こんにちは。
田中です。
富士見市で建築中のH様邸。
先日ウッドフェンスの隙間寸法について打合せをしました。
施工されたフェンスをみて、
隙間が広く感じ、目隠しの効果がないのではないかと不安を感じたそうです。
こちらのフェンスの隙間は45㎜となっています。
確かにこれだけでは目隠し効果は薄いかもしれません。
ですが、今回はこの後に植栽を施すことになっています。
打合せのために用意した写真がこちら。
これは弊社の自宅兼展示場のウッドフェンスの写真です。
外から撮ったものと中から撮ったものの2種類。
実はこの隙間寸法は60㎜となっていて、H様邸より広いくらい。
植栽があることで、どれくらい見えて、どれくらい隠れるのかを
確認してもらうために用意しました。
H様邸は展示場より道路や隣家に近いこともあって、
45㎜間隔と少し狭くする判断をしています。
これ以下の寸法にすることも簡単なのですが、
H様邸のウッドデッキはフェンスに囲まれてしまうので、
フェンス内部に植えられる植栽や
中で過ごす人のためにもなるべく風が抜けるようにしたい。
こんな考えを伝えると、H様にもご納得いただけ、
そのままの寸法で工事を進めていくことになりました。
プランもそうですが、なぜそうなっているのか?という理由がある場合には、
それをキチンと伝えることが大事なことなんだな~と改めて感じましたね。
私の感覚で決めてしまったり、
過去行った現場での寸法をそのまま使ってしまうこともあるので、
全てにおいて、意味があるのかというとそうでもないのですが、
その場合は、設計士としての私の感覚を信じてくださいとお伝えするしか
ないですかね(;^_^A
今回の状況とは異なり、フェンスが全体を取り囲むものではなく、
風が抜ける状況にあれば、フェンスの隙間はもっと狭くしても良いと思います。
それぞれの状況で、求める形も変わってくるので、
一つ一つ確認を取って進むことが重要になりますね。