月明かりのような柔らかい光を・・・

こんばんは。
田中です。

富士見市のH様邸が期間限定展示場として
オープンしてから約半月が経ちました。

期待してほど来場がないのが残念ですが、
見てくれた方は一様に感心してくださり、
「すごく広く感じるね~」と言ってくださります。

設計に携わるものとして、能力が足らないのかもしれませんが、
実際にその場に身を置いてみないとわからないものが
あるのも事実だと思います。

ぜひ、多くの方にみて、
その空間を肌で感じて欲しいですね~。

さて、今回のタイトルは、
「月明かりのような柔らかい光を・・・」となっていますが、
何のこと?って思うと思います(笑)

これは、植栽を照らす照明のことです。

植栽を照らす照明というと、
イメージするのは下から照らすアッパーライトを
思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

実際、それもとてもきれいだと思うのですが、
今回の現場では、あえて上から木々を照らしているのです。

アプローチとなる飛び石や道路に植栽の影が落ちて、
何とも美しいと思いませんか?

この灯りは2階窓付近の外壁につけて、下を照らしています。

造園家「荻野寿也」の著書
「美しい住まいの緑」85のレシピ

この本の中で書かれている言葉を
このブログのタイトルとさせていただきました。

自然界には存在しないアッパーライトではなく、
夜空に浮かぶ月に照らされた木々をイメージして、
照明計画をしてみようというものです。

実際、計画段階から決めておかないと、
照明器具を設置することが出来ないので、
注意が必要です。

工事が終わってからでは、
配線も器具の設置もできなくなってしまいます・・・(;^_^A

足場のあるうちに照明をつけて、
方向を決めて設置しますが、結果がわかるのはだいぶ先・・・。

この日、ようやくライトをつけた姿を目にすることが出来ました(#^.^#)

早速、H様に写真を送ったら、
「ライト付けてもらって正解でした!」と
喜びのコメントをいただくことが出来ました(*^^)v

仕事が終わり、家に着いた時、
「お帰り」と家が言ってくれているような優しい灯り。

家に帰るのが楽しくなるような住まいとなってくれたら、
こんな嬉しいことはありません。

矢川原が作りたいものは
家ではなく、「あなたの暮らし」です。

「あなたとあなたの大切な家族との暮らし」を
私たちと一緒に一緒に作ってみませんか?

こちらの建物は、12月半ばまで見学可能です。
興味を持ってくれた方はぜひお問い合わせください。

天竜焼杉の家 ついに完成オープン!

こんばんは。
田中です。

富士見市で建築中だった「天竜焼杉の家」がついに完成し、
10/12より期間限定展示場としてオープン致しました(≧▽≦)

真っ黒な焼杉に破風板や戸袋・ガレージなどは塗装木材として、
落ち着いた佇まいの住まい。

飛び石を配置して、木々を潜り抜ける何とも色っぽいアプローチ

土間は左官屋さんの手による洗い出し床
そしてその先には無垢の木を使った玄関ドアが待っています。

取っ手はお客様こだわりの真鍮製。
そして玄関を入るとスイッチも真鍮製をチョイス!

コックピットのようなスイッチで「トグルスイッチ」と言います。
なんかワクワクしますよね。

廊下の突き当りには洗面所があるのですが、
視線が抜ける先には庭の緑が目に飛び込んでくるように配置

洗面所は造作として、ガス乾燥機「カンタくん」も設置されています。

気になる排湿筒もきれいに隠しましたよ(*^^)v

お風呂はTOTOのハーフユニットバスにして、壁・天井は檜の板張り
見る人がみんなが旅館みたいだね~と驚かれます。

1階の主寝室はデッキに面していて、反対側には大容量の収納棚があります。

デッキに出ると、ウッドフェンスで目隠しをしつつ、
植栽と景石で庭を作っています。
小さいながら、ちょっと落ち着く空間
外干しスペースでもありますが、もったいないくらいですね(笑)

寝室隣のファミリークローゼットの中には、床下エアコンを設置。
これ一台で、家中が温まりますよ(*^^)v

階段を上がると正面にはキッチンがあり、
その左右にリビングとダイニングがあります。

古材の梁が空間の良いアクセントになっていますね

リビング側は、アイランドプロファイルの木製サッシを使用し、
テレビ台の下の間接照明が空間をやさしく照らしてくれます。

窓にはガラリ戸と障子があり、その時の状況で光を調節することもできます。

通りに抜けた窓は、通称「永田格子」と呼ばれる格子戸を設置、
光と影を楽しむことのできる窓としています。

キッチンはⅡ型配置。
ガス側はシステムキッチンを造作風にカスタマイズし、
シンク側は大工の手による造作としています。

引出の隙間はちょっと残工事があるので、後で見えなくなります(;^_^A

シンク下にはゴミ箱スペースがあり、食洗器はミーレを設置。
奥にはパントリーもありますよ(*^^)v

キッチンの隣には、オープンスペースがあります。
ここは将来子供部屋にすることを想定してますが、
当面はご夫婦のフリースペースであり、
子供が生まれたら、キッズスペースとして活躍するであろう場所

ダイニングは、屋根のかかるベランダと一体感を持って使う計画。
外には網が入った格子戸があるため、虫を気にせずに使用できます。

片隅にはベンチも造作し、ここで本を読んだり、
コーヒーやお酒を飲んでも楽しそう(#^.^#)

網付きガラリ戸を閉めて、室内側のガラス戸を開ければ、
ダイニングにいる人と会話をしながら、
BBQだってできちゃいそうです!

この家にはロフトまでついています。
うちの子供は見学に来たら、ロフトにまっしぐらでしたね(笑)

リビング側は2畳の畳スペース。
この狭さがかえって落ち着きます。

リビングを見下ろすと、こんな感じ。
なんかかわいらしい景色ですね(#^.^#)

反対側は大容量の収納スペースとなっています。

敷地面積30坪に容積率が80%までという厳しい敷地条件。

最大延床で24坪までという厳しい条件下ですが、
無駄を省き、様々な工夫を凝らすことで、
狭さを感じない空間ができたのではないかと考えています。

図面を見るだけでは分からないこの広さを伝えるのには、
やはり実際に来て、空間を感じていただくのが一番です。

12月半ばまでの期間限定展示場です。
ご予約フォームが弊社ホームページにありますので、
興味を持ってくれた方は、ぜひ見にいらしてください。

多くの方に見ていただけると嬉しいでね。

嬉しい言葉 in武蔵村山市

こんばんは。
田中です。

今日は久しぶりに武蔵村山市のK様邸に現場を見に行くことが出来ました。

普段は1週間に一度は現場を見て歩くのですが、
仕事が立て込んでいたことと、片道1時間15分
(矢川原にしては結構遠いほう・・・)かかることで、
つい足が遠のき、なんと3週間ぶりの現場確認でした。

こんなに空けることが出来たのも、
経過報告をまめに写真で送ってくれる棟梁樋口のおかげです。
ひたすら感謝<m(__)m>

とはいえ、直接見ないとわからないこともいっぱいあるので、
現場に行くのは大事ですね。

2階ダイニングはロフトへとつながる勾配天井で、
今回はK様のご要望でラワンベニヤで仕上げています。

矢川原では天井に板を貼るときは、
無垢の杉板かシナベニヤで仕上げることが多いので、
普段とはちょっと違う感じです。

少し落ち着いたトーンになっていて、
壁が仕上がると、良い感じの雰囲気になりそうです。

ロフトへの階段もつきました!
天井板に合わせて、こちらはラワンの無垢材で階段を作っています。
ロフトに上がれて、K様のお子様も大喜びだったそうです(≧▽≦)

造作家具もあちこちにだいぶできていて、
いかに自分が現場に来ていないか突き付けられます(;^_^A

大工工事の様子は棟梁である樋口のブログを見て貰うのが一番ですね。
日々の変化や大工の考えていることを知ることが出来るので、
お客様以上に私が楽しんでいる自信があります(笑)

面白いので、ぜひ見てください。

そして、今日のタイトルである「嬉しい言葉」とは・・・

1週間ほど前のことだそうです。

棟梁樋口共に現場に入っていることの多かった大工の下平(しもたい)。
他の現場に回ることになり、今日で現場に来るのが最後だと伝えたところ。

K様のお子さんが「大工さんがいないの寂しい・・・」
と泣きだしてしまったそうです(;´Д`)

「1週間たった今でも、思い出し泣きをしているときがあるんですよ!」

K様の奥様は「私も樋口さんいなくなったら泣くかも・・・」。
また、手伝いでウチの現場に来てくれている大工のSさんには
『「最後の日は絶対に教えてくださいね!」って言ったんですよ!』

ですって!
これをお聞きして、正直めちゃくちゃ嬉しかったです!

家は大工がいなくては建ちません。
私がどんなに頑張って設計しても、私には家を建てることが出来ないからです。

そんな大工たちが、お客様の良い関係を築いてくれて、
それを嬉しそうに語ってくれるお客様と話ができる。

これ以上の喜びは中々ないです。
自分が褒められるよりずっと嬉しいですね。

これからも自分も現場に入る職人も皆がお客様と良い関係を築くことが出来るように仕事を進めていければと思います。

最後に現場の養生の裏側に猫を発見!
K様のお子様が描いたのかな~。
とても上手なので、お母さんと一緒に描いたのかな~

その様子を想像してしまい、嬉しくて思わずパシャリ!

まだまだ工事は続きますが、
もうちょっと現場に行けるようにしたいので、
いつも以上に頑張っていきたいと思います。

植栽によって驚くほど住まいは変わります!

こんばんは。
田中です。

昨日と今日の二日間。
珍しく現場仕事に終始いたしました。

それというのも、富士見市で建築中のH様邸の造園工事が行われるからです。

楽しみにしていたこの日。
天気予報はがっつり雨予報でしたが、
ほぼ曇りの二日間となり、
なんとか予定通りに工事を終えることが出来ました(≧▽≦)

朝8時に造園屋さんが現場に到着。

軽く剪定をしてから立てていきます。
監督岸田と大工の下平が指導を受けながら挑戦中。

仮置きして向きや位置を確認していきます。
この作業が一番楽しいかも(笑)

ウッドフェンスに囲まれた内部の木はユニックで吊り上げて入れていきます。

2階に上がって窓からどのように見える確認中。
右にしたり、左にしたり、逆に向けたりしながら、
どの位置が一番良いか決めていきます。

今回は、アプローチに飛び石を選択したので、
いつもより大きな石が多いです。

私はとても持てませんでしたが、
造園屋さんは一人で移動。力が違いすぎる・・・(;^_^A
ただ、設置は石を少しずつ動かしながらの作業になるので本当に大変そうでした。

空いている場所には川砂利を撒き、駐車場前にも砕石を撒きます。
この作業が一番体に来る(;^_^A
でも敷き終わるとやっぱりきれいになりますね。

普段することのない仕事で、体が悲鳴を上げていますが、
終わった姿を見ると、「やって良かった」と心から思います。

写真を並べると、差が歴然ですね。
天竜焼杉に木々の緑がよく映えています。

アプローチは自然石の飛び石
周りには苔をあしらって、木々を潜り抜けるようなアプローチに。
何とも色っぽい感じになりました(#^.^#)
ファンランドスケープの宮澤様。お疲れさまでした<m(__)m>

苔を付ける作業は、どんどんイメージが変わるので好きなのですが、
私が足りない資材の購入に動いているときにいつも終わってしまう(;^_^A

玄関にはガレージから続く屋根が掛かっていますが、
そこには鎖樋として、タニタスタンダード「エンスイ」を採用。
流れる水音が美しく、雨が降るのが楽しみになりそう。

家庭という言葉が、
「家」と「庭」という字から作られるということだけでも
いかに住まいにとって木々が重要なことがわかるかと思います。

人は木々があることで、
揺れる葉に風を、葉の変化に季節の移ろいを感じることが出来ます。

2階リビングのこちらは2階からも木々を楽しめるように
高めの木を植えさせていただきました。

延べ床面積24坪という決して大きくない建物では、
視線が外に伸びていくようにすることで、空間がより広く感じることが出来ます。

矢川原が作りたいものは、
家ではなく、「あなたの暮らし」です。

私たちと一緒にあなたの暮らしづくりをしてみませんか?

こちらの建物は10月12日より
展示場として約2か月間ご覧いただくことが可能です。

ご興味のある方は、ぜひ見に来てください。
弊社HPにお申込みフォームがございますので、
ご確認お願い申し上げます。

そとん壁とは

こんにちは。
田中です。

武蔵村山市で工事中のK様邸。

外壁には「そとん壁」という材料を使っています。
会社HPはこちらです。

「そとん壁」とは何か?
100%自然素材で、高い防水性と透湿性を併せ持つ外壁材で、
材料にはシラスと呼ばれる素材を用いています。

高い防水性能を持ちつつ、一定量の水をしみこませることが出来る
特性があることで、気化熱作用から「打ち水」と同じように
建物内外の温度上昇を抑制する効果も発揮してくれます。

ちなみに「シラス」とは、九州南部一帯の厚い地層に分布する
細粒の軽石や火山灰を指します。
これが降り積もってできたのがシラス台地と呼ばれるものですね。

無機質の天然セラミック素材となるので、
紫外線や風雨による退色・劣化が起きにくいのも特徴の一つ。

K様邸では、「かき落とし」仕上げとしています。
塗った後にブラシで表面を落として凹凸を出していく仕上げ方です。
せっかく塗ったシラスを落としてしまうのはちょっともったいないですけど(;^_^A

K様の奥様がかき落とし作業に挑戦中!
私は立ち会うことが出来なかったのですが、
作業中とても良い香りが立ち上っていたそうです。
(K様 談)

色々な意味で性能が高い素材ですが、
最大の魅力はやはりその質感ですね!
単純に格好いい!

木部に塗装したこれも天然素材の「柿渋」と
外壁のマッチングがとてもきれいです。

ずっと楽しみにしていたので、
足場が取れたときは本当にうれしかったですね~(≧▽≦)

外壁の素材としては、高価なものとなりますが、
自然素材での住まいづくりをすすめる弊社にとっても
とても魅力的な素材です。

これからも機会があれば、ご提案していきたいと思います。

外部は一段落した感はありますが、
内部はまだまだ大工工事がかかりそうです。
ですが、どんどん形が見えてきて、こちらもいい感じになってきています。

引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

ウッドフェンスの隙間寸法

こんにちは。
田中です。

富士見市で建築中のH様邸。
先日ウッドフェンスの隙間寸法について打合せをしました。

施工されたフェンスをみて、
隙間が広く感じ、目隠しの効果がないのではないかと不安を感じたそうです。

こちらのフェンスの隙間は45㎜となっています。
確かにこれだけでは目隠し効果は薄いかもしれません。

ですが、今回はこの後に植栽を施すことになっています。

打合せのために用意した写真がこちら。

これは弊社の自宅兼展示場のウッドフェンスの写真です。
外から撮ったものと中から撮ったものの2種類。
実はこの隙間寸法は60㎜となっていて、H様邸より広いくらい。

植栽があることで、どれくらい見えて、どれくらい隠れるのかを
確認してもらうために用意しました。

H様邸は展示場より道路や隣家に近いこともあって、
45㎜間隔と少し狭くする判断をしています。

これ以下の寸法にすることも簡単なのですが、
H様邸のウッドデッキはフェンスに囲まれてしまうので、
フェンス内部に植えられる植栽や
中で過ごす人のためにもなるべく風が抜けるようにしたい。

こんな考えを伝えると、H様にもご納得いただけ、
そのままの寸法で工事を進めていくことになりました。

プランもそうですが、なぜそうなっているのか?という理由がある場合には、
それをキチンと伝えることが大事なことなんだな~と改めて感じましたね。

私の感覚で決めてしまったり、
過去行った現場での寸法をそのまま使ってしまうこともあるので、
全てにおいて、意味があるのかというとそうでもないのですが、
その場合は、設計士としての私の感覚を信じてくださいとお伝えするしか
ないですかね(;^_^A

今回の状況とは異なり、フェンスが全体を取り囲むものではなく、
風が抜ける状況にあれば、フェンスの隙間はもっと狭くしても良いと思います。

それぞれの状況で、求める形も変わってくるので、
一つ一つ確認を取って進むことが重要になりますね。

天竜焼杉の家が大工工事終了!!

こんばんは。
田中です。

富士見市で新築中の「天竜焼杉の家」の大工工事がおおむね完了しました。
外部ではウッドデッキの施工が進んでいます。

2階LDKのこちらの住まい。
明るく開放感のある2階となっています。

左の写真がダイニング側から、右の写真がリビング側から見たものです。
階段とキッチンを中心にリビングとダイニングを分ける構成。
勾配天井と古材の梁が空間の良いアクセントになっているでしょ(#^.^#)

リビング側には、ロフトもついていて、
2畳の畳コーナーと奥は収納として活用します。

階段が少し変わっていて、互い違い足を上げて上がっていきます。
わずか90センチと省スペースの中で上がることが出来るのに、
階段の踏む場所がはしごみたいに狭くならないのが特徴!

そして手すりを一工夫してあります。
ちょうどロープを掴んで上るイメージで
真ん中に手を入れるところを作ってみました。

格段に上りやすくなりましたよ(*^^)v
手摺も目立たず、意匠性も良くなったのではないかと自画自賛(笑)

モデルみたいなまっすぐな階段の方が見た目は良いですが、
空間をあまり使わないのはやはり魅力的。
今後の定番になるかもしれませんね(#^.^#)

そして今回は一つ発見がありました!

リビングのTVボードを造作したのですが、
窓台が肘掛けとなり、外を眺めるにも良し、家の中も見渡すことが出来る。
また、風を感じることもできてとても居心地がよい!

そして向かいのソファに座る人とお喋りするのに
ちょうどよい距離感なのです。

設計当初、想定していなかったところに
居場所があったことに対し、
すごく嬉しい発見のような、少し恥ずかしいような・・・(笑)

矢川原が作りたいものは、
家ではなく、「あなたの暮らし」です。

自分の想定していなかった居場所を
住む人であるお客様が発見していくというのは
やはり嬉しいものです。

家族と共に紡がれている「あなたの暮らし」。
そのお手伝いが出来れば、何よりの喜びですね。

 

何も言わなくても私たちの好みを分かってくれる!

こんばんは。
田中です。

お盆休み終盤に関東に迫ってきた台風は、
ここ埼玉では大きな影響を及ぼすには至らず、
ホッと胸を撫でおろしていますが、
その代わり、台風一過の猛暑がすごいですね(;゚Д゚)

皆様いかがお過ごしでしょうか?

武蔵村山市で工事中のK様邸。
工事の方は順調に進んでいます。

そんな中、お盆休み前ですが、
現場でお客様と打合せ中の時、

カラマツの床とコルクタイルの真鍮製の見切りを見て、
今回のブログのタイトルとした
「何も言わなくても私たちの好みを分かってくれる!」という
とてもうれしいお言葉を頂戴しました(*^^)v

打合せ期間が2年超となったK様邸。
その間に多くの話をしてきました。

打合せが長いことは良いことばかりとは言えませんが、
お互いを知るという意味では、やはりプラスになりますよね。

床見切り材という些細なところでしたが、
お客様に喜んで頂ける選択をできたことをうれしく思います。

ちなみに打合せが長いことが良いことばかりではないと言ったのは、
情報が多くなりすぎて、自分たちの住まいづくりにおいて
大事にしていたことを見失ってしまうことがあるからです。

多くの情報に飲み込まれてしまい、せっかくの住まいづくりを
楽しむことが出来なくなってしまったらもったいないですよね!

自分の選んだ施工会社を信頼して、
皆が幸せになれる住まいづくりができることを祈っています。

さて、そんなK様邸ですが外回りも良い感じになってきています。

準防火地域という条件の中、
縁側には化粧垂木とした深い軒の屋根がかかり、
これから作っていくことになる庭を眺める場所となります。

ウチとソトをつなぐ中間領域として、
気持ちよさそうな居場所になりそうです。

この住まいの裏には小さな公園があり、そこにある大きな杉の木。
K様にとって思い出深い木だそうで、
「この木の見える居場所を作りたい」という言葉は、
私の設計の手がかりにもなっています。

そして、建物手前のお地蔵様の小さなお堂。
これは私が勝手に意識したのですが、
屋根の見え方をちょっと合わせてあります。

裏手の杉の木と小さなお堂と一緒にたたずむ姿が、
この住まいの一番見てほしい姿ですね(#^.^#)

外部はモルタルの下塗りが終了し、
お盆明けより「そとん壁」の仕上げがスタートしたとのこと。

矢川原では初めての事例となる「そとん壁」
仕上がりが本当に楽しみです。

引き続き、お客様が喜んでくれるようなご提案をしていきたいものです。

工事の様子は、随時ブログに書いていきたいと思っているので、
たまに(笑)覗いてみてください。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

天竜焼杉の家の足場が外れました!

こんばんは。
田中です。

毎度楽しみなこの瞬間!
先日、富士見市で工事中の「天竜焼杉の家」の
足場がついに外れました(*^^)v

いい感じになっております。
そしてガレージの中は、焼杉だと服が真っ黒になってしまうので、
杉板を塗装して納めていきます。

あえて黒くしなかったことで、ここもアクセントなって、
全体のバランスを取ってくれています。

まだまだ先ですが、
天竜焼杉の真っ黒な外壁は、
植栽が施されると、本当に緑が映えるのです。
楽しみだな~(#^.^#)

こちらの住まいは、外壁以外にもこだわり満載!

こちらは2階リビングに取り付けた古材の梁。
勾配天井の良いアクセントになっています。
屋の断熱材には、セルロースファイバーを使っています。

先日行った気密測定では、C値1.0となりました。
ものすごくとは言えない数値ですが、
まあ目標値クリアにホッとしました。

その後内装工事も進み、
床にはオークの無垢材を張っています。

天井は杉の無垢板です。

まだまだ先ですが、お風呂にはハーフユニットバスを使って、
壁・天井には檜の無垢板を貼りますよ!

こちらの住まいはお引渡し前の3か月間。
矢川原の展示場として公開させていただけることになっています。

敷地30坪に建つ約24坪の小さな住まいとは思えないほど、
解放感に溢れています。

素材のこだわりもいっぱいで、見どころ満載です。

興味のある方はぜひ見にいらしてください。
完成時はもちろんですが、工事中も随時ご案内しますので、
是非お声掛けくださいね(*^^)v

KKB(工務店による工務店のための勉強会)参加

こんばんは。
田中です。

先日、二日間の時間をもらって、
大阪・神戸に勉強会に参加してきました。

勉強会の名前は、「KKB」といいます。
「工務店による工務店のための勉強会」の頭文字を取ったものです。

コロナの前に入会させていたのですが、
コロナになり、対面での会が開けていなかったのですが、
昨年末あたりから、やっと対面での勉強会が開けるようになりました。

着工まで数年待ちという超有名工務店が多く参加していて、
自分なんかが入っていていいのか?という思いはありますが、
だからこそ、得られるものは多いはず!
少しでも何かを得てきたいと考え、参加しています。

今回は、全国から42名の方が参加し、
大阪・神戸の3社の工務店の視察をさせていただきました。

輝建設様
シーエッチ建築工房様
大塚工務店様

自社のモデルだけでなく、OB様邸まで拝見させていただくことができ、
この大所帯を受け入れてくださるだけで、
お客様との関係性がいかに良いかがよくわかりますね。

古民家再生による事務所兼モデル
大阪の街を見下ろす傾斜地に立つ新築物件
ロケーション抜群の敷地に建つ設計社員の自邸
池畔にある事務所兼モデルハウス
複数分譲の中で、ルールを定めた街づくりといえる土地からの新築

そのどれもが一つの工務店とは思えないほどの規模の事業であり、
その一つ一つのクオリティがめちゃくちゃ高い。

ひたすら圧倒されていました。

輝建設様
写真NGもあるので、一部のみ
文化財にもなる建物を再生して事務所にしています。
そして伊礼智氏のi-worksにも参加しているそうです。

シーエッチ建築工房様
2棟ともロケーションが最高でしたが、その生かし方見事でした。
ずっとため息が漏れてました(;^_^A

大塚工務店様
多棟分譲地を一社のみで展開しているだけですごいですが、
建築に際し敷地利用のルールを作り、街づくりをしています。
建築の施工ルールも確立されていて、見習うところばかりでした。
現在半分ほどしか建っていないので、街が完成したらぜひまた見たい!

使っている材も様々、納まりも様々ですが、
その一つ一つが本当に参考になることが多かったです。

敷地を生かすこと、ルールを作ること、すぐに真似したくなる内容もあり、
もっともっと自社の仕様を煮詰めないと、とても真似できないこともありました。

今思うことは、勉強することの大切さを改めて嚙み締めています。
思い切って、参加してよかったと心から思います。

ここで得たものをしっかりと咀嚼して、少しずつでも自分の会社に
反映できるようにしていきたいと思います。

今回、ご協力いただいた
輝建設様
シーエッチ建築工房様
大塚工務店様

そして、この会の企画・運営をしてくださった
COMODO建築工房様

本当にありがとうございました。

 

 

久しぶりの瓦屋根。そして耐震等級について

こんにちは。
田中です。

武蔵村山市で新築中のK様邸
上棟から1月が経過し、だいぶ外部の形が見えてきました。

屋根は久しぶりの瓦屋根。
それも「いぶし瓦」となっています。

釉薬瓦の様な艶はないのですが、
葺き終わった姿は何とも色っぽい(#^.^#)

いぶし瓦は、釉薬瓦に比べると撥水効果が少なくなりますが、
給水した水分が気化することで、打ち水のような効果も発揮するそうです。

鋼板屋根に比べ、空気層も多いことから断熱的にも効果が生まれてきます。
耐久性も抜群に高いので、おすすめの屋根材ですよ!

では、なぜ瓦屋根は最近少なくなっているのか?

デザインについては、好みもあるのでコメントは控えますが、
大きな理由の一つに耐震性があると思います。

コロニアルやガルバニウム鋼板の屋根に比べ、重量があることで、
同じ間取りで、耐震等級3を目指すには必要な壁量が多くなります。
プランの自由度が減るというのが欠点といえるでしょう。

ですが、気に入った間取りで瓦屋根が可能だと考えればどうでしょうか?

耐久性は高く、断熱性能というと語弊があるかもしれませんが、
空気層により夏対策としても効果を発揮してくれます。
数ある屋根材の中で、メンテナンス周期は一番長くなる素材です。

大事になってくるのは、きちんと構造計算をすること。
瓦屋根の重量に耐えることができる住まいにすればよいのです。

大きな地震が起きると、被害のあった映像が流れる中で、
瓦屋根の住まいが倒れてしまっている映像が目に入ってきます。

まだ、耐震基準すら曖昧だった時代はもちろん、
耐震基準ができてからも、木造2階建てでは構造計算の義務はありませんでした。
ここで、ようやく構造計算の義務化がスタートします。

矢川原では、数年前から全棟で許容応力度計算による構造計算を行い、
工事を進めています。

今回の住まいも、瓦屋根としましたが、耐震等級3・断熱等級6を確保し、
長期優良住宅の認定を取得しています。

コーナーに窓を配置して大きな解放感を安心感を持って
得ることがができるのも構造計算をしているからこそですね。

上の写真は2階のダイニングですが、勾配天井となった空間の
コーナー部分に窓を配置することで、「視線の抜け」を確保しました。
ここに座った時に遠くに山並みを望み、穏やかな時間が流れてくれることを
イメージしながら設計した場所です。

住まいづくりにおいて、大工の経験と知恵はものすごく大事です。
しかし、それだけではなく、そこに計算に基づく安心が加わることで、
プランニングの自由度が増し、より心地よい暮らしができると
矢川原では考えています。

家ができてから、何ができるのか考えるのではなく、
あなたのしたいことから住まいづくりを考えてみませんか?

矢川原が作りたいものは、
家ではなく、「あなたの暮らし」です。

私たちと一緒に「あなたの暮らし」を作ってみませんか?

 

我が家の小さな設計士(笑)

こんにちは。
田中です。

お絵かきが大好きな長女。

先日、家で図面を少し描いていた時に、
隣にいた長女が、「私も書きたい!」というので、
図面を描くための紙を渡したところ、
出来上がったのがこちらの絵。

どうやら今住んでいる家のようです。
2階の丸窓が我が家を連想させてくれます。

リンゴの木とあるのは、多分ジューンベリーですね(笑)

玄関があって、勝手口があって、キッチン、テレビ、
冷蔵庫、エアコンも書いてあります。
文字で説明されているのが、分かりやすくてありがたい(笑)

庭では、笑顔で縄跳びをする長女がいます。

大体配置もあっているんですよ(*^▽^*)

ブロック遊びで家を作ったり、
おままごとでも色々と部屋の名前が出てきます。

こういった絵を見ていると、
土日はほぼ仕事のため、丸一日を一緒にいることが
年に数回だけという父ですが、
仕事をしている姿が子供に楽しそうに見えているのかな~と
感じることが出来ました。

最近会ったちょっと嬉しい出来事。

そして、今後も楽しそうに仕事をしている姿を見せることが
出来るように、より頑張りたいと思います。

ついに天竜焼杉が張られました!

こんばんは。
田中です。

前回のブログから2週間も経っていました。
中々更新できず申し訳ありません。

そんな状況ではありますが、現場は順調に進んでおります。

富士見市で工事中の「天竜焼杉の家」。
ついにその天竜焼杉が張られました(^_^)v

道行く人に見てほしくて、
一面だけ養生シートを剝がしてしまいました(笑)

矢川原では、モデル兼私の自邸に続く、2棟目の施工。
いや~やっぱり格好いいですね(笑)

ビルトインガレージから玄関まで続く下屋は、
水平ラインを整え
建物の重心を下げること(プロポーションの意味です)を目的としています。
決して重くするという意味ではありません(笑)

もちろん、意匠ばかりを意識しているわけではありません。
ビルトインガレージから下屋をつなげることで、
雨にぬれずに玄関までたどり着けるということも
目的の一つとなっています。

外観はいい感じになったかな~と思っています(#^^#)

そして焼杉のジョイントを上から化粧で止める釘は
真鍮釘を使っています。

値段はちょっとお高いのですが、
やはり経年美のある美しい素材で、
実は、お客様こだわりの玄関ドアの取っ手も真鍮なんですよ!

施工するとき、大工は釘を留める位置に
糸を張ってそれに合わせて留めていきます。

地味な事ですが、これをすることで釘の位置が
ピシッと揃うので、見た目がグッとよくなるんですよ(^_^)v

こういう小さなところを丁寧に行うことって大事ですよね。
指示しなくても気を使って工事が進んでいくことが嬉しいです。

これから雨樋を付けたり、
雨戸の戸袋部分の板を張れば、足場を外すことが出来ます。

今からめちゃくちゃ楽しみです(#^^#)

インスタで矢川原さんを見つけた!

こんにちは。
田中です。

GW明け早々に武蔵村山市で上棟となったK様邸。
およそ2年前の電話でのお問い合わせから打合せとなったのですが、
そもそものキッカケが「インスタグラムで矢川原さんを見つけた!」
というものでした。

建築家「伊礼智氏の建築が好きだ」というK様。
私が伊礼氏が講師を務める住宅デザイン学校で学んでいたこと、
実際に建てている建物のテイストが近いこともあり、お声掛けいただいたそうです。

インスタグラムは、その時点で始めてから半年ほどたっていましたが、
その効果を実感したことはなかったので、
その話を聞いた時は本当に嬉しかったですね~ヽ(^。^)ノ

問い合わせから自宅兼展示場をご見学いただき、
最初の出会いから2年以上が過ぎ、ついに先日上棟となりました。

やはり感慨深いものがありましたね~

建物もこだわりがいっぱいです。

外壁には高千穂シラスを使った「そとん壁」
防水性と透湿性を兼ね備えた塗り壁素材

屋根にはいぶし瓦を使います。
また、準防火地域という条件の中で、
化粧垂木と化粧野地という仕上げ

玄関にもユダ木工の木製玄関引戸を使い、
外部にも木のテイストをふんだんに出していく予定です。

性能面でも十分な性能を確保しています。

許容応力度計算による耐震等級3
構造材は埼玉県県産材をフル活用

サッシは木製サッシ、YKKのAPW330と430を併用。
断熱材はセルロースファイバーを使用し、
UA値0.39 断熱等級6

矢川原では構造計算も温熱計算を全て自社で行う形では
初めてとなる長期優良住宅も取得していますよ(*^^)v
*これまで取得した長期優良住宅は、構造計算は外注でした

また、「想いを繋ぐ」ということで、
建て替え前に床柱を外して、ご両親の寝室に使う予定
無垢の「えんじゅの木」で、とても立派な材料です。

こちらは解体工事前に大工と一緒に床柱を外しに行った時の様子で、
お客様が撮影してくれました。左が私。
1月末のまだ寒い時期でした。

本当に盛りだくさんのK様邸。

私自身も初めて使う材料や細かな納まりが多く、
上棟の嬉しさと合わせ、緊張感も高まりまくってます(;^_^A

上棟後に四方の清めと簡単な上棟式を行い、この日は終了。
けが人を出すことなく、無事棟まで上げることが出来てホッと致しました。

K様。本当におめでとうございます。
そして、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

グラスウール充填断熱マイスター認定!

こんにちは。
矢川原の田中です。

矢川原では、明日3日~6日までゴールデンウィーク休暇を取得いたします。
ご迷惑をお掛けしてしまう場合もあるかと思いますが、
どうぞよろしくお願い申し上げますm(__)m

さて、今日のタイトルは
「グラスウール充填断熱マイスター認定」とあります。

現在、大工工事中の富士見市H様邸では、
外壁に焼杉を貼ることになっています。
そこで防火基準を満たすため、構造用面材は大建工業ダイライト
断熱材には高性能グラスウールを使用しています。

最近はウレタン吹付やセルロースファイバーなど、
専門施工業者による断熱施工が多かったですが、
グラスウールだと大工に施工してもらう方が工事を進めやすいということで、
これを機会に改めて断熱材施工における講習を
すべての大工さんに受講してもらうことにしました(*^^)v

私含め、すべての人が座学と実棟講習。

そして、監督の岸田と社員大工の樋口にはプラスαとして
マイスター認定まで取得してもらいます。

こちらは二人の試験風景と実際に断熱材の施工や気密シートの施工を
実際にやっているところ。

2人とも無事合格して、晴れてマイスターとなることが出来ましたヽ(^。^)ノ

私個人としては、ほとんど知っている内容でしたが、
あらためて聞くことで再確認できたこともありましたし、
監督や大工に断熱や気密の重要性を改めて確認してもらえる
良い機会になったかと思います。

矢川原では、高気密高断熱住宅や耐震等級といった性能は当たり前のこととして、
「性能の先の心地よさ」を目指すことを謳っております。

多く人が携わる住まいづくり。
やはり基本を押さえることは大事ですよね。

今後もこういった勉強の機会を作っていきたいと思います。

物流の2024年問題に直面!!

こんばんは。
田中です。

物流における2024年問題については
耳にされている方も多いと思いますが、
矢川原でもその問題に直面しています。

資材の運搬費がなんせ高い!
建築は契約してから着工するまで時間があります。
見積りするのは更に前なので、
当時の見積もりだと追いつかないことも多くなります。

そこにこの問題が発生し、頭が痛くなる日々です(´;ω;`)

今回は木製サッシの運搬費が急上昇し、全然見積もりと合わない!
資材の高騰などもあり、そうそうお客様に負担をかけるわけにもいかないので、
思い切って自分で取りに行くことに!

場所は静岡県浜松市。
矢川原からだと車で片道4時間ほど。
1日で行って帰ってくることも出来ると判断しました。

でも、せっかく行くならただの運搬のみにするのは勿体ない!
勉強することが出来れば、この往復が生きたものになると考え、
工務店の資材部門でもあるサッシの仕入れ先にお願いして、
建物を見学させていただくことにしました。

浜松の超有名工務店「扇建築工房」。
設計工務店として全国に名を馳せる工務店です。

兼ねてからずっと見てみたいと思っていた工務店だったので、
お忙しい中なのに時間を作っていただくことが出来るという回答を貰い、
静岡に前乗りすることにしました(*^^)v

前日15時半頃に会社を出て静岡へ。
19時過ぎには着くことが出来ました。

そして、前乗りの楽しみはご当地のお酒が飲めること(#^.^#)
ホテルで聞いた居酒屋は残念ながらお休みでしたが、
1人ウロウロして1キロ以上先にある居酒屋に無事入ることが出来ました。

美味しかった~。そして大将の笑顔がとても素敵な店でした。
久しぶりの一人居酒屋を楽しむことが出来ましたね(笑)

翌朝は主目的である木製サッシの積込をしましたが、
大型サッシばかりが全部8窓。
どう積めばうまく納まるか頭を悩ませつつ、なんとか積込。

割とコンパクトに詰めていますが、
あ~でもこ~でもないと言いながら、
苦労したんですよ(笑)

帰りの高速を考えると、適当には出来ないので、
無事着いた時は、本当にホッとしましたね(;^_^A

見学させていただいた建物の写真は載せることが出来ませんが、
本当に素晴らしく、工事中、完成と2棟も見せていただけたので、
本当に勉強になりました。

扇建築工房様。
本当にありがとうございましたm(__)m

今回は高くなった運賃を浮かしつつ、
とても貴重な時間が出来て大満足でしたが、
毎度毎度そうはいかないでしょうから、
この運送に伴う金額はキツイものになりそうです。

今まで以上に様々な配慮をし、
無駄を省き、より良いものをお客様の手の届く範囲で、
提案していけるように頑張っていきたいと思います。

 

「天竜焼杉の家」上棟しました! in富士見市

こんにちは。
田中です。

埼玉県富士見市で工事中のH様邸。
先日、ついに上棟いたしましたヽ(^o^)丿

Hさま。おめでとうございます。

午前中に行った時には2階の床までだったものが、
夕方には屋根の形が見えるところまで進んでいました。

レッカー無しで手上げでの棟上げという状況の中、
私ももちろん手伝いましたが、数時間だけでバテバテ。
大工、鳶頭、監督の皆さん、一日本当にお疲れさまでしたm(__)m

怪我無く、無事棟上げまで行くことが出来て本当に良かったです。

下の写真は、屋根に垂木を並べている様子。
材木が均等に並べられる姿は何とも綺麗ですね。
私はこの姿が好きなんです(*´ω`*)

この姿が観れるのは上棟日のみ。
次の日にはベニヤが張られてしまいますからね~。

翌日には屋根下地が終了し、
ルーフィングが施工されれば、
雨仕舞として一安心。

やはり屋根が決まると、落ち着きますね。

これから間柱・筋交い、そしてサッシなどが入り、
壁の下地が出来れば、いよいよ焼杉の施工へと進んでいきます。

Hさまが住まいづくりで取り組みたかったことが
「天竜焼杉」を使った家にすること。

弊社のモデルハウスを見に来たキッカケも
天竜焼杉を張った家だったからだそうです。

私自身もずっと気になっていた素材で、
まずは自分の家で使ってみよう!取り組んだ素材でもあります。

そこに共感していただける喜びというのは、
建築に携わる者にとって、かけがえのないものです。

まだ始まったばかりですが、
Hさまのご期待応えることが出来るように
引き続き頑張っていきたいと思います。

どうぞよろしくお願い申し上げます

2棟連続着工!

こんばんは。
田中です。

3月も終盤に差し掛かり、いよいよ4月となりますね。
分かれと出会いの時期でもあり、
何かと忙しい時期ではありますが、
皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

私は言うと、ここで新築が2棟始まることもあり、
かなりバタバタとした日々です(;^_^A

どちらの住まいもお客様のこだわりがいっぱい!

自宅兼展示場で使用した「天竜焼杉」を使いたい!
という想いで、工務店探しをしていて弊社を見つけてくれたHさま。

好きな建築家が一緒であり、
インスタグラムで弊社を見つけ、問い合わせいただいたKさま。

どちらも矢川原の住まいづくりに共感いただき、
造園まで行うことが出来る楽しみ住まいです。

Hさま邸は、基礎工事が終盤に差し掛かり、来月早々の上棟予定。

24坪と決して大きくありませんが、
展示場で気に入ってくださったウチとソトを繋ぐ空間づくりや
檜張りのお風呂、造作洗面に造作キッチンなどなど、
弊社の謳う「小さな家に豊かに暮らす」という想いが
たくさん詰まった住まいとなっています。

I様邸は、基礎工事前の地縄張りを行いました。
近々地鎮祭を行う予定です。

こちらは2世帯が住まう住まいとあり、弊社にしてはかなり大きい建物ですね。
細部にわたるこだわりがいっぱいで、
家具や照明器具などのインテリアにも造詣が深く、
私の方が教えてもらっているくらいです(;^_^A

建物の好みがとても近いので、ついつい打合せが楽しくて長引いてしまうのが、
問題になってしまいます(笑)

2棟ともまさに始まったばかり、
いつも通り、緊張もしつつもやっぱり楽しみな時間です。

住まいづくりをお客様と一緒に楽しめるのは、
やはりこの仕事の素晴らしいところですね。

ご期待に沿えることが出来るように、
もっともっと頑張っていきたいと思います。

「現場を大切にしてくれていると感じた!」

断熱・耐震の「性能向上リノベーション」を行ったI様。
先日、引き渡し後のインタビューにご協力いただきました。

矢川原を知った理由や決断した決め手。
お気に入りの場所やその後のご感想などを聞いたのですが、
工事中の印象をお聞きする中で、大工や現場監督が、
「現場を大切にしていると感じた」という、とても嬉しい言葉をいただきました。

どんなにきれいに仕上がっても、その過程の印象が良くなければ、
きっとその仕事はご満足いただけるものにはならないはずです。

矢川原の家は、当然私一人では建てることは出来ません。

現場監督や大工、協力業者の皆の力があって、
やっと一つの住まいが出来上がります。

そういった意味で、これ以上嬉しい言葉はありませんでした。
I様。本当にありがとうございます。

今回は、そんなI様の住まいをご紹介します。

まず、ご要望に合ったのは、
かつてキッチンだった場所を吹き抜けにしたいというものでした。
そして、矢川原のモデルハウスを見るキッカケにもなった丸テーブルや椅子。
建築雑誌で見た可動ルーバー建具を使いたい!

・・・などというもの。
全体より部分的なご要望が多かったように思います。

この壁の奥にキッチンがあり、ここが吹抜のあるダイニングとなっています。

吹抜けからの光、可動ルーバーから漏れる光により落ちる影。
ペンダントライトの光は優しく、丸テーブルを照らしてくれます。

椅子は、家具屋で家族それぞれが違う椅子を選んでいます(#^.^#)

ヒラシマ AGELE円卓 Φ1050
宮崎椅子製作所 UUとHATA 2脚
シキファニチア ユナWセミアームチェア 1脚
ペンダントライト ルイスポールセンデザイン トルボー220

ここにはI様の「好き!」がいっぱい詰まっています。

アイランドキッチンを中心にダイニングとリビングを分ける形で、
間取りも変更しています。

当初、手元を隠したいとカウンターを立ち上げる予定でしたが、
ショールームで一目ぼれして、掃除をする決断をしてこちらを選択。
空間が広く感じますし、反対側も収納となっていて便利。

ウッドワンのスイージーという無垢の木のシステムキッチンです。
キッチン下のオープンスペースはゴミ箱スペースとなるのですが、

ステンレスのスライドバスケットを大工さんに一工夫してもらい設置。
ゴミ箱はもちろん、籠なども入れることが出来る様にしてあります。

キッチンを挟み、ダイニングと反対側のリビングコーナーは
ひたすら寛ぎコーナーといった感じです(#^.^#)
3帖の小上がりの畳コーナーとその隣には造作ソファがあって、
どっちもゴロゴロしたくなります(笑)

高さをピッタリに揃えることで、より広がりをもって使えます。

お子さま2人のうち、どちらかは必ずここで寝ているのではないかというほど、
活躍してくれているそうです(笑)

以前の姿がこちら。引き戸の奥が6畳の和室になっていました。
因みに、畳コーナーの写真の奥の3つのガラスブロックは、
工事前に取り外して再利用していますよ(*^^)v

1階の床は、ナラ材にハンドスクレイプ加工を施したものを使っています。
あえて凹凸を作った床なのですが、これが足触りが良い!
裸足で歩きたい床ですね~

そして横から光が当たると本当に綺麗なんです。
I様のベストショットをいただきました(#^.^#)

凹凸が綺麗に見えて、いい感じです(*^^)v

一部吹抜を作ったI様邸ですが、
玄関上部にあった吹抜けは逆に床を造作しました。

キーボード置場にすることと、
室内物干しスペースとして活用できるようにしてあります。

外部はほぼ以前の姿のままなのですが、
玄関を開けると目の前が公園のため、公園にいる人と目が合うのがちょっと・・・
というご意見から、木製格子を付けることになりました。

外からはほとんど見えなくなりましたが、
玄関側からだと、結構見えるんですよ

そして、サクちゃんというワンちゃんをこよなく愛するI様ご家族。
サクちゃんコーナーも当然あります(笑)

住まいの中心であるキッチンの真ん前がサクちゃんコーナー。
タイル張りとして汚れ対策とし、ゲージもここに置きます。
タイルの上にあるベッドで、日向ぼっこをしながら寝ているそうですよ(*´ω`*)

サクちゃんに似たぬいぐるみを見ると、欲しくなってしまうというI様ご家族。
ゲージの上にはサクちゃん似のぬいぐるみがあります。実は他にもチラホラ(笑)
引き渡し後に誕生日を迎えたサクちゃんのパーティーも行われたそうです。

椅子に座って、パシャリ!
なんとも可愛いですね~

サクちゃんと暮らすことをイメージしながら、
自分たちの「好き!」をいっぱい詰め込んだ今回のリフォーム。

断熱性能はHEAT20「G1クラス」となるUA値0.5
気密測定も行い、リフォームながらC値1.3となりました。

「2階まで温かくて感動した!」(1階にある14畳エアコン一台で)
という嬉しい言葉もいただけました。

家が古いからとあきらめないでください。
リフォームだって、「夏涼しく、冬暖かい家」を作れます。

I様に住まいづくりを考えている方に一言という質問をすると、
「今なら国の補助金もあるので、思い切ってやってみるのも良いと思う」
とのことでした。

暑い・寒いに悩んでいる方。
地震に対して不安を覚えている方

興味のある方はぜひお声掛けください。

光が遊びに来る

こんばんは。
田中です。

先日、断熱改修工事を行ったI 様邸に
楽しみにしていた可動ルーバー建具が入りました。

他はブラインドだったのですが、
お客様のご要望で、両開きのルーバー建具を使うことになったのです。

ルーバーからこぼれる光と影。
綺麗ですね~。思わずため息が出ました。

好きな建築家である伊礼智氏は、
「光が遊びに来る」と表現していました。
とても素敵な響きだと思いませんか?

光と影は、色々なシーンで楽しみことが出来ますよ(*^^)v

床や外壁に映し出される木々の影

こちらは格子の作り出す光と影。
建具のデザインや太陽の角度で時間と共に姿を変えていきます。

自宅で過ごす穏やかな時間。
ふと目をやると、そこに遊びにやってきた光に心奪われる。

矢川原が作りたいものは、家ではなく、
「あなたの暮らし」です。

私たちと一緒にあなたの暮らしづくりをしてみませんか?

造作棚で空間が変わる

こんばんは。
田中です。

今日は造作の棚についてのお話です。
矢川原では新築時に様々な収納棚を作ります。

洗面収納だったり、TV台収納だったり、
洗面台やキッチンといった設備類まで色々なものがありますが、
今日は少し違うところをご紹介。

1点目は玄関。
昨年、リフォームしてきれいになったO様邸。

玄関ホールの片隅に置かれる
随分と高そうなお酒の瓶とスリップ。

たまたまご挨拶に行くと、「ここに棚作れる?」と聞かれ、
「もちろん出来ます!」とすぐ返事(笑)

お酒の空き瓶ディスプレイ兼スリッパ置場を造作しました(*^^)v

来たお客様がみんな驚かれるそうです!
まだまだ空きがあるので、ビンがいっぱいになるのが楽しみです(*´ω`*)

O様。飲み過ぎにはくれぐれもご注意ください。

そしてもう1ヶ所は、川島町のW様。
こちらはリビングの一角に収納棚を作りました。

デスクを置いてあったり、自作の棚も作るなど工夫して使っていますが、
ちょっと雑然とした感じです。

そこで、良く取り出すものをオープンスペースに入れ、
その他は建具をつけてスッキリと見えるようにしてあります。
地袋の扉の下が空いているのは、ルンバを使うことになったら、
ここをルンバ基地として使えるようにするため(*^^)v

お仏壇もここにあり、来客時には閉めておくことも出来るようになっています。

空間を無駄なく使ったことで収納量が増え、
「家が広くなったみたい!」と嬉しい声をいただくことが出来ました。

矢川原では新築に限らず、リフォームでも様々な工事に対応しています。
大切なものを飾る棚やちょっとした作業スペースを作りたいなど、
あなたの想いを形に致します。

お気軽にお問い合わせください。

性能向上リノベーション

こんばんは。
田中です。

川越市野田町のI様邸。
築20年ほどと年数はそれほど経過していませんでしたが、
生活の改善を目的に間取り変更と合わせ、断熱改修を行っています。

コストバランスを考えて、外壁側は塗装という選択をし、
屋根については、既存のコロニアルに傷みがあったので、
耐候性の高く、軽量のガルバニウム鋼板を重ね葺きしています。

また、断熱改修に合わせ、耐震補強工事も合わせて行いました。
築年数が浅いので、強度的にはそれほど問題はなかったのですが、
壁のバランスがあまり良くなかったので、その調整も合わせて行っています。

断熱材はセルロースファイバーを
天井に200㎜、壁に90㎜、床にも100㎜ほど入れています。

サッシは外窓交換とした場所は樹脂サッシとし、
既存のサッシが残した場所については、ペアガラスタイプの2重サッシとしています。

おかげで、断熱性能はUa値1.15からUa値0.5と大きく改善しました(*^^)v
断熱等級は等級3から等級5へと2段階上げることに成功しました。

そして、新築では全棟行っている気密測定。
今回はお客様の家で初めてリフォームでも実施しました。

結果は、C値1.3でした。

川島町のリノベーション展示場が1.5だったので、少し良くなりましたね。
1.0以下を目指したのですが、やはりリフォームでしっかり気密をとるのは
中々難しいですね(;^_^A

でも、課題も見つかったので、次回にはしっかりと生かし行けると思います。

こちらの住まいは、近々お引渡しです。
間取りも大きく変わり、小上がりの畳コーナーや造作ソファなど、
I様のこだわりも満載です。

完成の様子は、またブログで紹介しますので、
楽しみにしていてください。

最後に、元旦に発生した能登半島地震。
自宅の被害が大きく、
家では生活をできなくなってしまった方も多くいらっしゃいます。

耐震補強を行い、被災したとしても何とか生活を継続できるようにする。
断熱補強を行うことは、たとえ電気がなくとも、
室内の温度を少しでも高く保てるようにすることに繋がります。

災害が起こるたびに
耐震・断熱といったことがいかに大切かを思い知らされています。

矢川原を選んでくれたお客様のお役に立てるように、
勉強をつづけ、知識と経験を積んでいきたいと思います。

そして、被害に合われた皆様のご冥福をお祈りするとともに、
少しでも状況が改善することを心よりお祈り申し上げます。

あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。

今年は成人式による祝日の関係から、
正月休みも例年より1日長くなり、9日よりスタートいたしました。

今年も地元山田八幡神社に社員・大工が全員集まり、
新年の祈願祭を執り行うことが出来ましたよ!

願うことはいつも同じです。

今年一年けが人を出すことなく、
私自身をはじめ、社員、大工、協力業者のみんなが
笑顔で仕事をすることが出来、その仕事によって
1人でも多くのお客様を笑顔にできるように・・・。

というもの。
一日一日を大切にして、
お客様に寄り添うことが出来るように努めていきたいと思います。

今年は、元旦早々に能登半島にて大地震が発生し、
多くの方の被害が出ています。
捜索中の方も多く、まだ被害の全容がはっきりしないような状況です。

1月ということで寒さもあるため、
被災された方は、今後についても不安が多いことと思います。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、
少しでも状況が改善することを心よりお祈り申し上げます。

矢川原としても、
被災された方々のために出来ることを模索していきたいと思います。

そして、通常業務を振り返った時に思うことは、
やはり住まいづくりにおける耐震性能の大切さです。

新築時には、全棟標準としている許容応力度計算による耐震等級3。
とはいえ、弊社では構造計算ソフトによる計算をしていますが、
認定業務まではしていないことが多いので、等級3相当となりますけど(;^_^A

この耐震等級3をきちんと確保することで、
熊本地震や今回の能登半島地震のような繰り返しの大きな地震が来ても、
その被害をかなり小さく抑えることが出来、自宅で生活を続けることが
出来る可能性が高くなります。

断熱性能も確保しておけば、電気が復旧しなくとも室内温度を一定以上に
保ったまま生活をすることが出来ることになるのです。

高気密高断熱については、昨今当たり前に叫ばれていることですが、
意外と耐震等級については、はっきりしていないことが多いように思います。

住まいとは暮らしを守るための器です。
断熱ばかりでなく、耐震についても見つめ直してもらうことが大事だと
今回改めて思いました。

矢川原では断熱改修はもちろん、耐震改修工事も行っています。
不安を感じている方は、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

視線の先にあるもの・・・

こんばんは。
田中です。

今日は異常なほど暖かな一日となり、
寒暖の差は例年以上に激しい年となっていますね。

皆さま、体調を崩されないようにくれぐれもご注意ください。

さて、そんな年ですが、
今年は自宅兼展示場の大モミジだけはうまくいきませんでしたが、
他の木々はいつも以上にきれいな紅葉を見せてくれました。

そこで、今日のタイトルは「視線の先にあるもの・・・」とします。

展示場の玄関に入り、奥に目を向けると廊下の先には
窓があり、その先にドウダンツツジが植えてあります。

綺麗に紅葉し、玄関に入るたびに目を奪われます。
展示場の1階は、12坪ほどしかないちいさな家ですが、
視線の先に窓、そしてその先に景色があると狭さを感じにくくしてくれます。

2階の窓からは、遠くの山並みとわずかですが富士山も見えます。

この景色の所にはあえて木々が被らないように植栽しています。
「木を植えないのも造園家の仕事」というのは、
造園家「荻野寿也」氏の言葉です。

綺麗な景色があるところは、開けておくことも大事なことですね。

そして、景色がない場合は自分で作ります。

こちらは宮元町の旧展示場の隣にある「庭小屋」のモミジ。
今年は本当にきれいでした。

庭小屋の前面は、広い道路になっているのですが、
あえてコンクリート塀を立て、通りからの視線の遮りつつ、
窓を全開放して、庭と一体感を感じながら、
寛ぐことが出来るようにしてあります。

右の写真は、庭小屋の一番奥から撮影したものです。
部屋の中はこんな感じ。4.5帖の和室です。

窓の外には土間を作り、軒を深くかけることで、
雨の日でも安心して窓を開けておけることが出来ます。
また、軒下空間はとても心地よい居場所となります。

この空間は、私のお気に入りの焚火スポットヽ(^。^)ノ
植栽とコンクリート塀が通りを歩く人の視線から私を守ってくれて、
とても安心して寛ぐことが出来ます。

視線の先には窓を設け、植栽や借景を利用し景色を作る。
そして不用意に窓を設けず、見たくないものは見ないようにすることも大切です。

通りからの視線も上手くかわさないと、
せっかくの景色もずっとカーテンを閉めておくようになってしまうかもしれません。

敷地を読み解き、どこを向いて暮らすのか?
日当たりも大事ですが、周辺環境を配慮しながら、
設計を進めていくことが大事だと考えています。

出来上がってから、
「ここに座って外を眺めるのが幸せなんだ!」
と言ってもらえらたら最高ですね。

矢川原が作りたいものは家ではなく、
「あなたの暮らし」です。

私たちと一緒に住まいづくりをしてみませんか?

即日設計の訂正案を考える

こんばんは。
田中です。

前回のブログで書いた即日設計会。

講師の方にいただいたアドバイスを意識しながら、
訂正案を考えてみました。

プランニングの勉強なので、
案だけをまとめ直せばよいのですが、
やっているうちにきれいに描きたくなって
色まで付けてしまいました(笑)

でもこの辺は個人的な勉強だし、
余りのめり込むと、通常業務が回らなくなるので、
仕事の後に家でやったり、朝早く起きてやってましたよ(笑)

図面って時間をかけると、雰囲気は出ますね~。
割といい雰囲気の家になったとは思っています。

・・・が、自己満足で終わっても意味がないので、
この訂正案を当日講師をしていただいた方の一人である
若原一貴氏にもう一度見てくれないかと問い合わせしてみることに。

本当にお忙しい方なのに、キチンと返信をくださり、
「もっとシンプルにまとめることを心がけて」
「基本となる骨格はもっとシンプルに」
「個性は無理やり出さなくても良い」
といったアドバイスをいただきました。

即日設計会という場で、予算配分も特になし。
ちょっと変わったことをしてみようという自分の心を
見透かされたようでした(;^_^A

その中で、彫刻家「佐藤忠良」氏の言葉を紹介されました。

「一人の人間として普通に暮らし、色々と幅広い勉強をして、
 コツコツ叩き上げる誠実な努力の積み重ねから、
 最後に滴り落ちるのが真の個性だ」

という言葉です。

正直、ものすごく自分に刺さる言葉でした。

住まいづくりというお客様にとっての人生の一大事業。
そこを任せていただく以上、どれほど勉強をしても
足りないことはあっても、十分ということはありません。

改めて、設計という仕事の楽しさと難しさを感じ、
日々の仕事に対して、より真摯に仕事に向き合おう
という気持ちにさせていただきました。

お忙しい中、ご対応いただいた若原様。
本当にありがとうございました。

 

即日設計 in 熊谷

こんばんは。

昨日、工務店同士の勉強で熊谷に行き、
「即日設計」に挑戦してきました。

「即日設計」とは何か?というと、
施主の要望をまとめた要望書を貰い、実際に現地を確認。

現場から移動し、そこからわずか3時間でプランを考え、
図面を描き上げて皆の前の発表するというとてもハードなもの。

こちらは課題の敷地。
低層地域とは言え、広いので建蔽率や容積率はあまり気にしなくて良さそう。

敷地の北東方向には敷地に平行して川が流れ、その向こうには道路。
抜けとしては十分ですが、単調に感じてしまい、
私はあまりこの景色を取り込もうとは思いませんでした。

そんな中で、道路の向こうに山並みを発見。
1階だと車のライトなども室内に飛び込んでくるので、
2台要望に入っていたガレージ一台分をビルトインガレージとして、
スキップフロアで、その上にリビングを持って行ってみることにしました。

出来上がったのがこれ。
後、内観パースと断面図が少しあります。

昼食をとる時間も確保できず、休憩時間も合わせ、
実質4時間くらい使ったでしょうか。
最後は腕が吊りそうになるほど、辛かった・・・(;^_^A

それでもパースは時間が足りなくてかなり雑(T_T)

講師は、
「小さな住まいを建てる」の著者である若原アトリエの若原一貴氏

「若手設計者に贈る 木造住宅の手書き詳細図集」の著者である
佐藤重徳建築設計事務所の佐藤重徳氏

というなんとも豪華な2名。

「色々詰込み過ぎ」
「プランにたまりがない」

などと厳しいお言葉をいただきましたが、
なんとか3位入賞を果たすことが出来ました。

今後の課題も指摘され、更なる鍛錬が必要ですね。

懇親会でも設計談議が数時間続く、志高い人たちとの交流は、
いつも自分の足らないものを教えてくれ、
もっと頑張ろう、もっと頑張りたいという気持ちにさせてくれます。

企画してくださった株式会社大和屋様。
ご参加の工務店の皆様方。

本当にありがとうございました。

子供部屋の理想のサイズは?

子供部屋に最適なサイズはどれくらいだと思いますか?

いろんな意見はあると思いますが、
私は3~4帖で良いと考えています。

+αで出来れば付けたのが、
デスクスペースと収納。

こちらは理想に近い構成です。

右にオープンタイプの収納棚。
奥行きは300㎜ほど。
A4サイズが余裕で入るので本棚にも良し、
既製品の籠などを入れて使っても良し。
可動棚なので高さは自由自在。

扉の奥はクローゼット。
扉は一枚だけです。
中高生になった時に、制服ぐらいは自分で管理させるのも良いかと考えています。
別途、ファミリークローゼットがあります。

一番左はデスクコーナー。
勉強はリビングでも良いですが、
ちょっとした書き物やノートパソコンなどを使うにも便利ですね。
趣味が出来た時にもありがたい。
小窓が可愛いでしょ(*^^)v

窓の下にベッドを置きます。
真ん中のスイッチは3路スイッチ。
入口で点けて枕元で電気が消せます。
暗闇の中、手探りでベッドまで行く必要はなくなります。

小さなことですが、
それを積み重ねていくと
快適な住まいに近づいていくと考えています。

3帖くらいだと、
子供が独立した時にゲストルームや書斎としても
使いやすいですね(#^.^#)

矢川原が作りたいものは、
家ではなく、「あなたの暮らし」です。

一緒に「あなたの暮らしづくり」をしてみませんか?

小さな工夫の積み重ねが大事です。

こんにちは。
田中です。

川越市宮下町で改装工事中だったSさま。

工事もやっと形になり、大きく変わった内部は
別の機会に改めてご報告したいのですが、
その前に外部のちょっとした工夫をご紹介。

傷みが出てしまい、すき間風がはいるようになってしまった
20年前の木製サッシ。
これを改装工事にあたり、
断熱性能の高い樹脂サッシに交換することになったのですが、
どうにもシャッターボックスが格好悪いのです。

設置後、私が見ていた脇で、
S様ご主人も「シャッターボックスって目立つね…」とポツリ呟いてました(;^_^A

そこで、元々外壁は板張りで木製サッシが納まっていた場所でもあり、
はね出したベランダによりほぼ雨もかからない場所なので、
シャッターボックスを木材でお化粧することにしました。

6尺(1.8m)の壁と6尺巾の掃き出し窓2ヶが並ぶ場所でもあったので、
杉の板をシャッターボックスの前に留めてあります。

ビス留めにしてあるのは、シャッターボックスを開けて
メンテナンスを簡単にできるようにするため。

ついでに壁の間口すべてに木を貼る形にして、
換気扇のダクトカバーも一緒に隠してみました(*^^)v

サッシの間口に合わせて、
化粧板もそれぞれに分けて留めてあるので、1人でも外せますよ。

トータルで1日くらいの簡単な工事。
小さな工夫ですが、外観のイメージとしては大きな差が出ましたね。

新築の場合、方法は多数ありますが、
リフォームだと現状に合わせて考えざる得ないので、
上手くいくとうれしいですね!

現場での気づきやちょっとした自身の気持ちを放置せず、
小さな工夫を積み重ねて、よりよいものを作っていけるように
頑張っていきたいと思います。

田園風景を望むグランドピアノのある家 内覧会決定!!

こんばんは。
田中です。

川越市松郷にて新築工事中のK様邸。
「田園風景を望むグランドピアノのある家」
内覧会の日程が決定いたしました(*^^)v

お客様のご厚意によって
10/20(金).21日(土)の二日間。
完全予約制にて開催いたします。

いつもは土日開催ですが、今回は諸事情により
22日(日)は開催は致しませんので、
ご予約の際はご注意ください。

外観は塗り壁をベースとし、一部に板張りを張った
特徴のある外観となっています。

ダイニングテーブルや2階バルコニーからは、
美しい田園風景が望めますよ。

特にバルコニーからはきれいですね~

見学時は稲刈りが終わっているのが残念でなりません。
皆さんにもこの景色を楽しんでいただきたかった(T_T)

内部は現在クロス工事中となっています。

リビング階段となった空間は隣に吹き抜けがあるので、
解放感抜群です。

今回は、これから子育てが始まる若い夫婦の住まいなので、
「変化に備えること」も設計テーマになっています。

広い2階ホールは、当初は開放感あふれる場所として
セカンドリビングや子供の遊び場として活用し、
後々部屋に出来るように電気配線などを配置してあります(*^^)v

1階北側の3帖の小上がり和室は、
奥さまの親御さんが来た時に寝る場所であり、
お子さまのお昼寝場所としては、最高の場所となりそうです。

無垢の一枚板のカウンターもついているので、
書斎のようにも使えますね。
窓の向こうの緑が綺麗です。

畳が敷かれるのが、今から楽しみです(#^.^#)

気になる断熱性能もUA値0.44。
気密性能もC値0.2と高気密高断熱住宅となっていて、
エアコン1台で快適な生活が可能となります。

耐震性能も許容応力度計算で耐震等級3相当となっていますよ(^_^)/

見学会は、一枠2組ずつの受付となっていて、
まだすべての枠に空きがございます。

HPの予約フォームには予約状況も確認できるようになっているので、
ご都合の良い時間にぜひお申し込みください。

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

俺のバイク部屋! ~in 坂戸~

こんばんは。
田中です。

昨年、お引渡しをした坂戸市のA様。

元々大型バイクを所有していたご主人。

この度、奥さまがバイクの免許を取得し、
ご夫婦でツーリングに行くため、
バイクを置くための小屋を建てたい!

という、とても素敵な相談を受け、
その工事がスタートしています。

外壁まで木で作ったバイク専用の小屋です。
何とも可愛らしい姿でしょ(*^^)v

当初Aさまも、市販のスチール製のバイク小屋を検討したそうですが、
高さが高く、存在感がありすぎるし、
金属質なその外観にイマイチ気に入るものが無かったとのこと。

そこで、弊社にご相談があり、
まともに基礎・外壁・シャッターなどを用いて作ると、
予算がオーバーとしまうという状況の中、
写真のように、木材をスリット状にして施工すれば、
予算に合わせて出来るのではないかとご提案したところ。

「ぜひこの形でやってほしい」とご依頼いただきました。

内部も全て木材なので、
工具やちょっとした棚などは、全てDIYで施工可能(*^^)v

完成がめちゅくちゃ楽しみですヽ(^。^)ノ

ロフトは楽しい居場所です!

こんばんは。
田中です。

先日、まだ住んでいない自宅兼展示場に
家族でお泊りしてきました。

我が家はロフトに設置したエアコン1台を稼働させて、
全館空調としています。

この猛暑の中、エアコンから一番遠い場所となる
1階寝室で27~28℃程度。
少し暑いですが、扇風機で十分寝れるので、
ある程度、空調はうまくいっていると考えています。

でも、エアコンのあるロフトは24~25℃。
屋根裏なのに、この家で一番涼しいとうか、少し寒い(;^_^A

そんなロフトは、とっても楽しい居場所となっています!

子供の頃から集めた漫画を並べる漫画部屋であり、
先日は、娘の好きなプラレールをずらりと並べてみました(*^^)v

じゃーん!!!
畳の間から、奥の収納スペースまで全体に拡げてみました(*^^)v

娘のお気に入りの新幹線「こまち」が駅で発車準備中。
そして、高架の上を走行しています。
奥には機関車「トーマス」もいます。

娘に頼まれましたが、私の方が一生懸命に作り、
めっちゃ楽しんでましたヽ(^。^)ノ

問題は天井が低いので、ものすごく腰が痛くなったくらいかな(笑)

ロフト空間って、子供ばかりでなく、大人も楽しいものですね。
モデルに来てくださった方も、ここに長居する方は結構多いですね~(*^^)v

見下ろすと、
こだわった屋根付きベランダや丸テーブルに薪ストーブ、
そして、大切な家族の姿が見ることが出来ます。

ロフトは楽しい!
あなたの住まいづくりに加えてみてはいかがですか?

性能向上リノベーション

こんにちは。
田中です。

川越市野田町にて性能向上リノベーションがスタートいたしました。

外観はこんな感じ。
築20年くらいなので、すごく古いということはありませんが、
窓はアルミの単板ガラスで壁・天井にはグラスウール10K100㎜が
入っているだけでしたので、やはり暑くて寒い家だったようです。

水回りなどの全面改修を検討するにあたり、
断熱改修も合わせて行うことになりました。

断熱性能を表すUA値は義務基準に届かない1.15から
HEAT20G1クラスとなるUA値0.5と大幅に改善されます(*^^)v

床・壁・天井にセルロースファイバーを充填し、
窓は、交換する場所には樹脂窓のペアガラスを入れ、
既存が残る部分にはペアガラスの2重窓を設置いたします。

間取りも変わるので、
内部は新築とほとんど変わらない感じになりますね。

先日、内部の解体が終了いたしました。

壁は断熱材まですべて撤去し、セルロースファイバーを100㎜充填。
2階の天井は既存を残して、グラスウール断熱材を残しつつ、
その下にセルロースファイバイーを200㎜施工してきます。

天井は既存の断熱材と合わせると300㎜となるので、
その効果はかなり期待できると考えています。

床も既存の断熱材を残しつつ、更にセルロースファイバイーを
床下側から充填していくことになります。

暑さ・寒さからも解放され、
新しく生まれ変わる住まいでの生活を楽しんでくれると嬉しいですね(*´ω`*)

断熱改修は、床・壁・天井・屋根・窓と全て行うのが理想的です。
ですが、大きい家だと予算も膨らみがちですし、
使っていない場所まですべて手を入れるのは
勿体ない場合もあるかと思います。

その場合は、ゾーンを絞って部分的に断熱するなど、
色々な考え方が出来ます。

もし、悩んでしまっているようなら、
お気軽にご相談ください。

矢川原には、断熱リノベーションを行った展示場もございます。

興味がある方は、ぜひ足を運んでいただき、
その効果を体感してみて下さい。

おかめ桜を楽しむ家 ~in 川越市~

こんにちは。
先日、行った「おかめ桜を楽しむ家」見学会。
多くの方にご来場いただきました。

ご来場いただいた皆様、そして大切な住まいでの見学会を
ご了承いただいたNさま。本当にありがとうございましたm(__)m

外観はシンプルな切妻とし、白の外壁に戸袋と雨戸の木部が
良いアクセントになっています。

窓の前にあるのが、シンボルツリーである「おかめ桜」。
基礎工事前にきれいな花を魅せてくれました(*´ω`*)

早咲きの桜で、下向きに咲く姿が愛らしいですね~。

設計テーマは、「おかめ桜を楽しむ家」
桜の下で食事や会話を楽しむ居場所を作ることをテーマとしています。

こちらはDKの様子。
階段踊り場のを兼ねた場所は、ベンチにもなり、
食事をするときは、桜の下で食事を楽しむことが出来るようになっています。

階段踊り場にもなるベンチは、収納としても活用していますよ(*^^)v

お客様の用の座布団や物が溢れがちなLDでの収納として、
活躍してくれるはずです。

階段を上がると、2階は広いホールとして、
屋根勾配を生かした吹き抜け空間になっています。

丸太が良いアクセントになっていますね。
こちらには、縁側をイメージしたすのこ状のンチを作ってみました。

ご主人の一休みの居場所となり、
ご友人もここに座って桜を眺めていたら、きっと会話が弾むはずです(笑)

そして、夜には別な姿を見せてくれます。

メインの照明を点けると見えなくなってしまうのですが、
すのこ状のベンチの隙間からこぼれる光が印象的な姿を魅せてくれます。

暮らしの中の小さな彩りになれば嬉しいですね。

玄関先には陶芸をされるお客様の作品を並べる棚を用意しました。

いっぱいありますよね~。でもまだまだあるそうです。
素敵な器も作られているので、作品展にお邪魔した時に、
私も購入してきましたよ(^_^)/

深い色が印象的で、気に入りました。
なんか海の中から水面を見上げた時にみえる太陽を勝手にイメージしています(笑)

小鉢として、我が家の定番の食器となっています。

照明用のおうちもかわいいでしょ!娘たちのお気に入りです。

旅行などに行った時に、たまに体験しますが、
陶芸って、やはりいいな~と改めて思います。

Nさま。この度は本当にありがとうございました。
そして、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

お盆休みをいただきます。

こんにちは。
田中です。

矢川原は今日11日から15日までお盆休みをいただきます。

私は、ちょっと打合せがあったので、
午前中出社して午後からお盆休みスタート(笑)

台風の接近もあり、ご迷惑をお掛けしてしまうことも
あるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。

現場の方は、川越市山田N様邸。
19.20日の見学会に向けて、休み明けにはクリーニング、
カーテンなどの取付予定となっています。

外観はこんな感じ。
シンボルツリーのおかめ桜の緑が外壁に映えますね。

2階ホールの吹き抜けの一部を縁側をイメージして格子にしてあります。
ここには座ることも出来、人が来た時にベンチの役割も持っていますが、
格子は、照明により綺麗な光を見せてくれます。

左が1階で、上から光がこぼれてきます。
右は2階で、下からの光が上に登ってきます。

部屋の照明がしっかりついていると見えないのですが、
照明を落とすと生まれる光。
暮らしのアクセントになれば、嬉しいですね(#^.^#)

川越市松郷のK様邸。

外部は塗り壁の仕上まで終了しましたヽ(^。^)ノ
板張りがいいアクセントなっているでしょ!
それにしても、台風前に終わって良かった~(´▽`)

内部は階段もついたので、大分住まいの形が見えてきましたよ。

こちらは10月頃に見学会を予定しています。
お楽しみに(*^^)v

鶴ヶ島市のH様邸は、
部分断熱工事を行っています。

壁には室内側にネオマフォームを施工。
平屋部分の天井にはセルロースファイバーを200㎜吹き込んでいます。

床の方もお盆休み明けに施工しますよ。

まずは涼しい夏を。
そして冬には暖かい部屋が一つ出来ることになります。

本来はすべての空間を行うのが理想ですが、中々簡単には出来ないので、
部分断熱を選択される方も多いです。

断熱されていない部屋との差は明確に出てくると思うので、
断熱効果の実感するには一番効果的かもしれませんね(笑)

お盆休み明けは、現場や見学会と続くので、
バタバタしそうですが、頑張っていきたいと思います。

どうぞよろしくお願い申し上げますm(__)m

現場ニュース

こんばんは。
田中です。

今日は久しぶりの現場ニュースです(*^^)v

現在進行中の新築2棟。

川越市山田N様邸。
ついに外部の足場が外れましたヽ(^。^)ノ

いつもこの瞬間が凄い楽しみ!

シンプルな切妻屋根の住まいで、
一部に2階がありますが、ほぼ平屋のような佇まい。

破風板や化粧母屋、戸袋に貼った無垢板が
建物の良いアクセントになってますね。

N様の大切にされていた「おかめ桜」をシンボルに
室内に居ながらにして、桜の木の下にいるかのような
暮らしをテーマにしています。

完成見学会は8/19.20に開催予定となっています。

内部は本日大工工事が終了しました!
数日前には、インターン生二人が収納内部の棚板を
一生懸命加工してましたよ(#^.^#)

インターン期間はまだ続くので、引き続き頑張ってもらいたいです。

そして、もう1棟。
川越市松郷のK様邸。

外部の下地工事ももうすぐ終わるところまで来ています。
これから塗り壁工事へと進んでいきますよ。

内部は断熱施工が終了しました。

壁・天井にウレタン断熱が施工されています。
熱橋となってしまう金物部分もしっかり吹き付けています。

施工精度を確認するために重要な「気密測定」。
矢川原では全棟実施しています。

今回は、C値0.2㎠/㎡ととても良い数値が出て良かったです。

これも丁寧に仕事をしてくれている大工や細かな処理をしている
監督のお陰です。感謝感謝ですね。

来月には、断熱施工まで行うリフォームがスタートします。
少しバタバタしそうですが、まだまだやっていけるので、
引き続き、頑張っていきたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

ルーフバルコニーの通気について

こんばんは。

今回は、少しマニアックな話です。

外壁の内側に風を通す「通気工法」はすでに周知され、
更に、屋根通気として空気を出口を確保するための
「棟換気金物」なども一般化してきています。

そんな中、余り意識されていないのが、
ルーフバルコニーの床面の通気と
手摺部分の一番上に来る笠木と言われる部分の通気です。

ルーフバルコニーとは、
ルーフ、つまり屋根を兼ねたバルコニーのことで、
その下に居室があるバルコニーを指しています。

そうすると、当然断熱材が施工される必要があるのですが、
外壁や普通の屋根の時には当たり前にあるはずの通気層のはずなのに、
バルコニーの場合だと、なぜかおざなりになっていることがあります。

通気層が確保されていないと、外気の影響を受けやすくなりますし、
室内から湿気が外に出て行った時に結露となって
構造躯体を痛める原因になってしまうこともあります。

そこで、きちんと空気を入れて排気するために
通気用金具を入れる必要があるのです。

バルコニー床下の面にも通気層をしっかりと確保し、
ベランダの腰壁へと空気を抜きつつ、排気する必要があります。

この断面図は、「住まいの耐久性大百科事典1」より抜粋しています。

ですが、上記の二つのようになっている事例が多いのです。
左図のように密閉してしまうと、密閉されることで結露の原因になりますし、
右図のようにただ空けておくと、通気こそ確保できるものの、
台風などの吹き上げてくる雨に対して、雨水の侵入リスクが高まります。

そこで、防雨型の通気金具が必要になります。

笠木上部についている黒いのが通気金具です。
ハウゼコの「アンタレス」というものを
矢川原では使用しています。

通気層を確保し、この上にアンタレスを設置し、
笠木をかぶせることで、通気ルート確保しつつ、
台風などの風が強い時にも雨水が通気ルートから侵入する
リスクを少なくすることが出来るのです。

詳しくはこちらはご覧ください。

そして、バルコニー床面の下には通気層を確保してから、
下地となる床面を作り、防水処理などを施すのですが、
その通気層の先には「アンタレスベント」という金物を付け、
外壁通気層とつなぐ形でもう一つ空気の出口を作っています。

分かりにくいのでカタログの一部ですが、ご確認ください。

このように通気を確保することで、
屋根面の熱気や湿気を効率的に排出し、
内部環境を少しでも快適に保っていくことになります。

見えないところですが、
見えないからこそ、大事にしていきたいところですね。

ちょっと難しい話でしたが、
お役に立ったならうれしいですね(*^^)v

お客様を訪ねる

こんにちは。

昨日、昨年末にリフォーム工事が終了した
O様邸にお邪魔してきました(#^.^#)

工事内容は1階部分の水回り全ての交換と
部分的な断熱及び耐震補強工事を行っています。

希望は和室とリビングの間仕切りを撤去して、大きなLDKとすること。
そして課題となっていたのは、キッチンやリビング・ダイニングの
収納の確保とトイレの狭さでした。

そこで、間取りから変えていく提案。
キッチンをアイランドカウンターの対面キッチンとし、
パントリーを設け、回遊動線を確保。

動線を改善した上で、キッチン、ダイニング、リビングそれぞれに必要なものを
使う場所の近くに収納できるように配置していきました。

こちらの住まいは冷蔵庫のほかに、専用小型冷凍庫などもあったので、
パントリー内にその置場を確保しましたよ(*^^)v

左の写真は和室部分を改装したリビングです。
腰痛解消に取り付けたぶら下がり棒には
ハンモックが掛けられて、お孫さんのブランコになっているそうです(笑)

左側の袖壁は、出来れば撤去したという希望でしたが、
構造上重要な柱や筋交いがあったので、残す提案をしたところ、
お客様がアクセントクロスを上手に活用され、
より素敵な空間になってますね。

競合他社では、
こちらの壁の撤去を「簡単ですよ!」といった対応もあったらしく、
その辺りを簡単に受けなかったことも、弊社を選択した判断材料の一つだったと
工事開始後に言われ、ちょっと嬉しかったです(#^.^#)

ダイニングには腰窓の下にカウンターを設け、全て収納としました。
カウンター上部は、飼い猫のお昼寝場所だそうで、
座布団が置いてありました(笑)
こういう風にその家独自の使い方が観れるのが、
お客様宅にお邪魔する時の楽しさですね。

*数日後にお昼寝の様子がLINEで送られてきました(*^^)v
めっちゃ可愛い~(#^.^#)

カウンターの隣には、食器棚を置き、
お気に入りの食器をディスプレイする場所となっています。

トイレの狭さを克服するのは今回の工事の目的の一つでした。
入口は2枚連動の引込み戸として引戸に変えてバリアフリーに配慮。
広くなったトイレのカウンターには手洗いを設けてあります。

工事途中の打合せで、カウンター下を猫用トイレペースとしました。

気になるニオイは常時換気で排気できるし、
収納スペースとしても活用できると大満足していただきました(*^^)v

最後はご夫婦をパシャリ!
前日アポイントにも関わらず、快くご承諾いただき、
「今後も家のことはすべて矢川原さんに声かけるからよろしく」
と笑顔で言っていただけました(#^.^#)

Oさま。こちらこそどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

ジューンベリーの収穫

こんばんは。
田中です。

現在住んでいる宮元町展示場には、
庭にジューンベリーが植えられています。

毎年、実がなるのですが、
気が付くと鳥に食べられてしまい、余り収穫できていません。

そこで、今年は防止ネットを購入し、
2階の窓から垂らして、ネットは外壁にビスを打って掛けてみました。

こういう時に板張りの外壁は、
ビスをどこにでも留められるので、すごく便利(笑)

ちょっと格好悪いですが、収穫時期は少し我慢(笑)

少しずつ赤くなってくるジューンベリーを順次収穫していきます。
1回で小さなボウル一つくらいは取れますよ。
子ども達もつまみ食いをしながら、大喜び!

そして、まだまだ赤くなりそうな実がいっぱい(#^.^#)

今年はいっぱい採ることが出来そうです(*^^)v

庭で採れた実でジャムを作ったり、ハーブを料理に使ったり、
素敵なことだと思いませんか?

庭がなくたって、植木鉢でも十分楽しめます。

私は、庭に木を植えたことで、
季節ごとの変化に気が付くようになりました。

蕾がついてきたな~
暖かくなって、葉っぱが開いてきたな~
実がなってきたな~
涼しくなって、葉が赤くなってきたな~
寒くなって、葉が落ちてきたな~

庭の木々を眺めることがいつの間にか習慣化していました。

暮らしって、こういった何でもないことの積み重ねのように思います。

矢川原が作りたいものは、
家ではなく、「あなたの暮らし」です。

私たちと一緒に「あなたの暮らしづくり」をしてみませんか?

断熱材について

こんにちは。
田中です。

今日は断熱材についてブログを書きたいと思います。

というのも、先日上棟したN様邸で
セルロースファイバーによる断熱材の施工が行われたからです。

壁には100㎜。
勾配屋根及び天井には、200㎜施工しています。

一番最後の写真は、天井面の施工途中を撮影したもの。
断熱材の下に見える木材は約100㎜あるので、
300mm近く施工されているのが分かりますね!

壁や屋根には密度をしっかり保って施工しているので、
下を抜き取っても、落ちてこないんですよ!

10分以上放置しても、このままの状態でした。
施工の安定性が分かりますね~(#^.^#)

セルロースファイバーとは、
古紙を再生した断熱材で、木質系断熱材に分類されます。

断熱性能は、熱伝導率0.040W/M・K。

これは、一般的な断熱材であるグラスウール(以下GW)だと
高性能GW16K相当。
矢川原でもよく使用している発泡ウレタンともほぼ同じくらいになります。

発泡ウレタンは、断熱施工と同時に気密施工にもなるので、
効率的に気密を確保しつつ、施工が進めることが出来ます。

ではなぜ、コストアップとなってしまうのに、
あえてここでセルロースファイバーを使用したのかというと、
木質断熱材の持ついくつかの性質にあります。

まずは、防火性能を持たせるために添加されるホウ酸。
これは防虫効果も高く、目の洗浄などに使用されるなど、
人体に対しては、ほぼ無害と言えます。

弊社では、床下エアコンなども採用するため、
床下にはいわゆる白蟻対策としての毒性の高い薬剤は使用していません。
代わりにすべての材料を桧にすることで防虫対策としているのですが、
桧だから100%大丈夫とは言えない中で、断熱材そのものに
防虫効果を期待できるのは魅力的ですね。

また防音、調湿効果が優れているのも特徴です。

ただ、私が特に注目しているのは「容積比熱」という特徴になります。

ちょっと難しい話ですが、
「容積比熱」とは、
物質1gの温度を1度上げるために必要な熱量を表す
「比熱」と「密度」を掛け合わせた数値となります。

この数値が、GWと比較すると約7.7倍もあるのです。

つまり、同じ温度まで上げようとすると、
セルロースファイバーの場合、
GWの7.7倍の熱量を必要とすることになります。

逆に考えると、セルロースファイバーが熱を蓄熱することで、
室内まで熱が入りにくくなる効果があることになります。

夏季の屋根表面は、非常に高温になる中で、
この蓄熱性能があることで、室内側表面温度は上がりにくく、
同じ温度になるまでに時間がかかることになります。

セルロースファイバーの厚みを200㎜以上確保することで、
この時間差がおよそ8~9時間生まれ、
日中のピークである14時前後から気温の下がる夜まで
時間差を作り出します。

夜になると、外気温もだいぶ下がっていることから、
室内側表面温度は、上がりきることなく、
外気温度に合わせ、下がっていくことになるのです。

これが、室内の快適さを生み出すことになります。

一般的な「熱伝導率」の数値とは違ったこの「容積比熱」という特徴。

これが、温暖化の進む中、快適な住まいをつくる上で、
前向きに取り組んでいきたい断熱材の選択理由となっています。

この「セルロースファイバー」と同じ特徴を持ち、
容積比熱ではさらに高い能力を持つのが、
「シュタイコ」という名前の木の断熱材です。

セルロースファイバーより更にコストが高くなってしまうこともあり、
まだまだ標準仕様とは言えませんが、
自宅兼展示場では、屋根のみこちらの断熱材を使用してあります。

「木の家」を作る矢川原は断熱材まで「木」を使います。
ぜひ、この夏に体感しに来てみませんか(*^^)v

3日~7日までGW休暇をいただきます。

こんばんは。
田中です。

矢川原では、明日3日より7日までの5日間。
GW休暇をいただきます。

連休前最終日となる本日は、現場の方を確認してきました。

N様邸。

先日上棟し、サッシが付いて建物の全体像が見えてきています。
大切にされている「おかめ桜」を手掛かりに設計しました。

1.2階それぞれから桜を愛でることが出来ますよ(*^^)v

そして、もう1棟は基礎工事が進んでいます。

3代に渡ってお世話になっているK様邸。
本日、基礎の立ち上がり打設が終了し、
今月末の上棟目指して、準備を進めていきます。

模型とは少しだけ変わりましたが、
ほとんど変化はなく、可愛い感じの住まいになりそうです。

設計テーマは「グランドピアノのある家」。
1人で演奏に没頭する時、みんなに聞いてもらう時を
イメージしながら、設計しています。

2階には4.5帖のウッドバルコニーもあり、
花火を楽しむことも出来ますよ。

連休中にご不便をおかけしてしまうこともあるかもしれませんが、
何卒よろしくお願い申し上げます。

しっかり英気を養って、
連休明けの仕事も頑張っていきたいと思います。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

玄関へのアプローチ

こんばんは。
田中です。

先日、昨年お引渡しをしたT様邸にお伺いしたところ、
ご自身の手による外構がいい感じに進んでいました(#^.^#)

玄関ドアに合わせた縦貼りのウッドフェンスが程よく視線を遮り、
玄関へと延びていく石畳が何とも色っぽいですね~。

雨上がりだったこともあり、濡れているのよりいい感じです(*^^)v

少し遠回りして住まいへのアプローチをとり、
そこに少し植栽を施すことで、住まいの印象がガラリと変わります!

アプローチが長いことは無駄と言えなくもないですが、
玄関に近づくまでのわずかな間に、
咲いた花を見つけたり、芽吹いた木々を見ながら、
季節の移ろいを感じることができるのって、
とても豊かな時間だと思いませんか?

住まいの設計において、とても大事なことの一つだと考えています。

こちの住まいは、お引き渡し後に
造園業を営むT様自らが仕事の合間に植栽や外構を少しづつ進めています。

苔の緑が本当に美しいですね~

お引渡し前の内覧会ではこの姿を皆さんに見てもらえなかったのが、
残念で仕方ありません。

やはり植栽は、家を何倍も引き立たせてくれる大事な存在ですね。
皆さんもぜひ、お庭に木を植えてみましょう(*^^)v

おかめ桜のある家

こんばんは。
田中です。

事務所から車で数分。
地元川越市山田にて、新築がスタートします。

大切にされていたおかめ桜を設計の手がかりとし、
DKの窓や2階の窓からその姿を楽しむことが出来るような家ということで、
「おかめ桜のある家」とさせていただきました(#^.^#)

解体終了時には咲いていなかったのですが、
先日、満開となっていましたヽ(^o^)丿

ソメイヨシノより少し早く咲く品種らしく、
最近の雨もあってすでに散り始めていますが、
色味の強いとてもきれいな桜です。

来年は新居からこの姿が見えることを
心待ちにしています。

散り始めた桜に見守られながら、
杭工事も終了し、明日にはやり方を行う予定。

引き続き、頑張っていきたいと思います(^_^)/

世代を超えて。

こんばんは。
田中です。

今日は、近々着工予定の現場で、
地縄を張ってきました。

地縄とは、敷地に縄を張って、
建物位置を示すことを指します。

手前に見える白い線が建物位置となります。
こういったことが始まると、
家づくりがいよいよ始まるな~と感じますね。

こちらは敷地全体の様子です。

実は、こちらの住まいは、
写真中央の家はこれから始まる建物の母屋で、
私が矢川原に入る前、今から24年前に矢川原で建てたもの。

写真右手の白い建物は、
娘さんが結婚し、今から5年前に建てたもの。

そして、今回は息子さんが結婚したことで、
新たに住まいづくりをご依頼をいただいた形になります。

世代を超えて、お声掛けいただいているということは、
喜んでいただいている証にもなるので、
何よりの自信に繋がりますよね。

ただ、今回は設計時に注意したことがあります。

5年前は、母屋から外れていたので、
あまり気にしないで建てることが出来ましたが、
今回は、母屋の前に建てることになるので、
北側に向けて屋根を下げていき、
母屋になるべく影を落とさないように配慮したことです。

こんな感じの住まいになりますよ!

太陽の低い冬でも母屋には陽が入るように意識しています。

こういった配慮は、今回は親子関係だから当然とはいえ、
もし、他人の住まいであっても、
近隣配慮として大切なことだと考えています。

誰だって、自分の家の前に壁のような住まいが建つのは
抵抗があるものです。

敷地条件等で、配慮することが難しい場合もありますが、
「法に則っているから構わない」という姿勢は、
これから長いお付き合いをするご近所様でもあるので、
あまりおススメできません。

設計とは、お客様の要望をまとめて
住まいを形作っていく行為になります。

けど、そこには法的制限も含め、配慮すべきことが沢山あります。

そのさまざまな制限の中で、お客様に喜んでいただくものを
設計するわけですから、難しいのは当たり前ですね!
でも、それが楽しいんです!(笑)

矢川原が作りたいものは、
家ではなく、「あなたの暮らし」です。

ゆっくりお話をお聞きし、
あなたの暮らしづくりを一緒に楽しんでいけたらと思います。

断熱リノベーション見学会 ~in 川島町~

こんにちは。
田中です。

昨日・今日と川島町八幡団地内の断熱リノベーション現場にて、
見学会を開催していました。

昨年オープンして、初めての冬を迎えていますが、
築40年の住まいをリフォームすることで、どこまで温かくすることが出来るのか?
といったことを実際に体感できる場となっています。

サッシは、既存の窓にペアガラスタイプの内窓を設置し、
床・壁・天井にはセルロースファイバーの断熱材を施工しています。

UA値0.66.C値1.47 と
どちらも突出した数値ではありませんが、
まあまあの数値になったと考えています。

実際、リビングにはある14帖用エアコン1台で住まいを
安定して温めることが出来ています。

この時の時間は朝10時。

1番 外気 10.2℃
2番 リビング 21℃
3番 1階洗面所 18.6℃
4番 2階寝室 20.6℃

以上の結果となり、家全体を概ね温めることが出来ています。

リビング上部に設けた吹抜には
「ひかりゆか」を使用することで、ベランダへの通路を確保しつつ、
暖気を住まい全体に循環させる役割を持たせています。

部屋だけでなく、廊下や洗面所、トイレも同様に安定した
室温を保つことで、ヒートショックの少ない快適な暮らしを
送ることが出来るのです。

温かい家は、日々のちょっとしたストレスを減らしくれ、
健康で穏やかな暮らしの第1歩であると考えています。

設計の工夫で創り出す「性能の先の心地よさ」を謳えるのも、
一定レベルの性能があってのこと。

断熱のしっかりしたされた住まいは、あなたの暮らしを変えてくれます。
そしてリフォームでもそれは可能です。

見に来てくださった方も、みな一様に暖かくなるもんだね~と
驚かれていました。

矢川原の作りたいものは、
家ではなく、「あなたの暮らし」です。

私たちと一緒に、あなたの暮らしづくりをしてみませんか?

ほんのり暖かい家で暮らせる喜び。

こんばんは。
田中です。

先日、昨年夏ごろにお引渡しをした
坂戸市A様邸にお伺いしてきました。

理由の一つは、動画撮影のため。
もう一つは、床下エアコンを設置したA様邸で、
室温の測定データをとらせていただこうと
温度計を設置しに行くのが目的でした。

動画は、ようやく形になってきて近日公開予定。
こちらも楽しみにしてください。

床下エアコンについては、
こんな形で、写真でたまに結果を送ってもらっています。

先日かなりの雪が降った日に来たのがこれ。

1番 外気温 1.9度
2番 リビング 19.7度
3番 洗面所 19.3度
4番 2階寝室 18.8度
5番 床下(エアコンから一番遠い所) 23.6度

室内の温度差は、1度以下となっていてほとんど差がありません。

床下の温度が室温より高いので、
床もほんのりと暖かく、とても気持ちが良いとのこと。

安定した室温での暮らしにとても喜んでくれています(#^.^#)

合わせて、こんな素敵な写真も送ってくれました。

雪の花の咲いた玄関前のモミジは、
ポーチ灯に照らされて、光り輝いています。

ウッドデッキに積もった雪もきれいですね~。

お客様の喜んでいる姿を見ることが出来るのが、
住まいづくりに携わる人間としての一番の喜びです。

この写真も「雪景色最高!」「あったかい家を実感してます!」
ってコメントと一緒に来ました。
私としては、こんな言葉が聞けることが最高!て感じです(笑)

もっともっと喜びの声を聞けるように
日々、仕事に向き合っていこうと思います。

一年間お世話になりました。

こんにちは。
田中です。

矢川原も今日が仕事納め。

あらためて振り返ると、
この一年は、いつも以上に激動の一年だったように思います。

自邸が1年半掛かりで、やっと完成。
初めての社員大工の登用。
断熱リノベーション展示場の着手とオープン
ウッドショックを始めとする資材の高騰や設備入手困難な中での施工。

・・・などなど。

でも、なんとか乗り越えることが出来たのも、
自分の周りにいる人たちのお陰であり、
多くの工務店の中から矢川原を選んでくださったお客様のお陰です。

本当にありがとうございました。

一部をご紹介します。

3月お引渡し 川越市T様
自身が造園業を営むこともあり、庭が本当に素敵な住まいです。
大きな屋根の掛かるウッドデッキが特徴的。

7月お引渡し 坂戸市A様
一見平屋に見える小さな佇まいながら、大きな吹抜のある開放感あふれる住まい
2階から見える山並みが最高(#^.^#)

12月お引渡し 川越市T様
吹抜となったダイニングを中心に、家族が集い、共に成長する住まい
3世代同居なので、それぞれの居場所づくりがテーマでした。

そして、自邸(現在は予約制展示場として予約受付中)
ウチとソトをつなぐ家
ウチに居ながらにしてソトを感じる心地良い居場所づくりがテーマ

川島町リノベーション展示場(予約制展示場として予約受付中)
築40年の住まいをフルリノベーション。
リフォームで実現できる夏涼しく、冬暖かい住まいづくりを体感できます。

他にも大規模リフォームやエクステリア工事など、たくさんの工事がありました。
本当にありがとうございます。

矢川原が作りたいものは家でなく、
「あなたの暮らし」です。

私たちと一緒に「あなたの暮らしづくり」をしてみませんか?

暮らしに寄り添うご提案をし、
皆様に喜んでいただくことが矢川原の一番の喜びです。

来年もまた、良い年に出来るよう、
頑張っていきたいと思います。

何卒よろしくお願い申し上げます。

家族の会話の弾む家

こんばんは。
田中です。

今日は、川越市T様邸のお引渡しでした。

同居のご両親は残念ながら参加していただけませんでしたが、
子世帯家族はそろってご参加いただけました。

お引渡しセレモニーと最後の記念撮影です(#^.^#)

約30坪の敷地で、東西を3階建てに挟まれる立地条件の中、
3世代の同居する住まいづくり。

家を大きくしていくことは簡単ですが、
T様の望む性能を確保するにはコスト面からも難しく、
28.35坪とコンパクトにしても、
家族が仲良く豊かに暮らす住まいを目指して設計しました。

外観はシンプルな切妻として、屋根を低く抑えています。
高低差があるので、玄関への階段が高く、
木製手摺がアクセントになっています。

室内は吹抜となったダイニングを中心に、キッチン、
小上がりの畳リビング、そして2階へと続く階段が繋がっています。
吹抜から見下ろした様子です。
模型みたいで可愛いでしょ(#^.^#)

中心となるダイニングにはハイサイドライトがあり、
室内を明るく照らしてくれます。
夏の暑さ対策のため、サイズは控えめにしてあります。

こちらは、キッチンからの眺め。
ダイニングと畳リビング、2階へと続く階段、
そしてセカンドリビングとなる吹抜の奥へと視線が抜けていきます。
2階にいる子供との会話も弾みそうですね(*^^)v

小上がりの畳リビングは、その段差がベンチになり、
さらに出窓も座るのにちょうどよい高さに設定し、
目線を揃えることで、家族の会話がより弾むように意識しています。
畳の下は引出となっていて、収納もたっぷり。

出窓ベンチからの景色はこちら。

キッチンにいるお母さんと座っていても目線が合う高さです。
キッチンから洗面所へと繋がるルートも確保し、
玄関へと抜ける回遊動線とすることで、家事動線もバッチリです。

階段の降り口には小さな引戸を付けました。
これは1歳のお子さまのいるT様ご家族のためのベビーゲート。
市販品にはない味わいがあります。

コンパクトな住まいでも、必要なところは広くとります。
室内干しスペースにもなるよう、2階ホールには、
取り外し可能な物干し掛けも取り付けました。
ベランダに出るためのルートにもなっています。

ベランダも広めにとってあります。
物干し場としても便利ですが、ここは視線の抜けが良いので、
夏は夕涼みに良い場所になります。
美味しいビールが吞めるはずです(笑)

両親との同居での時間帯のズレからくる小さなストレスを
回避すべくセカンドリビングを確保しています。
将来2人目が出来たとしても、部屋が必要になるのは10年以上先の話、
それまでは子世帯のリビングや子供の遊び場として、
フル活用できる空間になります。
ホールにシンクもあるので、
コーヒーを淹れたり、簡単な食器も置けるので、
1階に降りなくて良いのが嬉しいところです。

玄関には、ベンチと手摺を設けています。
靴を履く時はもちろん、ちょっとした荷物置き場にもなり、
あると便利な小さな工夫です。

T様の大事にしていた性能については、
許容応力度計算で耐震等級3
断熱性能は、UA値0.45とHEAT20G2クラス(断熱等級6等級)
気密性は、C値0.2㎠/㎡
と、ご希望の水準はクリアできました。

ただ、上記のような性能を確保できることが工務店選択の決め手ではなく、
弊社に決めた一番の理由は、
「一番、素の自分でいることが出来たから・・・」だったそうです。

私自身が、設計へのこだわり以上に大切にしていることは、
お客様の想いを形にすることです。

まずは、自分を出していただき、それを受け止め、
プロとして、自分にできる最大限のご提案をすること。

「自然体の自分でいることが出来た」というのは、
私にとって本当に嬉しい言葉でした。

矢川原が作りたいものは、
家でなく、「あなたの暮らし」です。

T様のお言葉は、それを実現できたことに繋がる言葉になります。
本当に嬉しかったです!

長くなりましたが、最後に一言。

T様。本当におめでとうございます。
そして、お付き合いはこれからとなりますので、
今後とも、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

良い建物に触れる ~in 軽井沢~

こんばんは。
田中です。

先日お休みをいただいた日に、
日帰りで軽井沢に行ってきました。

目的は、建築家「吉村順三」氏設計による
脇田山荘を見学するためです。

52年前に洋画家脇田学氏の依頼で設計されたアトリエ兼山荘で、
設備等の変更はあるものの、
ほぼそのままの姿で今なお活用されています。

内部が見れるのは、年に数回の予約制公開日のみ。
とても貴重な機会を得ることが出来ました(#^.^#)

外観は、中庭を囲むようにくの字に二回折れた形で、
ピロティとなった1階のコンクリート造の上部に
木造の2階が乗った形となっています。

こちらが内観。
屋根形状を生かした勾配天井の空間に暖炉を据え、
壁際に沿った形でソファが設置され、
窓辺にはイスとテーブルがあります。

ペンダントライトがあることで、ここに家具を置いて、
時間を過ごすという明確な意思があることが分かります。

庭を少し見下ろす形の場所なんですね。

美術館が建ったことで、中庭の木々がなくなってしまったそうですが、
椅子・ソファ・ダイニング・キッチンなど、
それぞれの居場所から中庭の景観が楽しめるように
設計されていることがよくわかります。

玄関に入って正面もきれいに中庭へと抜けていきます。

ダイニングは、建物の形状に合わせて、
ソファもテーブルも造作となっています。

天井は、屋根形状に合わせて板が貼られていて、
建物の形状をより強く認識させてくれます。

少し囲まれた感じになっていて、
座る人皆が、落ち着いて庭を楽しむことが出来そうですね。

窓の部分は、すべて障子が入っています。
通称「吉村障子」と呼ばれ、障子の桟の見付(桟の巾のこと)を
すべてそろえることで、複数の障子が一枚の大きな障子のように
見せることを狙った障子のデザインです。
このような大開口の窓にはうってつけのデザインですね!

規定時間が30分しかないので全然見たりませんが、
どこにいても、ずっとそこに座っていたくなる心地よさがあります。
この空間を体感できたことが、本当に嬉しかったです。

外部も素敵でした。
ピロティにも暖炉が用意されていて、中庭を囲んで、
パーティーなどが行われたのだと思います。

強い日差しを避け、雨の日でも楽しむことが出来る空間。
雨樋がなく、屋根の軒先に合わせて埋められている溶岩石に落ちる
雨音もまた楽しむことも出来そうです。

考え抜かれた建物の凄さを感じることが出来ました。

ここで得たものをどう生かすかが見えているわけではありませんが、
少しでもその場にいる方が、
「この場所いいな~」「もっと座っていたいな~」と
感じてもらえるような居場所をつくれるように
精一杯仕事に向き合っていきたいと改めて思いました。

やっぱり素晴らしい建物に触れるって大事ですねヽ(^o^)丿

今回の日帰り旅には、おまけがもう一つありました。
脇田山荘そばにある、同じく吉村順三氏設計による
「エロイーズカフェ」というカフェにも行くことが出来ました。

こちらもやっぱり良い建物ですね(#^.^#)j
そして評判のフレンチトーストもいただきました。

本当に美味しかった~!

何とも充実した休日でした。
こんな休みをいつもおくりたいものです(笑)

リノベーション展示場オープン! ~in 川島町~

こんばんは。
田中です。

川島町で行っていたリノベーション展示場が
ついにオープンとなります。

築40年の住まいを
内側から全ての壁を壊して断熱改修を施しています。

間取りの変更も行っているので、
暑さ・寒さの解消ばかりではなく、住まい方も変わっています。

既存樹木を活かしながら、造園も行い、
外観も大きく変わりましたヽ(^o^)丿

駐車場を広げ、玄関とベランダに木をあしらって、
モダンなイメージになっています。

元々あった石は、処分することなく、
石垣のような形で、お庭で再利用しています。

道路からの目隠しや室内からの景観を意識しつつ、
植栽も施しました。

リビングや和室からは窓越しに庭を楽しめます。

新たに植えたモミジが紅葉してくるのが楽しみ(#^.^#)
目隠しフェンスのお陰でウッドデッキで安心して寛げますね。

LDKの様子はこちら。

下の写真の床に見える緑色の格子はFRPグレーチングといい、
リビングと二階を繋ぐ吹き抜けの役割を果たしつつ、
上を歩いて、ベランダへの出入りも可能にします。

これこそが、断熱改修をしたからこそできることになるのです。

1階で使用する暖房の暖気を2階へ送り、
2階で使用する冷房の冷気を1階へと送ってくれます。

家中の温度差をなるべく少なくして、
ヒートショックのリスクを軽減していきます。

この現場は、矢川原の新築までの断熱性能には届きませんでしたが、
基準を余裕をもってクリアするUA値0.66となりました。

C値は1.5とこれも良いとは言えませんが、
セルロースファイバーによる充填工法で
室内からの工事のみということを考えていけば、
良い結果といえると思います。

これから寒くなるので、
このリノベーション展示場がどこまで快適になっているのか、
ご来場いただくお客様にとって、
自ら体感できる展示場としてお役に立てば嬉しく思います。

明日・明後日はついに展示場オープンです。
まだ、予約に空きもありますので、
興味を持ってくれた方は、ご連絡ください。

また、イベント日以外にも見学予約は随時受け付けているので、
お気軽にお声掛けいただければ嬉しいです。

断熱リフォームのススメ

こんばんは。
田中です。

最近リフォームの依頼が増えているのですが、
その中で変化を感じるのが、断熱リフォームを希望される方が増えていることです。

これまでリフォームというと、外壁の塗装工事や
キッチン、お風呂、トイレといった水回りのリフォームが多かったのですが、
ここへきて、そこからもう一歩進んだ断熱リフォームをする方が増えています。

住まいに対する不満ランキングの常に上位にいる暑さ・寒さに対する不満。

ヒートショックという言葉も一般化してきて、
お客様の意識も変わってきているのだと思います。

「断熱」は、床・壁・天井(又は屋根)・窓の4点。
立方体で家を考えると6面全てを断熱補強するのが基本です。

しかし、交換を必要とする水回りの設備に加え、断熱まで手を掛けると
どうしても費用がかさんでしまいます。

そこで、どのように「断熱」を考えていくかがとても重要になってきます。

そこで浮かびあがるのは、「ゾーン断熱」。
断熱するエリアを決めて、そこだけを重点的に断熱する方法です。

例えば、2階は諦めて1階すべてを断熱する方法や
そして、リビングや水回りのみを断熱するエリアに絞る方法もあります。

現在お話ししている方も、子供が独立して2階は使わないくても良いということで、
1階に絞って話をしている方もいます。

また、すべての空間を使うものの、コストなどの総合的な判断から
家族の揃うLDKとお風呂・洗面・トイレといった場所に絞って
打合せを進めている方もいます。

この内容は、それぞれの家族の在り方や住まいの大きさによって、
最適解が変わるので、お客様それぞれとの打合せがとても重要になります。

更に予算的に難しさが出てくると考えなければならないのが、
断熱をする場所の優先順位になります。

断熱の基本は床・壁・天井・窓の全て行うことなのは先程も述べましたが、
あえて優先順位をつけるならば、

第1位は、窓です!
熱の移動の50%以上は窓からの出入りになります。
今ある窓の手前にもう一つ窓を付ける2重窓は、仕事もシンプルで、
窓が少なければ、仕事は数日で終わってしまうのに、その効果はテキメンです。

窓からの冷えや暑さをさえぎるのがまず第一です(*^^)v

そして2番目は、床です!
夏の暑さは屋根から来ますが、冬の冷えは床から来ます。
暖房の方が冷房よりはるかにエネルギーを使うので、優先するなら床が先です。

冬に暖房を使うと、熱は屋根の方から逃げていき、
逃げた暖気の分だけ、床の隙間から冷気が室内に入ってくるのです。

暖房を掛けても、足元が温まりにくい状況の上、
頭の付近ばかり温かくなって、ボ~としやすくなります。
これが理由でエアコンが嫌いになっている方が多いと思われます。

だからこそ、床下の断熱を補強し、冷気の侵入を防ぐ必要があります。

そして3番目に天井又は屋根となります。
夏の暑さは屋根面から来ていることが多いので、
2階の天井や下屋となっている1階の天井に断熱材を施工し、
暑さを防ぐとともに冬の暖気も逃げにくくしていきます。

最後は壁になります。
なぜ最後かというと、面積も多くとても重要な場所なのですが、
面積が多い分、コストにも反映しやすくなるので、
優先順位でいうと最後になってくるのです。

ただ、あくまで基本はエリアを絞っても6面すべてをやることなので、
この優先順位はやむを得ない時と考えていただく方が良いかと思います。

断熱リフォームについては、
現在お住まいの工法などで、やり方を変えていく必要があります。

そんな断熱リフォームの一つの形として、
現在川島町で築40年の戸建て住宅をリフォームして
皆様にご覧いただけるリフォーム展示場を作っています。

来月10/22.23を正式オープンとしていますが、
外構工事が残っているだけで、建物本体は終了しています。

興味のある方には先行してご覧いただけますので、
お気軽にお声掛けください。

オープンチラシはこちらです。

夏の暑さと冬の寒さにお悩みの方。
お声掛けをお待ちしておりますm(__)m

エクステリア工事もやってます! ~in 坂戸市~

こんにちは。
田中です。

先日、坂戸市でエクステリア工事を行いました。

駐車スペースを増やしたい
バリアフリーを考えて、玄関までスロープにしたい
室内が道路から見えてしまうので、目隠しをしたい

こんな要望をいただき、ご提案をすることに。

元々はこんな感じ。

庭と駐車場の土間の境界が曖昧で、
飛び石等もあって、歩きにくい状態でしたね。

これがこんな感じに変わりました(*^^)v

元々の駐車スペースにガレージ屋根を掛け、
建物前の庭の一部を予備駐車スペースとして確保。
道路からの視線はアプローチ脇に目隠しフェンス等を造作して対策。
駐車場の奥の物置は、裏側の見た目が良くないので、
同様の材料を用いて、統一感が出るようフェンスを作りました。

アプローチは、車いすの回転半径1.2m以上を確保しつつ、
クランクさせています。
そうすることで、植栽で人の目線をかわしつつ、
玄関まで進むことが出来ます。
まっすぐなのは効率的ですが、
玄関が丸見えになってしまうので、余りお勧めしません。

植栽は、今回は常緑のソヨゴと落葉のナツハゼを選択、
色づいた葉が綺麗ですね~。
近隣の方にも評判らしく、木の名前を聞かれたよ!って
言っておられました。

こちらの住まいは、2年前にLDK及び水回りの断熱改修工事を
行った住まいで、外構はずっとやりたかったそうで、
今回、やっと実現したとお喜びいただきました(#^.^#)

室内はこんな感じだったのが、

こう変わりました!
「自分の家がモデルルームになったみたい!」と
とても喜んでいただきましたよ(*^^)v

当時流行っていたダーク調の色からナチュラル色に変えて、
明るいイメージとし、床にはナラ無垢フロアーを施工。
キッチンの収納は、全て造作で対応しました。
サッシはアルミの単板ガラスから樹脂サッシに変更、
断熱エリアを決めて、床・壁・天井すべてに断熱材も施工しています。

「エアコンの効きは良くなったし、光熱費を下がったよ」
と言っていただけましたよ。

このように矢川原では、
室内のリフォームはもちろん、エクステリア工事まで
デザインから請け負っています。

ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

本格和室を和モダンな空間に。

おはようございます。
田中です。

先日、20年以上前に新築したF様より
「和室をフローリングにしたいけど、
全体のイメージが変わるように出来ないか?」
といったご要望がありました。

そこで、単純に畳を床にするだけでなく、
北側の水田が綺麗な部屋だったことから内障子を全開口できるようにし、
さらに外からの目線を遮るために可変ルーバー付きの雨戸にすることをご提案。


ルーバーの角度も調整できるので、
目線を遮りつつ、風を通すことが出来るので、
とても使い勝手の良い商品ですね。

思い切って、押入や入口の建具も一般的な襖から格子戸にすることで、
イメージをガラリと変えていくことにしました。

もう一点、西側の窓は隣の玄関前とあって、
いつも障子が締まっていたようなので、
あえて窓を小さくして、通風に特化した縦辷り窓を2ヶ所配置。

この配置はウィンドキャッチともいわれ、室内の換気量が格段に上がるんです!
詳しくはこちらをご覧ください。

窓を変えるだけでは少し寂しいので、
網付き格子戸を付けることでアクセントにしてみました。
この建具は、好きな建築家「永田昌民」氏が良く用いたデザインで、
通称「永田格子」と呼ばれるデザインなんですよ(*^^)v

お客様にもお喜びいただき、
これまで、寝室として使っていた部屋だったのが、
ベッドを他の部屋に移動し、テーブルといすを置いて、
ソトを眺めて過ごす別の使い方にすることにしたそうです(笑)

使い方を変えるほど、気に入っていただけて何よりでした(*^▽^*)

今回はサッシもアルミ製から樹脂製サッシに変えるなど、
断熱補強も兼ねてリフォームしています。

ただ、きれいにするだけでなく、少しでも快適な空間として、
使っていただけるように変えることが出来たら、嬉しいですね。

興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

上棟間近! ~in 川越市~

こんにちは。
川越市木野目で進行中のT様邸。

基礎工事が終了し、いよいよ上棟が迫ってきております。

こちらは、配筋工事を終えたところ。
検査は、もちろん問題なく合格しましたよ(*^^)v

そして、こちらは基礎工事を終えた後の写真。
隣地との間隔が狭いので、先に水道配管を進めています。

この後に土台敷きを行い、足場を掛けて
上棟へと進んでいきます。

東西に3階建てがあり、奥の南側の建物は年数が経過していることから
将来的に建て替えも考えられます。

その中で、住まいの中心となるダイニングを吹抜として、
そこからの光をどのように取り込むかに配慮した住まいでもあります。

「家相」から様々な要件もあり、プランニングには苦慮しました(;^_^A

庭を少しでも多く残すために駐車場を諦めるという決断をし、
その分北側道路一杯に建物を配置しています。

足場を掛けると敷地の前面はほぼなくなってしまうので、
今回は、久しぶりのレッカーなしの人の手による建て方(;^_^A

暑い日が続いているので、職人たちの体が心配ですが、
こまめに休憩をとりながら、進めていきたいと考えています。

建て方の様子は、またご報告させていただきます。

引き続き、宜しくお願いします。

窓辺を整える

こんばんは。
田中です。

数か月前にお引渡しをしたT様邸に先日伺ってきました。
理由は、雑誌の掲載にご協力いただくに際し、
写真を撮らせてもらうため。

造園業を営むT様邸では、
伺うたびに木々が少しずつ増えていき、
どんどん姿が変わっていっています。

現在の様子を撮影させていただくべくお伺いすると、
更に素敵な感じに変わっていました(#^.^#)

やはり木々が植えられると、住まいの風格が全く変わってきます。

ウチとソトを繋ぐ半戸外空間として設けたウッドデッキは、
木々が程よく外からの視線を遮ってくれています。

今日のタイトルは、「窓辺を整える」。
これらの木々は、中からも実に良い感じで見えていますよ(*^^)v

こちらは、2枚ともリビングのソファからの眺め。
デッキの奥のモミジが美しく、紅葉が待ち遠しくなります。
テレビの上部の窓は、隣家からの視線を遮りつつ、緑が美しく見えています。
朝には、木々の隙間から陽が差し込んでくるはずです。

キッチンから家族共用デスクスペースにある縦長の窓からは、
ウッドデッキ奥の木々が眺められます。

デスクスペースに座るとこんな景色になります。

お気に入りのガラス作家ピーター・アイビー作の照明器具と
自宅にあった欅の板を加工したデスクカウンター。
椅子はボーエ・モーエンセンのモデル538。
新築工事の数年前に、一目ぼれして購入した椅子だそうです。

ウッドデッキとその奥の木々と合わせ、
ここでの作業が楽しくなるであろう
こだわりの詰まった空間となっています。

良い住まいとは、
耐震や断熱・気密といった性能ばかりではなく、
そこに住む人が心地よいと感じる居場所があり、
長く住み続けていたいと思える住まいだと思います。

性能はもちろん大事です。
でも、性能ばかりを追い求めるのではなく、
そこに住まう人が「好き」になってくれる住まいをつくりたいと考えています。

「住まいではなく、そこにある暮らしを作りたい」

ご共感いただけたら、嬉しいです。

近くの庭と遠くの山並みを楽しむ住まい ~in 坂戸~

こんばんは。
田中です。

先週末に見学を行った坂戸市A様邸。

多くの方にご来場いただくことが出来、
ご来場いただいた皆様それぞれの視点から、
建物をゆっくりと見ていただくことが出来ました。

見学会にご協力いただいたAさま。
本当にありがとうございました<m(__)m>

テーマとしたのは、「庭と共にある暮らし」。
近くの庭と遠くの山並みを楽しむ住まいを目指しました。

見学会前日にわずか5本ですが植えたことで、
何とか近くの庭を造ることが出来ましたね(;^_^A

わずか5本でも、住まいの雰囲気が随分と変わったのが分かるかと思います。
植栽は住まいにとって、本当に大切です。

庭にはモミジとアオダモの2本を植えました。

窓の近くに木が植えられることで、
遠くの木々をより身近に感じられますね。

この住まいは、リビングの大きな吹抜を中心に1,2階が繋がりを持ち、
そこかしこに心地よい居場所ができるように設計しています。

障子の奥にある小上がりの和室。
階段下を使った書斎コーナー。
2階ホールやヌックは、遠くの山並みを楽しむ場所でもあります。

2階ホールの出窓はベンチにもなっていて、ひじ掛けを造作。
これは、サッシの存在感を少なくする狙いもあります。
見学会に来たご夫婦に登場してもらいました(笑)
*掲載許可は貰っております。

断熱性能はHEAT20G2クラスでUa値0.46
気密性能は、0.5㎠/㎡

許容応力度計算で耐震等級3も確保。

確かな性能と合わせ、住み心地の良い住まいをご提供することを
大切に住まいづくりに取り組んでおります。

皆さまのご感想などをお聞かせいただければ、
とても嬉しいです。

ソトとつながる平屋のような2階建て ~in 坂戸市~

こんにちは。
田中です。

坂戸市で新築中のA様邸。

工事は順調に進んでおり、内覧会の日程が決定いたしました(*^^)v
6/25(土).26(日)の二日間で行います。

お客様のご厚意で行える二日間限定公開です。
A様、ご協力本当にありがとうございます。

いい雰囲気になってきていますので、
ぜひ見ていただければと思います。

今日のタイトルは
「ソトとつながる平屋のような2階建て」。

こちらの現場は、パッと見では平屋のようにも見えますが、
実は2階建てで、2階部分はホールと主寝室として活用しています。
わずか1畳サイズですが、秘密の隠れ家があるのは見てお楽しみに(笑)

周りの建物と比べても小さいですね~。

2階部分は、歩くところこそ普通に歩けますが、
端に行くと頭が当たってしまう高さです(笑)

ですが、その低さが外観の安定感と内部の落ち着きを
生み出してくれています。

勾配天井のリビングから奥の階段を上っていくと
2階のホールに繋がります。
階段手摺は、アイアンで作ってありますよ。

ここが2階のホールです。
将来的に仕切ることも出来るし、
このまま活用していくことも出来ます。
奥に緑が少し見えていますね。

メインとなるホールの出窓から見える景色がこちら。
遠くの山並みがとてもよく見えています。
夕陽が沈むときなどは、きっと綺麗でしょうね~。

ここでのんびりとした時間を過ごすことが出来るような
居場所をつくりたいと考え、この住まいを設計しました。

出窓は座れやすい高さにして、
ひじ掛けになるような手摺を内側に造作。
サッシの存在感を減らすための工夫にもなっています。

この山並みは1階の書斎からも楽しむことが出来ます。

リビングや小上がりの和室からは借景を取りこみつつ、
これから植栽を施していく予定です。

現在、ウッドデッキも造作中。

お客様が手作りを予定されている囲炉裏を囲む時間や
植栽・借景を活かした緑を楽しむ時間などを大切にする
「庭と共にある暮らし」をテーマに掲げています。

見学会の内容はこちらとなりますので、
ぜひ見にいらしてください。

リフォームで夏涼しく冬暖かい住まいを・・・

こんばんは。
田中です。

今月より、比企郡川島町にて
リノベーション展示場の工事をスタートしました。

何をしたいのかと言いますと、
それは、ズバリ断熱改修リノベーション。

築40年の住まいを購入し、断熱改修を施すことで、
どれほど住まいを快適にできるのか?

それを実体験できる場にしたいと考えています。

内部のスケルトン解体が概ね終了し、
これから大工工事、断熱工事へと随時進んでいきます。

外観はこんな感じのシンプルなデザイン。
既存の壁を剥がしたところ、
ロックウールなどの断熱材が入っていましたが、
結露等で黒くなってしまっているのが見て取れます。

また、屋根裏を見ると、
天井の断熱材と壁の断熱材が繋がっておらず、
完全に断熱欠損となってしまっています。

せっかくの断熱材もこれではほとんど意味を成しません。

これらの断熱材をすべて撤去し、
一からやり直していくことになるのです!

これは解体後の様子です。
外部の壁はそのまま残す形として、内部の壁は全て撤去しました。

サッシは既存サッシを活かしてコストダウンを図り、
内側に2重窓を設置して、断熱強化を図っていきます。

これがどのような姿に変わるのかは、
これから先の工事のお楽しみ。

工事の様子は、随時ご報告していくので、
たまにブログのチェックをして下さいね(*^^)v

矢川原では、Facebook、インスタグラム、Youtube
などもやっていますので、
そちらの方もよろしければご覧ください。

引き続き、宜しくお願い申し上げます。

子供部屋は3帖で充分!?

こんばんは。
田中です。

今日のタイトルは「子供部屋は3帖で充分!?」
となっています。

皆さんは、子供部屋を作ろうと考える時に、
どれくらいの部屋をイメージするでしょうか?

出来れば6帖、最低でも4.5帖と考えている方が
多いように感じます。

でも、それほど広い必要はあるでしょうか?

今月オープンとなった自宅兼展示場の子供部屋は、
3帖分のスペースとなっています。

狭いと感じられるかもしれませんが、
空間を立体的に使うことで十分なスペースが確保できるんです。

1mほどベッドを高くし、その下を収納ボックスにしてあり、
このベッドの隣には、机を置くことで勉強スペースも確保できます。

ベッド下は、市販のカラーボックス用のカゴがちょうど入る寸法にして、
タンス代わりにも使えます。

ベッドをセミシングルサイズにしているのが今回のポイント。

セミシングルサイズは、寸法が色々あるようですが、
今回のサイズは、900*1900サイズとしてあります。

通常のシングルベッドは1000*2000サイズとなり、
縦横100㎜ずつの寸法が周辺の空間のゆとりを生んでくれます。

ベッドの隣に置く想定の机も750㎜の巾が確保できるので、
選択の幅がかなり広がってくるのです。

そして、大人の私でも十分寝ることが出来るベッドサイズになります。

このベッドは、ウチの娘たちのお気に入りの場所となりました(*^^)v

窓にへばりついて、遊んでいます(笑)

ハイベッドになりますが、
3歳の娘でも自分一人で上がり下りすることも出来ますよ(*^^)v

子供部屋を小さくするメリットは、色々あります。

①家全体の広さを抑えることが出来るので、コストダウンにつながる
②子供部屋を小さくする分、他の空間を広くできる。
EX:室内物干しスペースや納戸など
③部屋で出来ることが少ないので、子供がリビングに出てくるようになる。
④将来子供が独立した時に、親にとって使いやすいサイズの趣味の部屋にできる。

最近は、リビングで勉強する子供も多く、
部屋に机を置く必要すらなくなりつつあります。

ならば、7~8畳空間をフリースペースとしておき、
子供の成長に合わせて、フレキシブルに活用していく方が良いと思います。

仕切りは壁でなくとも、家具やカーテンなどでも大丈夫。
それぞれの家族の最適な在り方がきっとあると思います。

私たち工務店にできることは、それを探すお手伝いをすることです。
あなただけの住まいを私たちと一緒に作ってみませんか?

展示場見学は4/16.17日で見学会を予定しています
見学会の予約フォームはこちらです。

また、それ以外の時間でも随時予約受付しております。
お気軽にお問い合わせください。

景色を切り取る ~in 坂戸市~

こんばんは。
田中です。

坂戸市にて新築中のA様邸。
平屋のようですが実は2階建てです(笑)

今月3日に上棟し、木工事が順調に進んでいますよ。

現在は屋根工事も終了し、サッシも取り付けられ、
住まいの形が大分見えてきました。

右の写真は玄関アプローチ方向より見た様子。
奥の高いところに、少し天井の低い二階があります。

パッと見た感じでは平屋みたいでしょ!(笑)
低く、落ち着いた佇まいになったのではないかと思います。

さて本題。
今回のブログのタイトルは「景色を切り取る」となっています。

なぜ、そんな表現をするのかというと、
敷地の周辺環境は自分で選べないですが、
見たいものと見たくものは自分で選ぶことができるということを
お伝えしたかったからです。

今回はどこを切り取りたかったのか、それは敷地西側に広がる山並みです。

基礎工事の時の写真がこちら。きれいでしょう~!

現場が進み窓がついて、最初にやること。
それは、外の景色がどう見えるかの確認。
とても楽しみな作業でもあります。

2階ホールや階段途中から潜り込むような形で作る
「ヌック」から山並みが綺麗に見えています。

あえて低い位置に窓を設けているのは、
座った高さを想定しているからです。

因みに「ヌック」とは、スコットランドで生まれた言葉で、
「心地よい小さな空間」「隅っこ」「少し隠れている場所」と
言ったような意味があります。

今回は座っていないと頭がぶつかってしまい、過ごせないような狭い空間ですが、
本棚を作り、好きな本を読んで過ごす場所となっています。
その時間の中で、ふと外を見るとそこには夕焼けに染まる山並みが広がる・・・

なんか良い時間が過ごせる気がしませんか?

そしてこちらは、1階の和室の窓です。

こちらもきれいに山並みが見えていますが、
実は、この窓の下には、隣の敷地の雑多なものが結構あるので、
あえて窓を高くして、山並みだけが見えるようにしてあるのです。

これが景色を切り取るということになってきます。
見たいものだけ見えるようにして、見たくないものは見えないようにする。

もちろん、植栽やフェンス等で調整することもありますが、
こちらは西側でもあるので、夏の日射遮蔽を考えると、
窓は小さい方が良いこともあるので、
この窓サイズを選択いたしました。

上手くいったかな~と感じています。

パッシブ的な考え方では、南側は窓をなるべく大きくして、
それ以外の窓は小さくするのが基本です。

冬の日射は最大限に取り込み、
夏の日射は出来るだけ防ぐことを前提とするからです。

ですが、南側には見たいものがほとんどなく、
他の方向に見たいものが広がっているならば、
私は、やはり見たいものを見ることを選択したいと考えています。

その上で、どのようにすれば日射を防ぐことができるかに
設計として組み込んでいきたいと思います。

住まいのどこで過ごす時間が、
その人を豊かにすることが出来るのか、

お客様と一緒にそこを考えていくことが出来れば、
より良い住まいづくりにつながると考えています。

ご共感いただけたら幸いです。

上棟間近! ~in 坂戸市~

こんばんは。
田中です。

坂戸市にて新築工事がスタートしたA様邸。
基礎工事が終了し、いよいよ明日上棟となります。

敷地西側に広がる美しい山並み。

1,2階それぞれにこの景色を楽しむ場所を作り、
ゆとりのある敷地には、植栽を施しつつ、
「庭と共にある暮らし」をテーマに掲げています。

こちらは工事の様子です。
鉄筋が施工され、コンクリートの打設と基礎工事が終了、
土台敷きが行われ、1階に床の構造用合板が施工されました。
汚れ防止のシート養生もされ、明日からの建て方を待ちます。
*天気が安定していると、養生も楽ですね(笑)

天気も問題なさそうです。
2階からの景色が楽しみ(*^^)v

まずはけが人を出すことなく、無事上棟できることを願うのみです。

上棟の様子は、またブログやSNS等でご紹介いたします。
よろしければ、ご覧ください。

天井には照明をつけない?

こんばんは。
矢川原の田中です。

自宅兼展示場では、
内装工事も終了し、器具付けが行われました。

早速暗くなってから、
照明計画を確かめに現場に行ってきましたよ(*^^)v

こちらは、階段を上がった場所から2階リビング方向を見たところです。

ダイニングテーブルがないので、少しイメージしにくいかもしれませんが、
勾配天井のダイニングと小上がりの畳リビングが広がっています。

お気づきになるでしょうか?
天井に一つも照明がついていません。

あるのは、ダイニングのペンダントライトとTV台下の床を照らす間接照明。
そして、畳リビングのブラケット照明のみです。

少し暗い感じになりますが、
落ち着いた照明計画になったかな~と捉えています。

住宅デザイン学校で学ぶ建築家「伊礼智」氏。
その著書で照明計画についてこんなことが書かれています。

「灯りの重心を低くすること」・・・と。

一般的な天井付けのシーリングライトは空間を均一に明るくしてしまうため、
空間のメリハリがなくなってしまい、かつ灯りの重心が上がってしまうことに
繋がるのです。

背の高さ、目より下の位置、足元に灯りを付けることで、
重心を下げることを常に意識しているのだそうです。

こちらは、リビング側からキッチン方向をみたものです。
キッチン以外は全て壁付けの照明器具を選択しています。

天井の板張りが実にきれいに見えてくるのが
よく分かるかと思います。

こういった照明計画には、もう一つ理由があります。

暗いところにいると、
灯りがあるところに行きたくなる気持ちになりませんか?

灯りの灯る場所は、人の「居場所」になるのです。
均一にどこもかしこも明るくなると、逆に居場所がなくなってしまうとも言えます。

そして選ぶ照明器具もシンプルなものばかリにしています。

もちろん照明器具そのものの存在を楽しむ場面もありますが、
建築家「吉村順三」氏の言葉にこんな言葉があります。

「欲しいのは照明器具ではなくて灯りである」

凝った照明器具は存在感がありすぎて、
空間そのものを損ねてしまうことになりかねないということを
指しているのです。

この言葉は、自分にとってすごく印象深い言葉で、
大事にしているものでもあります。

空間を構成する床や天井の木材、壁の漆喰やタイルなどの
素材感を活かしてくれていると感じています。

こういった照明計画を暗いと感じる方もいると思いますが、
食事やリビングで寛ぐ場所にはそれぞれに必要な明るさがあるので、
実際にはそう感じることは少ないと思います。

この自宅兼展示場では、そんな体感もしていただきたいので、
夜の時間もご案内する機会を設けたいと考えています。

ご希望の方はぜひ見学の申し込みをしてください。

四季の移ろいを感じ、木々に癒される暮らし

こんにちは。
矢川原の田中です。

川越市鴨田のT様邸。
見学会の日程が決定しました。

2/26.27の二日間。
予約制で開催させていただきます。

年明けよりコロナウィルスが再度大流行となってしまっておりますが、
出来る限りの対策を取りながら、開催することといたします。
完全予約制になりますので、必ずご一報の上、
お越しいただきますよう、ご協力お願い申し上げますm(__)m

現場の方は大工工事が終了し、内装工事へと進んでいるところです。

「揺れる木々を眺めるのが好きだった」という奥様の声もあり、
大きな庭ではなく、小さな庭を点在させ、
どこにいても木々が見える。そんなイメージで設計しています。

上の写真はリビングの様子。
木製サッシの奥にはウッドデッキを作り、その先には植栽を施す予定。

とは言っても、Tさまは造園業を営む方。
その辺はお任せなので、私自身も楽しみにしている立場です(笑)

ただ、見学会には植栽が間に合わあいかもしれないとのこと。
ちょっと寂しいですが、通常業務があるのでその辺は仕方ありませんね(;^_^A

外部はこんな感じです。

そして、先程の窓の奥を外から見たのが下の写真です。
ここにウッドデッキが作られる予定です。

しっかりと屋根が掛かる場所となっていて、
雨の日でも安心して使うことが出来るその空間は、
ウチでもソトでもない曖昧な場所。
静かに雨音に耳を傾ける・・・
そんな時間の過ごし方って素敵だと思いませんか?

また、自宅に保存したあった欅の板を再利用しているのも
この住まいの特徴の一つ。

ここは外を望む家族共有のPCコーナーとなります。
こんな場所に座っていたら、そりゃ~気持ちいいですよね~(#^.^#)

この窓はキッチンに立つところからも見える窓なので、
料理も楽しくなりそうです。

お客様支給びの欅の板はあちこちに使っているので、
見学会の際に探してみて下さい(*^^)v

工事はまだ続きますが、
その様子はブログやSNSなどでもご紹介しています。

興味を持ってくれた方は、ぜひ見学会にいらしてください。
お申し込みは、電話でもメールでも大丈夫です。

皆さまからのお申し込みを心よりお待ちしております。

家具を選ぶ

こんにちは。
田中です。

大分形が見えてきた自宅兼展示場。

正月休みに三芳町にある「三芳家具」さんに
家族そろって、ダイニングテーブルと椅子を見に行ってきました(*^^)v

三芳家具さんは、国内の木工家具を専門に扱う家具屋さんで、
大型店舗とは異なりますが、丁寧にご対応いただけることで、
弊社のお客様もご案内することがある店なのです。

興味のある方はこちらをどうぞ。

店内には、椅子・テーブル・ソファが所狭しと並べられていて、
実際に座りながら決めていくことが出来ます。

椅子を決める上で最も大切なことは何度も座ってみること。
デザインだけで決めてしまうと、想像と違うということになることも良くあります。

実際、私と奥さまでは、体格の違いからか好みが分かれ、
同じ椅子ではなく、2脚ずつ購入することに致しました(笑)

そしてもう一つ重要なことは、
実際に椅子に座り、テーブルに手を乗せてみること!
この時、購入予定のテーブルの高さを確認しておき、
その高さのテーブルを用意してもらうことも重要です。

設計時点から円卓を想定していたので、

テーブル
株式会社HIRASHIMA   AGILE:オークの円卓

椅子
宮崎椅子 家具デザインナーであり、建築家でもある
小泉誠さんデザインの UU チェアー
宮崎椅子 宮崎椅子製作所所属のデザイナー
吉永圭史さんデザインの HATA

この2種類となりました。
他にも座り心地の良い椅子はたくさんあったのですが、
デザインと合わせて、こちらを選択いたしました。

特にHATAの椅子は、奥さま絶賛でしたね。
でも自分は少し違うな~と感じたので、
雰囲気も近く、ゆったり座ることのできるUUチェアーを選びました。

こんな感じです。

手前2脚が選んだもので、*奥は違います
テーブルは選んだのと同じデザインの少し小さいサイズのものです。

いい感じだと思いませんか(笑)
早く設置できるのが楽しみです(*^▽^*)

家具の中でも、椅子やテーブルは、特に長い時間使うものです。
しっかり吟味して、自分に合ったものを探してみて下さい。

気に入った家具からスタートする住まいづくり・・・
そんな住まいづくりの在り方だってあると思いますよ!

この椅子に座って、あの景色を眺めたい!
そんな住まいづくりって素敵だと思いませんか?

地鎮祭 ~坂戸市~

こんばんは。
田中です。

先週末ですが、来年より着工予定の現場にて、
地鎮祭が執り行いました。

当日の朝に取りに行った竹を6尺(1.8m)間隔で四隅に立てて、
竹に縄を張り、そこに紙垂(しで)を取り付けます。
その内部に神主に持ってきていただく祭壇を据え、
お供えものを供えて準備OK!

神主さんにも「ここまで立派な竹は中々ないな~」と
お褒め頂きましたよ(#^.^#)

隣の写真は、お客様が写真を撮ってくださっていたらしく、
珍しく私自身が登場(笑) 紙垂を付けているところです(*^^)v

ご夫婦それぞれのご両親もご参加いただいての地鎮祭。

12月ですので気温こそ低かったですが、
風もなく、最高の地鎮祭日和でしたね。

Aさま。本当におめでとうございます。

遠くに山並みを望む好立地。
敷地も広く、平屋も視野にあったお客様にあえて2階建てを提案しました。
2階からは山並みを楽しみ、1階では庭を楽しむ住まいを作っていく予定です。

最高の天気の中、山並みを見つめていて、
地鎮祭をしている最中にも
早くこの山並みを2階から楽しみたい気持ちになり
ソワソワしてしまいましたね(#^.^#)

工事の様子は、随時ご紹介していくので、
よろしければ、またこちらのブログを覗いてください。

自宅の2階が大工工事終了(*^^)v

こんばんは。
田中です。

自宅兼展示場では、2階の大工工事が終了し、
1階の大工工事の続きへと移行しています。

ハーフユニットバスとなった浴室の天井と壁が施工されています。
桧の板張りになります。楽しみだな~(#^.^#)

そして2階はこんな感じになっています。
大工工事が終わったので、本当にスッキリしました!

上の写真は、階段を上がりLDK方向を見たところです。
勾配天井となったダイニングと
その左手に小上がりの畳リビングがあります。

こちらは、畳リビングからダイニング方向を見ています。
サッシを斜めにしたことで、こちらからも景色が楽しめます(*^^)v

ロフトへの階段はこちら。
畳リビングのカウンターから上に上がっていきます。
娘が大喜びで上がり降りしてました(笑)

屋根の掛かるデッキバルコニーは、ベンチのように座れるようにして、
背もたれまでつけてあります。

現場案内をした家族をパシャリ!
楽しそうにしてくれるのを眺めているのは本当に嬉しいですね。

設計者冥利であり、親冥利でもあります(#^.^#)

工事はまだまだ続きますので、その様子は順次ご紹介していきます。
余りマメな更新ではないのがお恥ずかしいですが、ブログを覗いてみて下さい(笑)

そして完成いたしましたら、ぜひ見に来てくださいませ<m(__)m>

地盤調査 ~in 坂戸市~

こんばんは。
矢川原の田中です。

つい先日ですが、
坂戸市で始まる新築工事に向けて、
地盤調査を行いました。

家を支えるのは柱や梁、それらを支える基礎になりますが、
そもそも、その全てを支えるのは地面ですよね!
当たり前ですが(笑)

では地面の強さはどう判断するのか?
それが地盤調査になります。

木造住宅での地盤調査の方法は、
S.S式(スウェーデン・サウンディング方式)と呼ばれる方法で
先端のとがった鉄の棒を地面に回転してながら刺していき、
その抵抗値から地盤の強さを測るのが一般的です。

こんな機械で測定していきます。

大事はことは、建物の四隅をきちんと測定すること。

建物の配置を紐で示して調査をやりやすくしています。
これは「地縄」と言います。

これをすることで、キチンと建物の四隅が分かるようにしてあるのです。

建て替えの場合などは、予算の把握も含め、
早めに地盤調査を済ませてしまいたいところですが、
新しい建物の配置で調査した結果でないと、
公的に認めてもらえないのです。

今ある建物の隣で調査しても、
参考程度にしかならないことになります。

なので、建て替え工事をお考えの方は、
時間に余裕をもって取り組むことをお薦めしています。

よほど敷地に余裕があって、空いている敷地に家を建てる場合でもない限り、
解体工事後に地盤調査をするしかありません。

そうすると、調査後に結果が出るのに数日かかり、
もし、地盤改良が必要ということになると、
それから見積り、そして工事の段取りという流れになってきます。

地盤改良工事は比較的大きな金額になることが多いので、
見積りを貰ってもすぐ判断が出来ない場合は更に時間が経過することになります。

工期や予算をシビアに見ていると、この辺でかなり辛い思いをすることになります。
早く進めたいのに結論が出せない、でも決断しないと時間ばかり過ぎていく・・・。
解体工事後に基礎工事に入るまでに1か月以上が経過してしまうこともあり得ます。

それを避けるためには、
地盤があまり強いと言われない地域においては、
予算の段階で、ある程度の地盤改良工事の予算を見込んでおき、
万が一改良工事が発生しても、
そこで悩まずに済むように準備しておくことが大事です。

矢川原の施工エリアは、割と地盤の弱いところが多いので、
皆さんに改良工事の可能性を示唆しながら、お話を進めています。

改良工事が必要ないという判定なら、他のことに予算を回すことも出来ますし、
使わなくたって良いわけですからね(*^^)v

一生にそう何度もやることはない住まいづくり。
とても大変なことだと思います。
私共にできることは、出来る限りお客様が不安を感じることのないように
順序だてて、必要なことをお伝えしていくことだと考えています。

そしてわからない時に、
気軽に聞いていただける関係を築くことだとも考えています。

ブログをご覧になった方で
気になっていることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

私に出来る限り、一つ一つお答えさせていただきます。

木製サッシの取付 ~in 川越~

こんにちは。
田中です。

川越市鴨田で新築中のT様邸。
コロナの影響で入荷の遅れていた木製サッシがやっと入り、
先日、その取付を行いました。

この木製サッシは、組み立てを現場で行う必要があり、
私自身初めてのことでしたので、
岸田と共に教わりながら、実際にやってみることに。

枠を組む前には、コーキングをすることで水密・気密を確保。
50kgを超えるガラスを2人がかりでそ~と持ち上げます。

ガラスを入れた後には、対角を測りながら納めていきす。
誤差1ミリ以内ということで、結構シビアで気を遣う作業でしたね(;^_^A

何とか組み立てを終え、建具が納まった時にはホッとしました(笑)

こちらは、中から見た様子。
これが全開口することになります。

木を植える予定となっていて、道路からの目隠しと共に
室内からは木々を楽しむことが出来ます。

こちらは外側から。
約4.5帖ほどが屋根の掛かった空間になっていて、
ウッドデッキも施工する予定となっています。

雨の日でも安心して窓を開け放し、
ウチのような、ソトのような半戸外空間として
存分に利用出来る空間になりそうです(#^.^#)

また内部では、
水回りに使用する床タイルが施工されています。

400×600サイズの大きさで、
素材感があるとても良い雰囲気のタイルです。

仕上りが楽しみですね~。

やっと木製サッシが入ったことで、
外部も進み始めました。

モルタルの施工が終了し、乾燥を待って、
仕上の素材を塗っていくことになります。

どんどん形が出来てくる住まいを見ているのは、
お客様同様に楽しいですね。

経過はまたブログでご紹介したいと思います。
ぜひ楽しみにしていてください。

空気を循環させる ~心地よい空間づくりのために~

こんばんは。
田中です。

先日、自宅兼展示場で床下からロフトまでをダクトでつなぐ工事をしました。

まず1階床、1階天井、2階床、2階天井、ロフト床と穴を空けます。
覗くと穴が一直線に繋がっていますね。当然ですが・・・(笑)

そしてそこにスパイラルダクトを通します。

押さえながら固定していきます。
単純作業ながら人手が必要。そしてなぜか野島さんが妙に楽しそう(笑)

そして、セラカバーという断熱材を巻きます。
これは、行き来する空気の温度を一定に保つためです。

上から通してきたダクトに換気扇を取り付けて、
最後に床下にもダクトを入れていきます。

なぜこのようなことをするのかというと、
「家の中の空気を効率よく循環させる」ためです。

温かい空気は上に行き、冷たい空気は下に行きます。

この家は、2階に薪ストーブを設置しているため、
その暖気はロフトに集まります。

上に行ってしまった暖気をこのダクトを使って、
強制的に床下まで送り込むことで、
1階の床下の温度を高めることを目的としているのです。

床下は室温より少し暖かいだけで、
とても快適な環境を得ることが出来ます。

その暖気は、これから設置される床ガラリから、
室内へと緩やかに上がってくることになります。

これはそのガラリの写真です。
網の付いた格子でゴミが落ちないようになっていて、
スライドすることで、ガラリを閉じることが出来るようにもなっています。

快適な空間になりそうな感じがしませんか? (笑)(笑)(笑)

また、この換気扇は逆回転させることも出来るので、
床下の空気をロフトへと送ることも出来るようになります。

これは夏に効果を発揮します。

床下の空気は、室温よりわずかに低く保たれているので、
その少し涼しい空気をロフトに上げることで、
ロフトから涼しい空気が2階のLDKに下りてくることになります。

空気が循環するだけで、室内の空気感は変わってきますが、
暑くなりがちなロフトの室温を少し下げる効果も期待できると考えています。

更に、ロフトには夏専用で使用することを目的としたエアコンを設置することで、
2階はもちろん、そして階段を通じ1階まで涼しくする狙いがあります。

そうして降りてきた冷えた空気をダクトを通して、再度上に上げて循環させる。
これがこのダクトを設置する目的となります。

まだまだ、試験的に始めたばかりで効果のほどは検証中ですが、
家中の空気を一定に保つ効果は発揮してくれると考えています。

検証できましたら、またご紹介したいと思います。

ちなみにこの工法は、基礎断熱工法であることが基本です。
床断熱工法の場合には、床下空気は外気と同様になるので使うことは出来ません。

その辺りについては、また別の機会にお話しさせていただきます。

長文読んでいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

木々が私たちに与えてくれるもの

こんばんは。
田中です。

数か月前にお引渡しをしたU様邸。
少し前に念願の植栽を行いました。

真夏の植栽は、木々にとってあまり良くないので、
少しの間、植えるのを待っていたのです。

トラック2台分、20本弱の木がトラックに乗っています。

お客様のRちゃんが、興味津々に眺めています。
男の子だから、木より重機の方が興味あるかもしれませんが(笑)
後姿がなんとも可愛い(#^.^#)

1本木が植わるたびに姿を変える住まい。
見ていて飽きませんね(笑)

道路から見るとこんな感じです。
いい感じになりました。
もう少し木が成長してくれるともっとよくなりそうです。

ですが、これくらいの木々でも家の中からの景色は一変していますよ。

何もない状態から木が入るとこんなにも変わりますね。

ウッドデッキに影を落とすモミジや道路のそばに植えたアオダモなど。
ソファから離れたくなくなってしまいそうです(笑)

こちらのデッキは窓の前に縁側のように座ること出来る部分を設けてあるので、
ここに腰かけることで、庭をより近く感じることが出来ます。

手入れが大変だからと、木を植えることを嫌う方もいますが、
木々は本当に色々なものを私たちに与えてくれます。

心安らぐ香りはもちろん、木が作り出す木陰はデッキが熱くなることを抑えてくれ、
そこを抜けてくる風もまた涼しいものにしてくれます。

落葉樹を選べば、冬には暖かな陽を家の中に届けてくれます。

家の中から楽しむばかりでなく、
外からの視線のコントロールすることだってできるのです。

こちらは、窓の奥にアパートの階段や駐車場があるのですが、
こういった場所には常緑樹を植えることで、
優しく視線を遮ることが出来るんですよ!

一石二鳥だと思いませんか!?

せっかく念願の大きな窓が付けても、道路が目の前で、
外からの視線の気になり一年中カーテンを閉めっぱなし。
それは幸せな暮らしと言えるのでしょうか?

木々があることで、安心してカーテンを開けることが出来ます。
窓からは美しい新緑や紅葉を楽しむことが出来、
吹く風には木々や花の香りがかすかに香り、
その香りを感じながら、ソファに横たわり、好きな音楽に耳を傾ける・・・

そんな暮らしが本当の意味での豊かさなのではないかと私は考えています。

木々のある暮らしは、大きな敷地が必要なわけではありません。
1畳分の地面があれば、そこに木を4,5本植えることだって出来ます。

あなたの庭に木を一本植えてみませんか?
きっとそれはあなたの暮らしを豊かにしてくれるはずです。

8/28.29で見学会を行います。

こんばんは。
田中です。

川越市中台にて新築中のF様邸。
多少の残工事はあるものの、ほぼ工事が終了し、
今週末の28.29日で見学会を行うことになりました!

見学会のご案内はこちらからどうぞ!
完全予約制となっているので、空き状況を確認の上、お申し込みください。
予約は埋まってきておりますが、まだ空きはありますよ(*^^)v

 

将来を見据え、
最終的には1階のみで生活が完結することを念頭に入れつつ、
元気なうちは、2階を積極的に活用していく計画となっています。

敷地30坪と決して広くはありませんが、
植物が好きな奥さまのための庭も確保してあります。

2階は、勾配天井となった解放感のあるリビングとし、
建物に囲まれた敷地の中で、唯一開けた方向に大きなバルコニーを設け、
リビングに繋がるもう一つの庭として活用できるようにしています。

あえて何も設けずにだだっ広くしてあるのは、
テーブルを置いても良し、ソファを置いても良し、
多目的に活用していくためです。

1階は、家事動線を考えつつ、
コンパクトに生活のしやすい住まいづくりとなっています。

2人のためのダイニングスペースに、
階段下を利用したソファコーナー。

その横には、二人で使用することも出来る
広めの書斎スペースがあります。
当面は、ご主人専用のスペース。
奥さまの書斎は、2階に用意してあります。

このLDに隣接したキッチンは、
落ち着いて料理をしたいという奥さまのため、
独立したキッチンとなっていて、
洗面脱衣室、浴室、そして玄関ホールへと円を描く動線を確保した
家事動線の良さが魅力です。

そして、もう一つの魅力は、あちこちに設けた収納スペース。

それぞれの居場所に必要な収納を確保することで、
物があふれることなく、使いやすい収納となるのです!

納戸のような収納室があるより、
小さな収納があちこちにある方が、生活はしやすいのです(*^^)v

基本的なことは、当たり前のこととして大事にしています。
それは、安心・快適に暮らすための耐震性能と断熱性能。

許容応力度計算による耐震等級3。
HEAT20のG1グレードに相当するUA値0.48。
これは、1台のエアコンによる全館冷暖房も可能にする断熱性能です!
しかも使用しているエアコンは、14畳用タイプ(*^▽^*)
これ1台で家1棟が温まるし、冷えるのです!

暖房用としては、階段下にエアコンを入れて、暖気を床下に送り込んで、
家中を温める「床下エアコン」を採用。
冷房としては、2階のリビングに冷房専用エアコンを設置し、
階段室を通じて、冷気を1階にも届けていく計画です。

今週末は、冷房がどれほど効くのかを試す良い機会になりそうです。

見学に来られる方は、ぜひその辺りも体感しにいらしていただければと思います。

こちらの住まいのテーマは、「小さな住まいに豊かに暮らす」。
コンパクトにまとめた住まいは、狭さをあまり感じることなく、
生活がとってもしやすくなります。

住まいの豊かさとは、決して広さばかりではないことを
感じていただければ嬉しいですね!

皆さまからのお申込みをお待ちしています。

長文、最後までお読みいただきありがとうございました。

造作ソファと300㎜上げた窓

こんばんは。
矢川原の田中です。

地元川越市山田のU様邸。
工事もほぼ終了し、後は植栽を残すのみとなっています。

クリーニングも終え、先日造作のソファを設置しました(*^^)v

鮮やかなブルーが空間のアクセントになっていますね!

みなさんは、ソファを置くときにどんなことを考えるでしょうか?

私は、出来るだけ窓のそばに置いて
庭を眺めることが出来る位置に置きたいと考えています。

ソファからの庭の眺めはこんな感じになります。
今はまだ道路からの目線が少し気になりますが、
これから植栽を施すことで、目線を遮りつつ、
庭の木々を楽しむことが出来る居場所へと変わるはずです。

ガラリ戸や障子を付けることで、状況に合わせた
使い方もできるようになっているんですよ!

ところで、これらの写真を見ていてお気づきになったでしょうか?
窓が床からではなく、ソファと同じ高さから付いているのです。
高さはちょうど300㎜となっています。

設計を学ばせていただいている建築家伊礼智氏が良く行っている手法で、
室内側から見たときに、内部に溜まりを生み出し、外からの奥行を
生み出してくれます。

そして、この高さはベンチのような役割も果たしてくれるので、
L型ソファのような効果も期待してこの手法を取り入れました。

外から見るとこんな感じです。

右側のウッドフェンスはアパートからの視線を遮る目的で作っています。

今回は、スキップフロアの住まいとなっていて、
リビングとダイニングの間は、あえて階段の幅を広くしたことで、
ここに座って話をするシーンを想像しています。
楽しそうな居場所になってくれるはず・・・と自分では考えています(#^.^#)

ソファを造作とするメリットは、
その周辺にピタリと合わせて作ることが出来るということですね!

隙間が出来ることもないので、
掃除がしやすいのも嬉しいところです。

下の台は大工の手による造作で、
座面と背もたれは家具屋さんの特注です。
年数経過した時には、張り替えることももちろんできます。

ソファは買うもの!とお考えのあなた!
工務店で作ってしまうことだってできるんですよ(笑)

置く場所や形、その周辺の窓の位置や大きさで、
住まい方はものすごく変わってきます。

ソファは、TVばかりを見るものではないことを認識し、
眺めたい景色を想像してみて下さい。

住まいへの考え方がきっと変わると思います。

外壁について

こんにちは。
田中です。

今日は外壁について話をしたいと思います。

現在進行中のU様邸とF様邸では、
外壁の仕上げは塗り壁仕上げとなっています。

矢川原は板張りばかりだと思っている方もいるかもしれませんが、
他の外壁もやるんですよ(笑)

こちらは川越市山田U様邸。
外壁は濃い目のグレーで仕上げてあります。

こちらは、川越市中台のF様邸。
外壁は同じ仕上げとすることなっていますが、
こちらはまだ下塗りで仕上げはこれからです。

矢川原では、
外壁の仕上げは、板張りとこの塗り壁の2つのどちらかを
選択する方がほとんどです。

もちろん、お客様の要望に合わせて
様々な外壁材には対応してはいますが、
それぞれの説明をすると、この2種類を選択する方が多いのです。

お伝えしていることは、仕上がりの雰囲気もあるのですが、
メンテナンスをあまり必要とせず、長く使っていただけるもの、
ということでお薦めさせていただいています。

こちらのぬり壁は、
ゲーテハウス株式会社によるユニプラルSLという仕上げで、
材料として、天然鉱物資源を原料とした
ガラス質の再生資源を使用しています。

透明感のあるガラス質の骨材に、
鉱物から作られる無機顔料を混ぜて色を出しています。
このことによるメリットは、
有機質塗料で懸念される紫外線による色あせなどの経年劣化の
心配がほとんどないということです!

実は、国内でも数少ない無機質左官材なんですよ(*^^)v

そして、サイディングなどでみられるコーキング材が
表面に全く出てこないので、意匠性もとても良く、
コーキング材のメンテナンスも必要ないのか嬉しいところです。

仕上げのテクスチャーも多様にあります。

今回は、「木ずり」というテクスチャーです。
壁の入り隅にコーキングがないのが注目ポイントですかね(笑)

テクスチャーやカラーなど、
詳しくはこちらをご覧ください。
ゲーテハウスのHPです。

では、デメリットは何かというと、
水分を吸放湿をするので、水分が残りやすいところには
汚れが出ることがあります。

窓廻りなどが汚れてくることがあるのです。
ですが、それは薬品洗浄で落とすことが出来ます。

では、汚れにくくするためには何が必要かというと、
それは軒をしっかり出すことが大事になってきますね。

矢川原では、軒をしっかりと出すことも重要視しているので、
外壁との相性も良いと考えています。

こちらは、白に近い外壁をご選択いただき、
外部の造作とした木製の戸袋やフェンスを
アクセントとした住まいですね。

ここでも軒が深く出ているのが分かるかと思います。

最近は、軒のほとんどない住宅デザインも多いですが、
そういった建物にはガルバニウム鋼板など、
耐久性も高く、水分の吸収のないものが良いと思われます。

建物のデザインに合わせた素材を選択することが大事ということですね(*^^)v

このブログが皆様のお役に立ちましたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

焼杉を貼り始めました!

こんばんは。
田中です。

自宅兼展示場で、ついに焼杉の外壁を貼り始めましたヽ(^o^)丿

ずっと使ってみたかった外壁素材です。
アップで撮影したのがこれです。

いや~真っ黒に焼けていますね!

この外壁のお約束かも知れませんが、
やっぱり触ってみたくなります(笑)

指が黒くなってしまいます。
これがこの外壁材の最大のデメリットと言えますね!

では、こんな触ると黒くなってしまう外壁に
どんなメリットがあると思いますか?

その1 耐久性が高い

意外かもしれませんが、
木材は炭化すると、その炭化層が内部を守ってくれるので、
耐久性が増す性質があります。
再塗装と言ったメンテンスをほぼ必要としない外壁と言えます。
しいて言えば、窓廻りのコーキングが劣化状況により、
メンテンスが必要になるくらいです。
なので、メンテナンス費用がほとんど掛からないのです。

その2 恰好いい!(笑)

意見は分かれると思いますが、
仕上りが格好いいと思いませんか?

真っ黒の外壁では、ガルバニウム鋼板等を見かけることが多いですが、
焼杉の木材ならではの自然な風合いとその色合いが、
建物の風格をグッと高めてくれると感じています。

今回使用した天竜焼杉の施工例がこちら
 *因みに弊社では初使用の為、施工事例がありません。
  これは他社の施工例です(;^_^A

その3 素材として無くなることがあり得ない。

市販品の外壁材は、窯業系サイディングに代表されるように
様々なデザインが存在し、選ぶ楽しさはありますが、
半面、数年でデザイン変更等から同じものがなくなってしまい、
改修などの際に同じデザインがないことで、そこをどう処理するかで、
常に頭を悩ませていくことになります。
ですが、杉板を焼いただけのものなので、いつでも同じものを
自分自身でも作ることが出来るのは素晴らしいメリットであると
感じています。

ただ、一口に焼杉と言っても、様々なものがあることに注意が必要です。

大きな違いでは焼き方。
また、当然材料の厚み等にもさまざま種類があります。

焼き方では、バーナーで焼く方法と三角焼きという二つの方法があります。

三角焼きというのは、材料を三角形に組んで、
内部に火をつけて、手で焼いていくのですが、
言葉で説明しても伝わりにくいので、これも下記のリンク先で
見ていただく方が良いですね(笑)

こちらをご覧ください。
こちらのサイトでは、その作成の様子やバーナーで焼いたものとの
耐久性の差なども検証されているので、
とても分かりやすいですよ(*^^)v

今回使用した天竜焼杉は、一本一本が手作りの材料となっていて、
材料そのものの厚みもある上、炭化層も厚く作られているので、
焼杉の中でも特に耐久性が高いものであると言えます。

好みは分かれると思いますが、
自分にはドンピシャな材料で、
いつか使ってみたいと願っていたものでもありました。

今後、自ら生活をしていく中で、
これらのメリットを検証しつつ、デメリットも含め、
その経過を皆さんにお伝えしていければと考えています。

でも、今はただただ、仕上がりが楽しみで仕方ありませんけどね・・・(笑)

「木を植えたよ!」 ~お客様からの嬉しい報せ~

こんばんは。
田中です。

先日、お客様からLINEで嬉しい写真が届きました(*^^)v
「ついに木を植えたよ!」との連絡です。

工事がまだ行われている時から、
「この辺にはアオダモを植えて、こっちにはモミジを・・・」
などと、H様とはよく話をしていました。

建てた新居の隣にあった母屋の解体からガーレジの新築、そして外構工事。
長く掛かった工事もようやく終了し、
やっと植栽を植えられるところまで来たのです。

植栽は自分でやるということで、弊社での施工ではありませんが、
本当に楽しみにされているのが、伝わってきていて、
私もとても楽しみにしていました。

寂しかったアプローチも数本の木が植わるだけで見違えて見えますね。
植えたばかりで、葉が少ないからまだ少し寂しいですが、
これから葉が茂ってくると、とても賑やかになりそうです。

そして植えた翌日のLINEがこちら。

建物の端材にハンダで焼いたネームプレート。
モミジは買いに行った時に、良いのがなくて保留したそうですよ。

まだまだ植えたいものもたくさんあるらしく、
その一つ一つを楽しんでいるのが、
このネームプレートからも伝わってきますね(*^▽^*)

お客様の楽しんでいる姿を身近で拝見できるのが、
この仕事の一番のご褒美だと思っています。

これからどんどん変わっていく姿を見るのが楽しみで、
H様のお宅には、ちょくちょく遊びに行ってしまいそうです(笑)

ガレージも板張りとすることで、母屋の雰囲気を損なうことがありません。
一緒に計画することの大切さがわかります。

敷地入口付近から見るとこんな感じです。

元々の緑と新しく植えた木々が、近景と遠景を作ることで、
住まいがよりよく見えてきますね。

ここを抜けて、家に帰ってきたときには、
仕事の嫌なことも忘れることが出来そうです(笑)

敷地の大小に関わらず、玄関までのアプローチにはその役割があると考えています。
道路からちょっと遠回りしてみるアプローチも良いものですよ。

現在建物の計画中の方は、ぜひその辺も考えてみて下さい。

 

トップライトについて

こんばんは。
田中です。

地元川越市山田のU様邸。
ついに足場が外れましたヽ(^o^)丿

この瞬間は、やっぱりいいですね~。
一気に空が広がった感じがします。

工事はまだまだかかりますが、
外構工事も来月から入っていくことになります。
完成が本当に楽しみです。

内部の方も大工による造作工事が大分進んできました。

吹抜の天井工事も終了したので、内部の足場も外れましたよ!
そして見えてきたのがトップライト(天窓)です。

やっぱり明るいですね~。

この写真は、北を向いて撮影しているのですが、
今回は、写真右側つまり東側にアパートがあることから、
人目もあり、窓を大きく付けたくなかったので、
採光を確保するために久しぶりにトップライトを設置いたしました。

明るく開放感のあるトップライト。
その効果は、壁についている窓のおよそ3倍もあると言われています。
開放できるタイプを選択すれば、換気にも優れているものなんですよ(*^^)v

では、なぜ久しぶりなのかというと、
メリットばかりでなく、やはりデメリットもあるからです。

一つは、漏水のリスク。
もちろん、雨仕舞等もするので簡単に雨漏りするわけではないのですが、
屋根に穴を空けているのもまぎれもない事実。
設置した分リスクが増えるのは間違いないので、多用は薦めません。

二つ目は、夏暑くなりすぎるということ。
今回は東向きの屋根に設置し、
ハニカムサーモスクリーンという日射遮蔽性能の高いカーテンを
組み込んだタイプを使用することで対策しています。

正直、南向きの屋根にはお勧めできませんね(;^_^A

そんなトップライトを今回は、吹抜のダイニングの上部に設けてみました。

この写真はちょっと暗くして光を強調してありますが、
壁にぴったり合わせて設置したことで、
壁に光が綺麗に落ちてきているのが分かると思います。
陰影が綺麗ですね~。

そして空が見えるって、やっぱりいいですね~(*^▽^*)
キッチンに立つとよく見えるので、作業が楽しくなりそうです。

今回は、FIX(はめ殺し)タイプを選択したのですが、
開放できるタイプを選択すると、
住宅密集地でも風通しをしやすくなる効果もあります。

開放型は雨が怖いのですが、
センサーで雨を感知して、自動で窓を閉めてくれるなんて
機能が付いているものもあるんですよ!

因みに瓦屋根の場合、
一般的なトップライトを使用すると、
枯葉等が隙間に詰まることで、より雨漏りのリスクが高まるので注意しましょう。

瓦屋根の場合は、
ガラス瓦を使用することで隙間にゴミが入るリスクかなり減らすことが出来ます。
周辺に落葉樹の多い住まいでは、なるべくこちらを選択することをお薦めします。

というまあ色々と話をしましたが、

大切なことは、メリット・デメリットの両方を踏まえた上で、
場所を慎重に選びながら、使用していくことだと思います。

あなたの住まいづくりのお役に立ったならば、嬉しく思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

おうち時間を楽しむ ~軒下空間~

こんばんは。
田中です。

新型コロナウイルスの蔓延による
初めての緊急事態宣言からおよそ1年が経過しました。

ワクチンの接種が始まったことで、
少しでも改善方向に向かうことを祈るのみですが、
今後もステイホームを求められることは、
おそらく続いていくことと思われます。

そんな中で、少しでも家での時間を豊かにしたいと
感じている方が増えております。

家で楽しめることってどんなことがあるでしょうか?

インドア、アウトドアと色々ありますし、
好きなことは人それぞれです。

家族でゲームなんて言うのも楽しいですよね!

でも、私はやっぱり外を感じていたいし、
それを皆さんにも共有してもらいたいと思っています(*^▽^*)

では、どうすれば外での時間を楽しく過ごせるのか?
そのキーワードは、「軒下」です!

屋根があることで、夏の強い日差しを遮り、雨をしのぐことが出来ます。
そして軒が深ければ、大きく窓を開けても雨が室内に入ることがないので、
風を通して、家の中でより快適に過ごすことも出来ます。

軒下空間で遊ぶのは本当に楽しいですよ!

家族でバーベキューをしたり、ハンモックを吊ってお昼寝したりもできます。

夏の暑い日は、日焼けを気にしないでプールもできます。
これはお母さんにとって嬉しいポイントですね(笑)

2階リビングの方は、屋根のあるベランダを作れば、
景色を独り占めして、存分に寛げます。
こちらのお宅ではベンチもうちで作らせていただきました。

リフォーム現場では、減築して居場所づくりをしたことがあります。

二間続きの和室の1つを洋室とし、和室の前にあった広縁を外にしてしまって、
ウッドデッキを作ったのです。

広縁の前にあったモミジは、
中からも外からも楽しめるようにし、
ウッドデッキには、ハンモックが置いてあります!
大家族のこちらは、兄弟でハンモックの取り合いです(笑)

軒の深いウッドデッキは、大人時間にもいいものです。

夕涼みをしながら、ビール飲めたら幸せってものです(笑)

屋根がなくたって、出来ることはたくさんあります。
ただ、屋根があることで生まれる快適性や守られているという安心感は、
大きなものがあると感じています。

そして、その目の前に木々があれば、
ただただずっとそこにいることが出来ます(*^^)v

「住まいにおける居場所づくり」には、
軒下空間、そして庭木が大きなポイントになります。

今、ご自宅で何かを計画している方。
屋根をかけて、その目の前に木を植えてみませんか?

生活がきっと変わってきますよ(*^^)v

現場ニュース!!

こんばんは。
田中です。

矢川原では明日2日~5日までGW休暇とさせていただきます。
ご不便おかけしてしまうこともあるかもしれませんが、
何卒よろしくお願い申し上げます。

そんな連休前の今日は、現場の状況を確認してきました。

川越市中台のF様邸。
外部は大分形が見えてきましたヽ(^o^)丿
シートで囲まれてしまってちょっと見にくいですが、
これは、建物を濡らさないようにするためにはとても重要なことなのです。

こちらの住まいは、将来的には1階で生活を完結できるように計画していますが、
元気なうちは開放感のある暮らしを送れるようにと、
2階にリビングを作っています。

階段を上がると勾配天井の開放感のあるリビングとなり、
バルコニーの方に視線が抜けていきます。

棟木まで伸ばした丸太がこの空間のアクセントなってくれます。

8帖大の大きなバルコニーは、プランターをたくさん置いて、
もう一つの庭のように使っていきたいと考えています。

正面の大きな木はお隣の木をちょっとお借りして、
子のリビングからの景色をより良いものに変えてくれます。

ちょっとこじんまりした1階と開放感あふれる2階の対比が
この住まいの魅力かもしれませんね。

この先の経過も楽しみです。

 

こちらはもう一件の現場です。

川越市山田のU様邸は、
外壁の仕上げが終了しました。

ダークグレーの外壁にネイビーの屋根がいい感じになっています。

GW明けには、足場を外す予定となっています。

大きな木製サッシの前には窓台が付きました。
あえて床から30㎝高く設置し、この並びでソファも造作します。

そうすることで、
この大きな窓台はソファに座る人と会話を楽しむ
ベンチのような場所に変わるのです。

縦枠に背を預けて窓の外を見るのも気持ちが良さそうですね!

窓の前にはウッドデッキをつけて、その向こうには木を植えます。
ソファや窓台に座り、庭を眺め、ゆっくりと時が流れていく。

そんな時間をU様には過ごしていただきたいと考えています。

完成はまだまだ先ですが、楽しみで仕方ありませんね。

 

コロナ禍にあって色々とご苦労されている方も多いと思います。

そんな中にあって、住まいを少しでも心安らぐ快適な場所にすることが、
私にできることの一つではないかと考えています。

新築ばかりでなく、リフォームでもそんな居場所づくりは出来ます。

興味を持っていただけた方は、
お気軽お声掛けください。

新旧モデルハウス見学ツアー開催! ~in 川越~

こんばんは。
田中です。

先週末の二日間。
現在新築中の自宅兼展示場と築17年を過ぎた現在の展示場の
両方をご案内する「新旧モデルハウス見学ツアー」を開催しました。

こちらが現在新築中のモデルハウス。

そしてこちらが築17年になるモデルハウスと
3年ほど前にその隣に建てた庭を楽しむ小屋「庭小屋」です。

建築中のモデルハウスでは、
高気密高断熱住宅への取り組みや設計コンセプトをお伝えしました。

現在ひらけた土地にありながら、なぜ2階リビングを選択したのか。
窓一つ一つの配置の意味などをお話しします。

屋根勾配をそのまま利用した吹き抜け空間は
2階リビングならではの空間構成ですね。

斜に振られた窓の意図は、
内部から見たい景色に素直に向き合っただけ。
遠くに見える緑と山並みが何よりの贅沢です。

1階のお風呂からは庭を楽しめるように配置しています。
ちょっとしたことが、一つ一つの時間を幸せなものにしてくれます。

この建物の完成はまだ先になりますが、
楽しみにしていただけると嬉しいですね。

この後は、現在工事中のもう一つの現場をご案内しました。

1週間前に断熱セミナーを開催した現場で、
現在の標準仕様のお話をしました。
右の写真はセミナーの様子です。

断熱材の施工や気密性能の重要性。
こちらの物件での設計コンセプトもお伝えします。

外観と内観の関係性やその意味を知ると、
建物の見方が変わってくると思います。

そして最後に、
築17年が経過した展示場をご案内しました。

こちらは現在、私が家族と暮らしている家でもあるので、
生活感が出まくってますが、それがかえって良いとご好評いただいています(笑)

年月を経ることが劣化ではなく、
より良い美しさに変わっていくことが木の家の最大の魅力と考えています。

年月を経て、飴色に変わり艶が増してくる木材。
傷こそありますが、それも味わいだと思いませんか?

隣の「庭小屋」は庭を楽しむ空間をご提案したくて、造ったものです。

お客様もただただ庭を眺めて時が過ぎていきます。

新緑ばかりでなく、秋には紅葉、冬には雪景色を楽しませてくれます。

夜にはライトアップした庭で、焚火を眺める一時を・・・。

格子戸や障子は、そんな景色をその時の状況に合わせて、
コントロールしつつ、木々の姿を楽しませてくれます。

性能ももちろん大切ですが、そればかりではなく、
性能の先にある住まいの心地よさを追求していきたい。

今回のツアーで、そんなことを伝えることが出来たならば嬉しく思います。

展示場ツアーは、個別でも対応できるので、
ご興味のある方は、お申し出ください。

皆様からのお声掛けを心よりお待ちしています。

 

 

ガレージについて ~ in 川島町~

こんばんは。
田中です。

昨年末にお引渡しをした川島町のH様邸。

無事母屋からの引っ越しも完了し、
住んでいた母屋を解体して、ガレージ兼物置の新築工事が進行しております。

ガレージ本体の方はほぼ形になり、今後は土間やアプローチを作る
外構工事へと進んできます。

そんな現場をご紹介しながら、
今回はガレージについて話をしたいと思います。

皆さんは、ガレージというとどのようなイメージを持たれるでしょうか?

アルミで作られたカーポートでしょうか?
それとも、プレハブ倉庫のようなイメージでしょうか?

今回作らせていただいたのは、
母屋のイメージに合わせ、板張りのガレージを造作してみました。

どうです!格好いいでしょ!(笑)
建物と一体感を出すことで、美観を損ねることもありません。
離れのようにも見えますよね(*^^)v

これが基礎の時の写真。

ガレージがある方が、何もないときより
むしろ落ち着いた雰囲気になっているのがお判りいただけると思います。

多少計画変更もあったのですが、ガレージは当初より予定していたので、
母屋と一緒に外観も考えてあったのです。

これが最初のプレゼンの時の模型です。
ガレージだけだったのが、物置も併設したため、少し大きくなっています。

今回は、これまで住んでいた母屋の材料も再利用しているんです!

丸い梁を大工さんが手加工で納めています。
やっぱり風格ありますよね。
H様にもとてもお喜びいただきましたよ(#^.^#)

今回お伝えしたかったことは、
ガレージは、建物が終わった後に駐車スペースに思い付きで作るものではなく、
最初から計画しておくべきものだということです。

こちらの建物は、ガレージから軒下を通って、
余り濡れることのないように玄関へアプローチできるようにも考えてあります。

また、素材もアルミ素材でなく造作としたのは、
建物と合わせることで、調和を図ることを狙ったものです。

造作とすることで、母屋とのバランスを見ながら高さの調節も
自由となりますからね!

別の現場ではアルミのカーポートとなりましたが、
やはりサイズ感は模型で確認して、現場を進めております。

こちらの現場は、模型の時より家が大きくなりましたが、
あまりイメージを変えないようにプランを作りました。

ガレージも母屋の雰囲気を損ねることのないように
フラットな屋根のタイプで、高さの低いものをすでに選択しています。

繰り返しになりますが、
大事なことは、ガレージやアプローチ、植栽含め、
外構イメージをしっかりと決めて建物の計画を進めること。

後から考えるものでは決してないということです。

最終形が決まっていれば、後はご自身でゆっくり進めるのもありです(*^▽^*)

もし、家をよりかっこよく見せたいと考えるなら、
ガレージにかけるお金を植栽に回すことも考えてみた方が良いかもしれません。

ものすごくイメージが変わることを間違いなしです!(#^.^#)

矢川原では、デザインも含めエクステリア工事も承っております。
建物と同時で考えるのが理想ですが、
建て終わった住まいに対して、お悩みの方はお声掛けください。

出来る限りの提案をさせていただきま~す(*^▽^*)

窓について考える ~見たい景色を切り取る~

こんにちは。
田中です。

自宅兼展示場の工事は、色々と矢川原では初の試みも多く、
苦労はしておりますが、概ね順調に進んでおります。
*ただ、ここから大工さんが別の現場に入ることになったので、
 一時的に中断となりますが・・・(;^_^A
 お客様が優先です(笑)

先日、待ちに待った木製サッシが納品され、
皆で協力して何とか納めることが出来ました。

まずは、引っ越し用のベルトを使って運びます。

この一枚のガラスで、なんと100K近い重量があるのです。
でもベルトのお陰で、非力な私でも割と簡単に持ち上げられます。

ただ、大きさがあるため転倒の危険は避けられず、
両サイドに人が立って支えながらの移動です。


そして、ここからはもっと大変。
電動ウィンチを用いて、釣り上げていきます。
落とさないことはもちろん、傷をつけないよう気を使います。

何とか設置できた時は、本当にホッとしましたね(*´ω`*)

なぜこんなに苦労して大きなサッシを入れているのかというと、
やはり、そこからの景色を楽しみたいというのがあります。

今回は展示場ということもあり、奮発して3ヶ所に木製サッシを使用しています。

最初の写真が、2階リビングのダイニングテーブルの前になります。
天気が良いと、この方向には山並みが見えるんです(*^^)v
ダイニングやリビングからはもちろん、キッチンに立つ奥様も
景色を楽しむことが出来る、この敷地で一番眺めの良いところです。

2枚目は畳コーナーのサッシです。
隣の実家の庭を借景にして、片引きで全開口できるサッシを付けることにしました。
窓の下にソファを置く予定なので、そこから庭を眺めることも出来ます。

最後の写真は、1階の寝室の庭の前です。
植栽をもう少し整えて、奥のフェンスにも手を入れたいと思っています。

これはお風呂からの写真です。

このように、見たいものに向けて窓を設置しています。
もちろん、これから庭などを造る場合は、
その場所に向けて窓を付けることもします。

大事なことは、明るくしたいからと、
ただただ、たくさんの窓を付けてしまうことがないようにすること。

窓の一つ一つにどんな意味があるのかを考えることが大事です。

「景色を見る」
「風を通す」
「光を取り込む」

などなど、窓には多くの機能がありますが、
複数の目的で用いることもあるとはいえ、目的を明確する必要があります。

窓が多く明るい家は、一見素敵な家に見えることも多いですが、
家具を置く場所がなくて困ってしまったり、
外から見えすぎてしまって、カーテンが閉めっぱなしになってしまっては、
それこそ意味がなくなってしまいます。

また、窓を減らし壁が増えることで、
人は、守られているという「安心感」を感じるという性質があります。

部屋の隅っこの方が落ち着くという「あの感覚」です。

「窓が多く明るい家が良い家である!」
という固定概念を一度無くして考えてみると良いかもしれません。

現在、建物を計画中の方は、
「この窓には意味はあるのだろうか?」
と問いかけてみるのもありかもしれませんね~。

窓は、光や風、景色といった取り込みたいものばかりではなく、
外を歩く人の視線など、時として避けたいものも取り込んでしまいます。

だからこそ、その土地の周辺環境を読み解き、
設計を進めることが大事になるのです。

このことを私に教えてくれた人が、建築家「伊礼智」氏です。

他にも好きな建築家は、たくさんいるのですが、
やはり一番影響を受けているのは、この方ですね。

こちらは、伊礼氏の著書です。
一番右側は、最近届いたばかり(*^^)v
読んでいて楽しい!

これから家を建てるという方も読んでみると良いと思いますよ。

私自身、まだまだ勉強中の身ですが、
少しでも、皆様に喜んでいただける設計が出来るように
より精進していきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

家族を現場にご案内

こんばんは。
田中です。

自宅兼展示場も着々と工事が進んできております。

玄関には木製の引戸が入り、お風呂も入りました!

色々と変化も出てきたこともあり、
先日奥さまと娘に現場をご案内しましたよ(*^^)v

こちらは玄関に採用した木製片引き戸。
レッドシダーという耐久性の高い素材となっていて、
引戸でありながら、気密・断熱性に優れ、
一度使ってみたかった商品です。
*一般的に扉に比べ、引戸は気密性能の確保が難しいと言われます。

動きもスムーズですし、見た目も格好いいでしょ!(笑)

引戸ということで、バリアフリーの観点からも優れているので、
状況に応じて薦めていきたいと考えています。

お風呂はこちら。
床から半分しかありません。

これより上は、木でも石でもタイルでもご希望のものを施工できます。
浴槽の断熱性能は通常のユニットバスの方が優れているので、
デザインにこだわりたい方にはお薦めです。

ですが、掃除のしやすさや断熱性能などを優先する方は
通常のものの方が良いかもしれませんね。

奥さまにしぶしぶ納得していただき、我が家に採用できることとなり、
壁・天井には板を貼る予定となっています。

娘と一緒に浴槽に入ってみて、広さも確認してきました。

これまで自宅は急ぐことなく、ゆっくりでいいや!と思ってましたが、
早く娘と一緒にお風呂に入りたくなってしまいましたね(笑)

奥にある小さな窓は、お風呂ですが透明のガラスにしています。

庭の景色を楽しみたいと考えてのことです。

浴室内をすこし暗くして、庭をライトアップできるようにし、
のんびりとお風呂に入りたいと思ってます(#^.^#)

2階はこんな感じです。

こちらはキッチンから勾配天井となるダイニングの方向を見ています。
大きなサッシの向こうには、天気がよいと山並みが見えるんですよ!

奥さまが気持ちよく、料理してくれたら嬉しいですね~。

娘は抱っこしてロフトに上げてあげたら、大喜びでした。

子供がのびのびと楽しんでくれる家を目指していますが、
どうなることやら(笑)

屋根の断熱材の施工も始まり、
日々の変化が楽しく、嬉しくもあります。

お客様もこうして自分の家が出来ていく過程を
楽しんでいるんだろうな~と実感しています。

何事も自分で体験してみるって大事ですね。
また、こちらのブログで住まいの状況はお伝えしていきたいと思っています。

良かったら覗いてみて下さい。

住まいを体験する

こんばんは。
田中です。

このところ、自宅でもある展示場を
ご案内させていただく機会が増えています。

その度に掃除をしなければならないのが
ちょっと大変ではありますが、
おかげさまで家が綺麗になるので、
掃除の良いキッカケを貰っていると考えています(*^^)v

さて、今日のタイトル
「住まいを体験する」としてみました。

まず住まいづくりを検討した方がまず行うというのが
ハウスメーカーによる総合展示場を見学に行くことだと言われています。

もちろん、勉強になることは間違いないのですが、
建てられている建物は、70坪、80坪あるような大きなものがほとんどで、
実際にこのような家に住む人がどれほどいるのだろうかと
考えてしまうようなものばかり。

そんな展示場に対し、
矢川原の展示場は、実際に私が家族と住んでいる家です(;^_^A

30坪程度の大きさで、築17年と年数も割と経過しています。

そんな展示場ですが、
ご案内させていただくと評判は結構良いです(笑)

「生活が見えることで、実感が湧きやすい。」
「無垢の木を使った場合のその後の様子がよくわかる。」

などと言っていただくことが多いです。

お話をさせていただくのも、
普段私がご飯を食べているダイニングテーブルです。

私は建物を見学する上で大切なことは、
見るのではなく、生活を体験することだと考えています。

実際にそれは難しいことではありますが、
一つ簡単に住まいを体験する方法として、
座ってみることがあげられると思います。

人は住まいでずっと立ち続けていることはあり得ません。

なので実際に座ってみて、そこから見える建物の様子や
窓の外に広がる景色に目を向けてみて下さい。

間違いなく、そこにはその住まいでの生活があります。

ダイニングの椅子からキッチンを見てみることで、
そこにいる奥さまの姿を思い浮かべます。
ソファから庭を見ることで、
外の景色や子供たちの遊ぶ姿が見えてくるかもしれません。

そこに通りを歩く人ばかりが目についたとしたら、
それはあまりよい建物とは言えないかもしれません。

どんなに性能が良くても、カーテンを閉めっぱなしの生活は
息苦しいものではないでしょうか?

そうならないように配慮するのが設計だと考えています。

総合展示場は建物しかないので、外との関係を読み取るものが
ほぼ存在しないことになるので、そこで出来る体験があまりありません。

ご来場いただいた方々と、そのようなお話をしながら、
ゆっくりと腰を落ち着けて、建物を見ていただいています。

離れとして作ってある「庭小屋」は人気があります。

庭を楽しむための小屋である「庭小屋」でのんびりしてもらいます。
*写真は春・秋に撮ったものです。

下の写真にある照明の下にある木で作った背もたれは、
庭を眺めるためのものです。

お客様にも実際に寄りかかってもらい、
「すっと座っていられる」などと喜んでいただきました(*^^)v

お子さまはウチの娘と仲良くテレビの前でしたが…(笑)

それぞれの居場所からの景色には気を使っています。
やっぱのんびりと心落ち着かせて寛ぎたいですからね!

玄関からみる坪庭はダイニングからも眺めることが出来ますが、
お客様との視線はずれるようにしています。
2階ホールからはこんな景色が眺められるので、ベンチも作ってみました。

廊下の突き当りにこんな緑があれば、絵を飾る必要もないかもしれませんね。
書斎からものんびり緑が楽しめます。

実際に座ってみて、その空間を肌で感じてみること、
それを意識しながら、建物を見てみるといつもと違った視点で
建物を体感できるかもしれません。

ゆっくりと座ってみる!
住まいを体験する方法として、ぜひやってみて下さい。

性能の先にあるもの・・・

こんばんは。
田中です。

早いもので、仕事始めから2週間が経過しました。
中々ブログが更新できず、申し訳ありません。

今日のタイトルは、
「性能の先にあるもの・・・」とさせていただきましたが、
これは、住宅デザインを学ぶ建築家伊礼智氏の言葉を借りたものです。

いわゆる設計士と呼ばれる人に対して、
デザインのために性能をないがしろにしてしまっていると
考えている方もいらっしゃるかもしれません。

中にはそのような方もいるのかもしれませんが、
伊礼さんは、ご自身の設計スタイルを変えることなく、
かといって性能も落とすことなく、
住まいの心地よさを大切にした住まいを設計されています。

住まいの快適さとは、性能だけなのでしょうか?
高気密・高断熱であれば満足な住まいとなるのでしょうか?

伊礼さんの言う「性能のその先・・・」とは、住まいの居心地のよさにあります。
私もそこに強く共感し、少しでも学んでいきたいと感じているところです。

先日完成内覧会を行った住まいは、
自分なりにそれを実現できた住まいだったと思います。

性能値としては、断熱性能を示すUa値は0.44。
弊社事務所のある川越では、Heat20G2クラス。
気密性能を表すC値としては、0.5となっています。

断熱性能については、付加断熱等を行うことで上げることは容易です。

ただ、それ以上に大切にしたかったことが、お客様憧れの薪ストーブを入れることや
深い軒の掛かったウッドデッキを作り、そこで過ごす時間を作ることでした。

性能値を高くするには、極端な言い方をすれば、
断熱材を厚くして、性能の高いサッシを使用し、
南の窓を大きくして日射取得を増やすこと、
そしてそれ以外の窓を減らしていくこと。
これを行うことで、割と簡単に性能値は高くなります。

ただ、大きな窓の前が人通りの多い道路で、
人目が気になってカーテンを開けることが出来なかったり、
北側に素晴らしい景色が広がるところで、北だからと言って窓を作らないというのは
本当に良い住まいと言えるのでしょうか?

私は良い景色があれば、家の中からその景色を見たいと思いますし、
南に見たくないものがあれば何とか見えないようにする工夫も必要だと思います。

性能については、一定レベルは当たり前に必要なことで、
それはHeat20G1~G2くらい。
気密についてもC値で1.0を切っていれば、
そこにあまり固執したいとは考えていません。

耐震性能については、
許容応力度計算で耐震等級3にすることを基本としていますが、
ここは窓にして「景色を見たい」と思えば、
お客様がご納得いただければ等級2でも良いと考えます。

今回使用した木製の片引き戸もそうです。
すべり出し窓などと比較すれば、気密性能が少し劣る点もありますが、
全開放した際の解放感やその風格は気密性能を上回る価値があると思います。

まるで一枚の絵画のようですよね。
これを操作するのが、ガラリ戸や障子です。

ガラリ戸は外からの目線を制御し、室内からの視線は外に通してくれます。
また、格子から漏れる光もまた美しく、見るものを楽しませてくれます。

障子は光を柔らかくコントロールしてくれますし、
そこに映る影は、本当に美しいものです。
*右の写真は別の現場のものです。

これも以前工事したお宅ですが、北側の書斎でしたが、
奥の緑が綺麗だったので、コーナーで窓としてみました。

ここに座って、テレワーク出来たら仕事もはかどると思いませんか?
性能値ばかりに囚われてしまうと、こういったことが出来なくなります。

ならば、自分にできる最大限の心地よい生活のできる住まいを設計し、
その中で、性能としてもできる限りのことを行っていく・・・。
このスタンスで、お客様の住まいに向き合っていければと思います。

決して性能をないがしろにするということではなく、
そこは当たり前にあることとして、その先の心地よさを追い求めていきたい。
そう考えています。

ご共感いただけたら嬉しくです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

自宅の上棟! ~in 川越 ~

こんばんは。
田中です。

クリスマスイブの24日。
自宅兼展示場が無事上棟いたしました。

前日までは基礎・土台までだったものが
一日で建物のカタチになってしまいます。

これが一日の変化なのだから、やっぱりすごいですね!

朝一で柱を立てて、昼には2階の床が形になっています。
梁を3尺(91㎝)間隔に入れて、構造用合板24㎜を貼っていきます。

これにより、横揺れに対して家が強くなるのです。

大工や鳶が梁を入れていきます。
やっぱりカッコいいですね!

何とか棟まで上げることが出来ました!
私自身午後からは大工の手伝いをしながら、
作業に加わっていたので夢中でしたが、
ひと段落して、感慨深いものがありましたね。

協力業者の多くの方にもお祝いを頂戴いたしました。
こういった気持ちって本当に嬉しいですね~。

今日も現場を覗きに行きましたが、
屋根のカタチが見えて、いよいよ家っぽくなってきましたよ(*^^)v

プランを何度も何度も書き直し、いくつ描いたかわからないほど、
そして、おおよそ決まってからも直前まで悩んでました。

30坪に満たない小さな家ながら、
この数年に学んできたことを色々と試しています。
これから工事が進むのが私自身も楽しみですね!

まだ、詳細が決まっていないところもあるので、
早く図面を描かないといけません(笑)

正月休みは自宅の図面を描くに時間になりそうです(;^_^A