窓と家具の関係

世間に入りましたが、今日も雨・・・ 今年は梅雨が長くなるようですね。 日照時間が短いため野菜の価格が上がってきているみたいで これも困ります(ーー;) 「日照」という意味で言えば、日本人は世界的に見ても かなり日当りにとてもうるさい民族なんじゃないでしょうか? もともと日照時間の短いイギリスや北欧などの国では、 短い夏を大切にしますが、 住まいを見ると普段の日当りには あまりこだわっていないような気もします。 昔好きだった「赤毛のアン」(カナダ)の中でも かわいらしい小さな窓がついた部屋が出てきましたが、 あんな小さな窓一つでは、きっと日本人は 「暗い!」と文句を言うんじゃないでしょうか(^^ゞ 昔の日本の家屋は、部屋と部屋が襖や障子で仕切られ、 広くしたいときには建具を取り外して空間を広げることも出来る けっこう機能的な造りでした。 小さな家でも暮らせたのは、机を出せば食事室、布団を敷けば寝室、 片付けて広く使えば子供の遊び場にでもなるような 応用力があったからなんでしょうね。 でもそれは家具が少なかったからともいえます。 寝室にはベッドや机を置き、居間にはソファーやテレビなどの家電、 ちゃぶ台とは違って片付けられないダイニングテーブルにイス。 サイドボードも必要です。 家具が西洋化してきて部屋には物があふれてきました。 そうして最近困った問題が出ています。 日本人は平均的に日当りを良くする”窓”が大好きで、 出来れば”掃きだし窓”、それが無理でもなるべく大きい窓を 各部屋に2つはつけて風通りを良くしたいと考える人がとても多いです。 湿気の多い日本では、それは確かに必要なことではあるんですけど、 要望どおりに掃きだし窓を多用してしまうと、 いざ引っ越してから、ベッドはどこに置くの?机は? ・・・という部屋になってしまいかねません。 家具を置くための壁が足りないんです。 特に子供部屋は広さの割りに家具が多いから、配置計画は重要。 ですから、もし”掃きだし窓”がつけられても、 “腰窓”への変更をご提案することもよくあります。 外国であれだけの家具を並べて生活できたのは、 実は窓が小さくて壁面が多いからじゃないかと私は勝手に解釈しています。 ・・・あながち間違いじゃないと思うんですが。 間取りを考え、家具配置を考え、それに合わせて窓配置や コンセント、スイッチの位置なんかも決めていく。 寝室一つとっても家づくりってけっこう考えること多いんですよね~ まぁそれが楽しみの一つでもありますが(^^ゞ 「矢川原かわら版」 ****** 励みになりますので、 ブログランキング クリックお願いします! にほんブログ村 住まいブログへ ありがとうございましたm(__)m

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