詳しいことは忘れたけど、自分の動物だけは覚えているっていう人も けっこう多いのではないでしょうか? 今回受けた講座は、その動物占い=個性心理学を ビジネスコミュニケーションに活かそうというものだったのですが、 この講師の方が、建築業もやってらして、 その動物占いを家づくりに活かそうという本を書いていらっしゃったので、 早速買って読んでみました。 「個性」を知れば良い家は建つ (山本善幸著) 占い、なんて聞くと、うさんくさい、と思ってしまう人もかなりいるようですが、 四柱推命などを基にした古くからある性格分析、心理学の一種で、 とっつきやすいように、かわいらしい動物に例えているだけのこと。 けっこう真面目な学問のようです(^^ゞ 興味のある方はぜひ一読していただきたいですが、 私が印象に残ったのは、 性格分析で一緒に暮らす家族全員を調べてから そのグループの性質に合わせて家を建てると、 トラブルが減って皆が心地よく暮らせる家ができるという点です。 12の動物を大きく別けて「月」「地球」「太陽」の 3つのグループに分けられるのですが、 例えば、両親が「個」を大切にする「地球」タイプだと、 子供の独立心育成を願って、 プライバシーを重視する子供部屋をつくったりします。 でももしそのお子さんが、親とはタイプが違って、 親と一緒に過ごすことで安心し、愛情を感じる「月」タイプの場合、 独立心を養うための間取りは、 その子にとっては親の愛情を感じられないと思ってしまう家になるというんです。 通常、家づくりは、世帯主であるご主人や奥様、ご両親などとお話をして行いますが、 大きなお子様ならともかく、小さなお子様の意見までは さすがにこちらでは確認していません。 子供が成長したときの性格は、たぶん親でも全てはわからないでしょうから、 そういう意味で家族全員の性格分析をしておく、というのは 1つの手がかりになって面白いのではないかと思いました。 考えてみると、私は家族と過ごしたい「月」のグループですが、 弟は”個”を大切にする「地球」のグループ。 常に家族がわいわいしている家を独立して一人暮らしを始めてからは、 前よりも悠々自適に暮らしを楽しんでいる気がしますしね。 けっこういろんな人を見ていると、 当たってて面白いですよ(*^^)v どんな家にしようか家族の意見がまとまらなくて決めかねている方、 一度調べてみませんか?

「矢川原かわら版」

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