こんばんは。
田中です。
このところ、自宅でもある展示場を
ご案内させていただく機会が増えています。
その度に掃除をしなければならないのが
ちょっと大変ではありますが、
おかげさまで家が綺麗になるので、
掃除の良いキッカケを貰っていると考えています(*^^)v
さて、今日のタイトル
「住まいを体験する」としてみました。
まず住まいづくりを検討した方がまず行うというのが
ハウスメーカーによる総合展示場を見学に行くことだと言われています。
もちろん、勉強になることは間違いないのですが、
建てられている建物は、70坪、80坪あるような大きなものがほとんどで、
実際にこのような家に住む人がどれほどいるのだろうかと
考えてしまうようなものばかり。
そんな展示場に対し、
矢川原の展示場は、実際に私が家族と住んでいる家です(;^_^A
30坪程度の大きさで、築17年と年数も割と経過しています。
そんな展示場ですが、
ご案内させていただくと評判は結構良いです(笑)
「生活が見えることで、実感が湧きやすい。」
「無垢の木を使った場合のその後の様子がよくわかる。」
などと言っていただくことが多いです。
お話をさせていただくのも、
普段私がご飯を食べているダイニングテーブルです。
私は建物を見学する上で大切なことは、
見るのではなく、生活を体験することだと考えています。
実際にそれは難しいことではありますが、
一つ簡単に住まいを体験する方法として、
座ってみることがあげられると思います。
人は住まいでずっと立ち続けていることはあり得ません。
なので実際に座ってみて、そこから見える建物の様子や
窓の外に広がる景色に目を向けてみて下さい。
間違いなく、そこにはその住まいでの生活があります。
ダイニングの椅子からキッチンを見てみることで、
そこにいる奥さまの姿を思い浮かべます。
ソファから庭を見ることで、
外の景色や子供たちの遊ぶ姿が見えてくるかもしれません。
そこに通りを歩く人ばかりが目についたとしたら、
それはあまりよい建物とは言えないかもしれません。
どんなに性能が良くても、カーテンを閉めっぱなしの生活は
息苦しいものではないでしょうか?
そうならないように配慮するのが設計だと考えています。
総合展示場は建物しかないので、外との関係を読み取るものが
ほぼ存在しないことになるので、そこで出来る体験があまりありません。
ご来場いただいた方々と、そのようなお話をしながら、
ゆっくりと腰を落ち着けて、建物を見ていただいています。
離れとして作ってある「庭小屋」は人気があります。
庭を楽しむための小屋である「庭小屋」でのんびりしてもらいます。
*写真は春・秋に撮ったものです。
下の写真にある照明の下にある木で作った背もたれは、
庭を眺めるためのものです。
お客様にも実際に寄りかかってもらい、
「すっと座っていられる」などと喜んでいただきました(*^^)v
お子さまはウチの娘と仲良くテレビの前でしたが…(笑)
それぞれの居場所からの景色には気を使っています。
やっぱのんびりと心落ち着かせて寛ぎたいですからね!
玄関からみる坪庭はダイニングからも眺めることが出来ますが、
お客様との視線はずれるようにしています。
2階ホールからはこんな景色が眺められるので、ベンチも作ってみました。
廊下の突き当りにこんな緑があれば、絵を飾る必要もないかもしれませんね。
書斎からものんびり緑が楽しめます。
実際に座ってみて、その空間を肌で感じてみること、
それを意識しながら、建物を見てみるといつもと違った視点で
建物を体感できるかもしれません。
ゆっくりと座ってみる!
住まいを体験する方法として、ぜひやってみて下さい。