古材の太鼓梁の取り付け^_^

どーも!大工のていちゃんです。

先日、手起こしで上棟したH様邸。

この現場は手伝いとして入った現場ですが、工事を進めていく中で、古材梁を取り付けする仕事をやらせていただきました☆

使う2本の古材の太鼓梁。会社にストックしてあったものだそう。

図面で位置と高さを確認。取り付けした時の水平の墨を基準墨として打ちます。表面は仕上げ加工がしてあるので養生テープを貼ってその上に墨を打ちました。

馬鹿棒を使って長さをとり両木口を打った墨に対してカネ(直角)に切り落とします。

次に芯墨を基準墨から垂直に立ち上げて決めるんですが、流石に古材だけあってかなりネジレが凄い(≧∀≦)

まぁこれが味があっていいんでしょうね^_^

取り付けだ時にどんな風に見えるのかをイメージしながら芯墨を決め、一度担当している堀内大工さんに納まりを確認。

2本とも家の中心部から外周部にかかってくる古材梁。1本だけは中心部側がちょうどロフトの壁の出隅部分で、ロフト階段の登り降りで目につく場所。

こっち側にネジレ分の斜めな感じを持ってこないで壁と垂直を揃えるようにして外周側をネジレを持っていくようにやってと堀内大工さん。

その辺の判断は即答で、さすがだと思いました!

確かにそうだなと思い、加工前だったので芯墨変更。両側とも桁、柱の横から入れ込むので大入れ加工。

こんな感じになりました^_^

太鼓梁って普通の平角と違って迫力がありますよね。

実は加工するのも平角の梁より太鼓梁の方が楽しいんですよ!

家の中にこういうのがあるって憧れます(*^^*)

 

都会の雰囲気を味わった^_^

どーも!大工のていちゃんです。

つい先日、東京ビッグサイトで行われていたE-Tokyo Festival 2024というイベントに行ってきました。

 

目的は最近妻が気になっている5人組男性アーティスト「Da-iCE」のミニライブをそのイベント内でやるというので観に行くため。

長女も最近一緒にDVDやYouTubeなどで見ているらしくワンフレーズを口ずさんでみたり、「私はね、〇〇君がいいんだ〜」と。やっぱ女の子ですね。

自分も家に帰ると、また聞いてるよと思いながら。実はなんとなく覚えちゃっているんですが…(・_・;

そういうのもあって今回Google MAP検索ではなく、久々に都会方面に出かけました^_^

長男は部活動のため行かなかったのですが。昼前に出発。

近くに到着するとイベント中もあったせいか駐車禁止になっているところが多く、少し遠めなところに。

天気も良く、歩道なのか橋なのかよく分からないところを歩き始め、

こんな景観。子供たちも広々しているので、大はしゃぎで走りまくっていました。

ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

そんな様子を見て、たまには都会の方も良いもんだなあと感じました。

東京ビッグサイトに近づいて行くと「あ〜ていちゃんの道具あるよ〜!」と子供たち。

見ると…

ノコギリが地面を切っているアートが!

おおっ!かなり大きくて柄の部分が赤くて鮮やか。かなり存在感がありました。

そして東京ビッグサイトの前まで来て見上げるとこんな感じ。

大きすぎて写真には入りませんでした(・_・;

ほんとこの周辺には変わったり建物ばかりで見ているだけでも面白い。

住んでいても飽きないそんな住宅造っていきたいです。ふと思ってしまいました^_^

この景観のなかなか変わったデザインを住宅に取り入れるのは不可能かも知れませんが、何か参考になるんじゃないかと思って目に焼き付けておくことにします。

このあと「Da-iCE」のミニライブを堪能しましたがこういうのってメチャクチャ久しぶりだし、親近感が湧いたしすごく感動しました。しかもこのイベント自体も入場無料だったのですごくお得でした^_^

帰りまた駐車場まで歩いて行くと今度はこんな夜景。

すごく綺麗でした。

帰って来てから気づいたのが東京オリンピックの聖火台が東京ビッグサイトの近くにあったこと。

あ〜見てくれば良かった(>_<)残念!

 

 

 

カルタと言えば…

どーも!大工のていちゃんです。

1番下の長女も来年から小学生。最近兄2人の真似をして、宿題やらなきゃ!と数字の練習やあいうえおの練習が増えた気がします。

そんなこともありここ何日か、自分が帰宅すると「ていちゃん、カルタやろ〜!」と言ってくるので相手をしてあげてます。

タブレットやテレビでYouTubeを見たりすることが増えてきてますが、自分が子供の頃はTVゲームはありましたが、時代の流れでカルタ遊び忘れられて来ている気がします。

幼稚園で使ってたやつを卒園式も間近なので持ち帰ってきたらしく、それがこんなカルタ。

読むのはまだ少し苦手なようなので、読み札を読んで娘が取るって感じ。自分も読んでる途中から取る感じでふざけてますが(^^)、娘にとっていい勉強になっているじゃないかなぁ〜(^。^)

自分も子供の頃、カルタにはすごく親しみがありました。知っている人は知っていると思いますが地元群馬ではお馴染みの郷土カルタ、「上毛かるた」。

群馬で生まれ育った人は全員知ってます。今はどうかはわかりませんが、小学校時にはカルタの練習もあり大会まであるんですよ。

学校の勉強より好きだったなぁ〜(笑)

読み札も暗記しているので、「あ」あさまのいたずら…や.「つ」つるまうかたちの…と大人になった今でもほぼ答えられますよ(笑)

ちょっと前ですが実家の方に帰ったときに上毛かるたの観光スポットが出来たというので行ってみました。

こんな感じのところ。小学校時代を思い出して懐かしく感じましたね(^。^)

自分の中ではカルタと言えば「上毛かるた」っすね〜(^。^)

 

 

視点を変えてみる(°_°)

どーも!大工のていちゃんです。

リノベーション工事が終わり新たな生活がスタートしたばかりのI様邸。

ちょっとした補修工事があったので数時間でしたが先日行って来ました。

完全に仕上がってからお伺いするのは初めて。

最後の仕上がりが見れなかったので気にはなっていたのですが、もう住まわれているので補修工事が終わった後、数枚ですが写真撮らせて頂きました。

ずっと前にブログで紹介した同寸角同士のたすき掛け筋交い。

この感じが…

こんな風になりました。オシャレですよね(>_<)

奥様から、あとこれなんですけどね〜と言い始めると…あの時、綺麗にしてもらった椅子ですよ!

I様邸の工事中、何度も足を運んで下さっている最中、奥様から、ちょっと古くなってしまったし捨てるのももったいないので、綺麗に出来ないかなって思ってるものがあるんですよ〜。ということだったので、じゃあ今度来る時持って来て下さいよ。何かのついででやっちゃいますから!と持って来られた木製の小さな椅子。

全体的にペーパーをかけただけで、あとは汚れ防止にも塗装した方がいいですけどね。と手渡したんですが、見事に塗装もされていて鉢植えの台になっていました。

なんだか嬉しかったなあ^_^

帰り際、息子さんから吹き抜けの梁ってぶら下がって懸垂しても大丈夫ですか?との質問。

おおっ!そんな発想もあるな☆と視点を変えてみるのも面白いなと、若い子に気づかされました(^^)

元々、2階の床を支えていた骨組み。2階床を剥がして補強を施し吹き抜けとした場所。骨組み自体は、いじっていないし、どんな構造になっているのかを説明。骨組みが落ちてくることはないから大丈夫と。

息子さんくれぐれも怪我はしないようにして下さいね!

とこんな感じでしたが、住まわれてから気づくことも沢山あると思うので、また意見が聞けたらいいなと思っています。

 

 

 

 

 

 

サッシのアングルピース

どーも!大工のていちゃんです。

床の増し貼り(既存床の上に新しい床板を重ねて貼る工事)を施工しました。

広縁だったのですが掃き出しサッシが2箇所。まず和室との境の敷居の方から貼り始め、最後掃き出しサッシの際でアングルで納めました。

で、自分がいつも気を遣うところがあって、新しく貼る床板が無垢材の時に限って、掃き出しサッシのある時はアングルピースの厚み分をシャクって(溝を突いて)床板と平らになるようにしています。

これはあくまでも自分の考えなのですが、   アングルピースの下に床板をただ差し込むとアングルピース分の段差ができるので、ホコリなどがそこにこびりついて黒くなってしまったり、歩く際もわずか数ミリ程度ですが気になる人はいると思うのでそうしています。

話は違いますが、

バリアフリーの基準が3ミリ以下というのもあり、玄関框や階段上がり框、床見切りなど床に関しては、なるべく平らか、1ミリで抑えてます。

足裏の感覚って結構敏感なので床を造るときは、特に気を遣っています。

ただ、新しく貼る床板が合板フローリングの場合は、シャクってしまうと地が見えてしまい、日が当たっていたり、湿気や水がかかったりを繰り返していると、すぐ劣化し、めくれてしまう。

それなのでシャクらずアングルピースの下に差し込むようにしてるんですけどね…。

状況に合わせてその辺は変えています。

アングルピース付きのサッシの場合、基本、掃き出しサッシの両脇と上枠やそれ以外の窓枠は、シャクる必要はないのでそのまま差し込むようにしています。

でもやっぱり造るときは現場の状況に合わせることですかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春の訪れ☆彡

どーも!大工のていちゃんです。

先日はすごい大雪でしたね。

次の日も積もったままでしたが主要道路は何とか凍らず、車の通りもそこそこあったので仕事に行ったんですが、帰ってくると家の前に雪だるまが2体も!

これは間違えなく長女だなと思い、妻に聞いてみると一緒に作ったらしい。

相当面白がって作ったみたいで、可愛くできてる(^^)ほっぺを真っ赤にして爆睡していました(^^)

地元群馬に居る時は毎年たくさん降る日が何日かはありました。

埼玉に住んで15年近く経ちますがこっちは降らないなぁ〜ってつくづく思います。

珍しく今回のようにドカ雪が降ると懐かしく感じますね。

次の日からは晴天で朝から晴れていたのでこんな写真撮ってみました。

自宅にある3種類の梅の木。

庭に植える場所もないので赤と白の花が咲く木は鉢植えにして小さく毎年楽しんでいますが、今年も蕾を付けてポツポツと咲き始めています。

ごくまれですが、梅の実が1つだけなる年もあります(^^)

そして唯一庭に植えたロウバイ。こちらは毎年沢山の花を咲かせてくれます。

ロウバイの香り、いい匂いですよね。

柄にもないですが…癒されるんだよな〜(*´꒳`*)

なんとなくですが冬から春を感じる今日この頃です(^^)

 

 

 

 

 

煙突囲い工事 🔲

どーも!大工のていちゃんです。

先日から始まったI様邸改装工事。

薪ストーブを設置するということで和室を解体して半分近くを土間に。

解体工事も壊すところ残すところを確認しながら進めて行きました。

解体もほぼ終わり、お客様と監督、薪ストーブ屋さんと打ち合わせ後、煙突を通すための煙突囲い工事に取り掛かりました。

新築と違い、解体してみないと中の構造がわからないのでどうなるのかなってところはありましたが、太鼓梁をかわすギリギリのところで位置を決めました。

僕自身、煙突囲い工事は矢川原に入社して初。煙突工事は何回か見てきましたが、監督と薪ストーブ屋さんに確認をとりながら進めて行きます。

天井下地を途中まで組んで、土間からレーザーで立ち上げた墨を下地に写し、壁仕上がりからの煙突の位置が決まっているので、もう一度確認。

開口部をガッチリと造りました。

そこから水平器で垂木に墨を立ち上げ、既存の野地板に四つ角の墨を出しました。

週間天気をメチャクチャ気にしながら、瓦を剥がします。工事中、雨が降ったら大変ですからね。

瓦が中途半端にならないか、瓦割りを確認して中からキリで四つ角を穴あけ。

開口!

天井下地時に組んだ木枠の上に角材を使って組んで行きます。

煙突囲いを屋根へどのくらい伸ばすか、もらった図面を見ながら薪ストーブ屋さんに確認し、骨組み完成!

外側はコンパネを貼りフェルトで包み、上部には仮の蓋を載せてひとまず終了。今度は内部から仕上げて行きます。

断熱材を入れ、コンパネを貼り、最後ケイカル板を貼って終了。

雨仕舞いもあるので、外部の水上側に雪割りというものを板金屋さんと相談して造り、両脇に捨て谷を入れてもらいました。

最後、瓦屋さんに瓦を納めてもらい、雨仕舞い終了。これで一安心です。

煙突囲いが完成しました!

煙突本体が入るとどんな感じになるんだろう。仕上がりが楽しみです!

 

〜規格寸法〜

どーも!大工のていちゃんです。

挨拶すごく遅れましたが(苦笑)

明けましておめでとうございます。

年明け早々の仕事で前回ブログで紹介したO様邸の酒瓶ディスプレイ棚を造りました。前日に木取り塗装をやって準備しておき、採寸→加工→組み立て→取り付けで1日で何とか終了。

こんな感じになりました。

自分は付き合い程度でしかお酒は飲まないのでよくわからなかったのですが、四合瓶、一升瓶…

瓶の規格寸法があるってことがわかりました。

違う現場でしたが以前トイレットペーパー棚を造った時もトイレットペーパーに規格寸法を調べながらやったのを思い出しました。

せっかく造ったのに入らない…使いづらい…ってならないように常にアンテナを張って仕事をしていきたいです。

今回の酒瓶ディスプレイ棚、お客様にすごく喜んでいただき、造った日のうちに瓶を飾りはじめたのを知ったので、満足して頂いたんだなと受け取りました(^^)

それに加えて1番下がスリッパ置き場だったのですが奥様と相談して横桟の位置を決めていて、ちょうどいい桟の角度をなかなか見つけられなかったので今後の自分の課題です。

こんな感じで今年スタートしましたが皆様よろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

 

久々に訪問☆第2弾☆

どーも!大工のていちゃんです。

約1年前、リノベーション工事をさせてもらったO様邸。

先日、酒瓶ディスプレイ棚をお願いされたようで社長から図面をもらったし、前々からお邪魔させてもらおうかなと思っていたし、良いタイミングだったので、訪問する機会をつくりました。

リノベーション工事が終わってから1回だけ寄らせて頂いたことがありましたが、それから約1年ぶり。

O様ご夫婦共に暖かく迎えていただき、すごく快適に過ごせてますよー^_^との事。

すごく安心しました☆

コーヒーをご馳走になりながら、会話しているなかで、特にイチオシしていたのが猫ちゃんトイレを一緒の場所にしたこと。

手洗いカウンターの下に猫ちゃんトイレを設置して使われていました。

お客様が来て使用する際は、カーテンを下げておいて見えなくする工夫も。

気になる臭いも一緒の場所にすることで解消されたとのこと。

「これは他の人にもオススメした方がいいよ!」とご主人。お気に入りの様子でした^_^

大工工事終了時はこんな感じでした。

 

それと1年前にブログで紹介した、TVボード上の棚。アクリル板の建具が入って良い感じになっていました。

花柄の取手も1個1個色が違ってオシャレですよね^_^

お客様が製作されたとのこと。自分が造った続きをお客様が仕上げる。アシストできた感じで何とも嬉しいですね^_^

今度造る酒瓶ディスプレイ棚の予定地。建具が引き込みで戸袋になっている場所。酒瓶を飾られたらオシャレになりそうで、また仕上がりが楽しみです♪

今回も意見や感想がお客様から聞けてよかったです。一つ一つの声を参考にしながら今後も勉強していきたいですね!^_^

 

 

 

 

枕棚を長年試行錯誤中!

どーも!大工のていちゃんです。

現在リノベーション工事を進めているI様邸。枕棚の取り付けを始める際、社長から前框をもう少し薄くできない?ということだったけどので今回こんな風にやってみたので紹介します。

矢川原だと奥と両側に受けを廻して21ミリシナランバーの分をしゃくった(切り欠いた)前框を取り付け、シナランバーを乗せてゾウキンズリ(小さな幅木)を打ち付けて造ります。

 

前框に関して、今回はクローゼットの間口寸法(横幅の寸法)が6尺(約1820ミリ)の場所90ミリ、4.5尺(1365ミリ)の場所75ミリ、3尺(910ミリ)の場所は65ミリに造ってみました。

いつもは全部寸法は揃えて造ってしまうのですが、これは自分の考えですが6尺以上ある場合は前框が90ミリくらいないとシナランバーの前がたわんでしまう可能性があるのでそれ以上薄くできないと考え、6尺以下のところは大丈夫だと思って今回そうさせてもらいました。

↓左側が間口寸法3尺、右側が間口寸法6尺

↓左側が間口寸法3尺、右側が間口寸法4.5尺

写真だとさほど変わらないかもですが3尺と6尺は何となく分かると思います(^。^)

また下にハンガーパイプを取り付ける為、前框の下端と側受け、奥の受けの下端をそろえるようにしました。

こうすることでハンガーをかける時に前框が邪魔にならず、スムーズにかけられると思います。

後はお客様が生活し始めて使いやすいか使いづらいか意見を聞きたいですよね。

他の会社でも色々な材料、納め方で造ってきましたが、枕棚の見た目に関しては25年近く大工をやっていますが、実はまだ納得いっていないんですよ(>_<)

前框と上に乗せる板だけが見えて仕上がっているのがシンプルかつスッキリしていて1番見た目が良いと思っています。

ですが、どうしてもクローゼット内部の壁の通りであったり、カネ(直角)が本当にピッタリのことなんてほぼほぼなく微妙に隙間ができてしまうので、ゾウキンズリ(小さい幅木)を打ち付けて納めるやり方になってしまいます。

そうすると両脇のゾウキンズリの木口が正面からだと見えてしまう、あまり木口は見えない方が綺麗なので、面を大きめに取ったり、斜めに落としてみたり…。

棚受け兼ゾウキンズリみたいな材料を加工して先に壁に取り付け、棚板をはめ込み式にして造ったこともありますが、棚板をはめ込む時に少し緩めにしておかないと、めくれたり潰れてしまったりしてしまう、でもそうするとビスや釘で棚板をとめた時に上が下に隙間ができてしまう。

色々試しながら探して納得いくやり方を見つけられたらスッキリするんだろうな〜。

一生勉強です!