停電時の太陽光発電

東日本大震災から、今日でちょうど3週間が過ぎました。 あっという間だったような気もするし、 ずいぶん経ったような気もするし… 何とも言えない気分の3週間でした。 ここ川越近辺では比較的大きな被害は出ていないようすではありますが、 計画停電などもあり、落ち着かない日々を送っていらっしゃる方も 多いことと思います。 毎日計画停電についての報道をチェックするのが日課となっていますが、 ここ何日かは暖かくなってきたせいか見送られることが多く、 ちょっとホッとしています。 明日以降の実施もしばらく見送られるみたいですね。 被災地のことを考えたら贅沢は言っていられないと思うものの、 停電になると、どうにも仕事にならないのは困りものではあります。 そんな中、停電のことが話題になった時、 「太陽光発電を入れてる人はいいよね。昼間の間は電気が使えるから」 と言っている人がいて、「あれ?」と思いました。 確かにけっこう勘違いされている人も多いかもしれないですね~(^_^;) 太陽光発電が入っていれば、 停電しても休まず電気が使えるというイメージがありますが、 実は、たとえ太陽光パネルがついて、外が晴れていても、 停電時には普通のお宅と同じように停電してしまうんです。 ちょっとわかりにくいんですが、理由を簡単にご説明すると、 太陽光パネルが発電した電気はそのままでは使えない直流電流というものなので、 それをパワーコンディショナーという装置を通して、 家庭で使える交流電流に変換しています。 でもこのパワーコンディショナーは通常、発電した電気ではなく、 電力会社から来る一般の家庭用電源から電気を供給されて動いているので、 停電すると当然止まってしまいます。 そのため、太陽光パネルがどんなに発電していても電気が使えない、 ということになってしまうんです。 それじゃ太陽光発電は、停電時全く役に立たないのか、 というともちろんそんな訳ではありません。 停電時に使用できる特別なコンセントがあるんです。 場所はお施主様と相談の上決めていますが、 太陽光発電を取りつけられた方の家には必ずどこかに1ヶ所、 このコンセントを設置しています。 このコンセントを使えば、太陽光パネルが発電している間、 パワーコンディショナーの機種にもよりますが 最大1500W程度の電気を使うことが出来るという訳です。 ちなみに1500Wで何が出来るかというと、


○冷蔵庫   150-600W ○トースター 1000W ○電子レンジ 1300W ○炊飯器   1300W(炊飯時) ○コタツ   600W ○液晶テレビ 150W ○ノートパソコン 50-150W など     ※使用する電気機器の機種によっても異なります。


…という感じ。 重要なのはこのコンセントをどこにつけるか、ということになりますが、 私なら迷わずLDK、それも出来れば冷蔵庫近辺ですね(^.^) 計画停電で何が一番気になるって、 冷蔵庫の中身ですから(^^ゞ これから真夏の電力ピーク時に計画停電が行われるようなことがあれば、 昼間の一番気温が高い時に冷蔵庫の電力が生きてるっていうのは とても大きいです。 キッチン周辺にあれば、ちょっとした電気調理器も使えますし。 あとは残った電力分で延長コードで扇風機?という感じでしょうか(*^_^*) もちろん考え方は人それぞれでしょうけど、 たかが1500W、されど1500w。 災害時や停電時に使えるこの電力は、とっても大きいと思います。 太陽光発電にはずっと憧れていましたが、 残念ながら予算の関係もあり、 今建てている家には設置を見送ってしまいましたが、 やっぱりいずれは設置したいなーと改めて思いました(*^_^*) そんな余裕がいつできるかはわかりませんけどね~(笑) そうそう! ちなみに、この非常用コンセントですが、 停電したら自動で使えるという訳ではなく、 手動でパワーコンディショナーの設定を 「自立運転モード」へ切り替えていただく必要があります。 さらに、停電復旧時には、「自立運転」から「連系運転モード」へ 再度切り替えることも忘れないようにしなければなりません。 すでに設置されている方は、いざという時あわてないように、 パワーコンディショナーの位置や切り替え方法を ご家族全員で確認しておくといいですね(*^_^*) ****** 木の家、そして自分らしい家作りにご興味のある方は ぜひこちら↓もクリックして下さい!(*^^)v 「矢川原かわら版」 ****** 励みになりますので、 ブログランキング クリックお願いします! にほんブログ村 住まいブログへ ありがとうございました

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