今日は1月17日。
阪神淡路大震災から30年という節目ということもあり、
ニュースなどでも取り上げられていますね。
最近朝ドラで描かれていたので、
改めて思い出す機会も多かったのですが、
当時学生だった私の周囲でも、
ボランティアのために関西に行くという友人がいたり、
父親が自衛隊で派遣されたといった話を聞いたり、
なによりテレビ等で報道された地震の被害映像等は
印象深く、記憶に残っています。
その後も東日本大震災や熊本地震、昨年の能登半島地震など、
大きな地震が各地で起こっていて・・・
本当に決して他人事ではないですよね(+_+)
こんな話題になるたびに、地震保険に入っているのか、
その必要性は?・・・なんて話が出たりしますが、
地震保険の本当の目的って意外と知られていないんじゃないかと思います。
火災保険は、火事になった時、または建物に被害があった時に
修繕費用や建替え資金等を補填するものですが、
そもそも地震保険って、最大でも火災保険の50%までしかかけられませんよね。
2000万円の火災保険に入っていても、
地震保険は最大1000万円までしかかけられないとすると、
申し訳ないけど満額下りたとしても、建替え資金には全然足りません。
それではなぜこんな「補償の足りない保険」が存在するかというと、
地震保険の一番の目的は、
「被災者の生活再建のための資金を提供する」ことにあるからです。
地震により、建物や家財を失った場合、損害が認定されると
まとまった保険金を受け取ることができます。
保険金の使途は自由で、当面の生活費はもちろん、
病気やけがの治療費、住宅ローンの支払い、引っ越し資金など
幅広い用途に利用することができるんです。
火災保険の場合は、ここを直すからいくらかかります、
って見積書を提出して、保険会社で承認されてお金が出ても、
基本その見積り通りにしか使えないというのに対して、
地震保険は何に使っても良いという
この自由度の高さが特徴の一つと言えます。
だから、「家が古いから地震保険なんて入る意味ない」
という方もいますが、それはちょっと違っていて、
例えば・・・
●いざという時に身を寄せられるような家族や親せきがいない
●貯金(生活予備資金)が少ない
●住宅ローンの残債が多い
こういった方は、地震保険に入っていた方が良い、ということになるんです。
保険料も年々値上がりしているし、物価高も止まらないし、
少しでも経費を削減したい、と考えている方も多いかもしれませんが、
いざという時のお金の備え、という意味で、
地震保険についてはよーく検討していただければと思います。
もし火災保険や地震保険の見直しについてご相談がありましたら、
お気軽にご連絡ください。