どうする?蓄電池

来月からまた電気料金が値上げされるそうですね(~_~;)
様々なものが値上げラッシュで、
「またか・・・」と頭が痛いです。

我が家は太陽光発電を取り入れているので、
日中の電力はほぼ買わずに済みますし、
余った分は売電も出来ているので
ありがたいのですが・・・

ご存知の方も多いかと思いますが、この売電、
買取額は太陽光設置当時の金額で固定されているのですが、
10年経つと、その固定価格買取制度(FIT)が終了してしまい、
一気に価格が下がってしまいます。
この卒FITともいわれるこの固定価格の終了が、
ウチは今年の10月に迫って来てしまっているんです((+_+))

これまで1kwh 38円(2013年設置)だった買取り額が、
おそらく8~10円程度になるとのこと。

電気料金は上がる一方、買取額はいきなり下がる・・・

せっかく発電した電気を安い価格で売り払い、
高い電気を買わなければならないのって、なんか悔しいですよね~(^^;)

となると出てくる対策としては、昼の電気をいかにうまく活用するか。
・・・ということで、矢川原かわら版の3月号でもご紹介した
おひさまエコキュートなどが有効になってくるのですが、
ウチは少し前にエコキュートの故障から、
既に新しいものへ交換してしまっているので、この案は使えず・・・

あとは蓄電池くらいしかないなぁと、思っていた矢先、
太陽光を設置した業者さんから、点検訪問のご連絡がありました。

点検のついでにと、当然卒FITの話にもなり、
(恐らくこちらの話がメインです(笑))
蓄電池設置のシュミレーションをしませんか?というご提案があったので、
渡りに船とありがたくお願いすることに。

改めて先日、担当と専門の方と2人で来てくださって、
ウチの発電状況、電気の使用量、今後の電気料金のことなど
いろいろ詳しくお話を伺うことができました。

 

・・・・・・

このところ電気料金の高騰で、改めて使用状況や電気使用明細などを
自分でもチェックしていたのですが、
その内訳に「燃料費調整費」とか「再エネ発電賦課金」とかがあるの、
ご存知でしたか?

「燃料費調整費」は、電気を作る燃料の調達にかかる費用の変動を、
電気料金にコンスタントに反映するために設けられた料金

日本の電気は、およそ7割が火力発電によって作られていますが、
火力発電には原油・石炭・LNGといった燃料が必要で、
日本にはこれらの燃料がないため、輸入をしなければなりません。
この燃料の輸入価格は、国際情勢や為替レートによって
絶えず変化してしまうため、その燃料調達コストの変動を
毎月の電気料金にすばやく反映させているのが
燃料費調整費ということのようです。

 

対して、「再エネ発電賦課金」は、
「再生エネルギー発電促進賦課金」
の略語で、
電気を利用するすべての世帯で電気代とは別に徴収されるお金のこと。
徴収された電力会社を通して国へ集められ、太陽光、風力、水力などの
再エネ(再生可能なエネルギー)を普及させるために活用されます。

 

どちらも必要なのはわかるし仕方ないのですが、
情勢等により変動するものなだけに、
特に燃料費調整費はこのコロナ禍やらいろんな状況でどんどん値上がりしていて、
2020年1月には1kwhあたり「-2.06円」だったものが、
2023年の1月には「13.04円」になっているんです!
4月には「10.25円」、5月には「9.21円」と
少し下がってきているみたいですが、
どちらにしても以前とは大きな差ですよね。

再エネ発電賦課金も徐々に上がっていて、2023年4月は「3.45円」でした。

これが電気代にどう影響するかというと、
ちょっとよく分かりにくいのですが、

例えば、今年の4月に電気料金が1kwh25円の時間帯に200kwh使ったとして、
(※電気料金はあくまで参考です。)
単純に、200×25=5000円 にはならず、
200×(25+10.25+3.45)=200×38.7=7740円 になっているということ。

これが一昨年の2021年4月だと、もし電気料金が一緒だったとしても
200×(25-4.32+3.36)=200×24.04=4808円 だった訳です。

節電して、昨年比の電気使用量が減っているにも拘わらず、
電気代が去年よりも高くなっているのは、
単純に電気料金だけの値上げの問題じゃなかった、ということなんですよね。

逆にもし蓄電池を使って、家で発電した電気を自分で使うことができたら、
その分の電気を買わなくて済むことになるので、
自家消費できる電気のkwh数×(電気料金+燃料費調整費+再エネ賦課金)
=蓄電池による電気代節約効果
となる訳で・・・

 

こうした事情を踏まえて、蓄電池のお話を聞いたんですが、
数年前に設備屋さんに、蓄電池ってどうなんでしょう?と聞いた時の返答は、
「災害時の安心を取るならありだけど、
 電気代を考えて元を取るには価格が高すぎる」というものだったのに対し、

多少蓄電池の値段が以前より下がってきていること、
昨今の電気代の値上がり幅が大きすぎること等を考えると、
蓄電池導入資金の分割支払額(15年払い)と、
導入したことで減額が見込める電気代の差額が思った以上に小さく、
今後さらに電気代が値上がりすると、
とんとん、もしくは逆転する可能性も出てきているようなんです。

もちろん、現在の発電量や使い方等の条件は各家庭によって違うので
一概には言えないんですけどね。

ただウチは太陽光におあつらえ向きな南向き切妻屋根という
好条件のおかげか、想像していた以上に
「これなら行けそう?」という数字が出てきてしまい・・・
参考までに、のつもりが急に話が現実味を帯びてきてしまって、
逆にあせっています。
いくら元が取れそうとはいっても、高い買い物ですからねぇ(;^ω^)

でも補助金の関係もあってあまり先延ばしにはできないし、
週末にはご連絡します、と言われているので、
それまでにちゃんと結論を出さないと~~((+_+))

さあ、どうする?どうする?蓄電池!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA