こんにちは。
田中です。
さいたま市にて
性能向上リノベーションを行っているF様邸
内部スケルトン工事が終了し、ようやく構造体の全てを見ることが出来ました。
図面にある柱や筋交いがなかったり、
図面にない柱や筋交いが入っていたりで、
違いが判るたびに構造計算を修正していきます。
こういう時に、耐震計算ソフトを導入し、
社内で内製化しておくことが出来て、本当に良かったと思います。
これが社外に出していたら、やり取りする時間も労力も膨大だし、
費用負担についても、問題になる可能性が高いからです。
元々、リフォームを視野に入れて、中古住宅を購入したF様
打合せの末、1階部分は、耐震・断熱改修をしっかりと行い、
2階については、耐震改修をベースに夏の暑さ対策として、
天井に断熱材を入れるだけに留める計画としました。
ただ、こちらの建物は築年数も50年近く経っているし、
元々の持ち主の方が、何度も手を入れている形跡がありました。
一度、耐震補強工事も行っていたようで、
浴室の壁には、耐震用の構造面材が施工されていました。
ただ、断熱改修まで行うためには、もったいないけど撤去します・・・
その奥には最初に設置したであろう薄い筋交いが釘留めとなっていて、
手前には筋交いが一本増やして入っていましたが、
金物補強等はあくまで筋交いプレートのみでしたね。
これらを構造計算に入れ直して、
必要な基礎補強や金物補強を施していきます。
2階トイレの給排水管も壁の中に入っているので、これでは金物補強ができないし、
断熱材も入れることが出来なくなるので、
配管をやり直すことに・・・。
柱を抜いて、間取り変更した形跡もありました。
これらを踏まえて、再度梁補強や柱を追加したりと
考えることがめちゃくちゃ多い・・・(;^_^A
せっかくやるならできる限り、ちゃんとやりたいし、
でも、全ての不具合を調整しきることは物理的に難しい・・・
構造計算による結果や検討は自分がやるところですが、
現場を納めるのに、そのままでは難しい場合には、
ベテラン大工がいるので、現場で常に打合せをしながら進める感じですね。
新築とは、全然違う形の難しさが付きまといます。
工事はまだ始まったばかりですが、
補強や断熱施工の目途が立ってくれば、
内部の造作や意匠に目を向ける余裕が出てきます。
今週から基礎補強に入る予定
引き続き頑張っていきたいと思います。






