こんばんは。
田中です。
富士見市のH様邸が期間限定展示場として
オープンしてから約半月が経ちました。
期待してほど来場がないのが残念ですが、
見てくれた方は一様に感心してくださり、
「すごく広く感じるね~」と言ってくださります。
設計に携わるものとして、能力が足らないのかもしれませんが、
実際にその場に身を置いてみないとわからないものが
あるのも事実だと思います。
ぜひ、多くの方にみて、
その空間を肌で感じて欲しいですね~。
さて、今回のタイトルは、
「月明かりのような柔らかい光を・・・」となっていますが、
何のこと?って思うと思います(笑)
これは、植栽を照らす照明のことです。
植栽を照らす照明というと、
イメージするのは下から照らすアッパーライトを
思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
実際、それもとてもきれいだと思うのですが、
今回の現場では、あえて上から木々を照らしているのです。
アプローチとなる飛び石や道路に植栽の影が落ちて、
何とも美しいと思いませんか?
この灯りは2階窓付近の外壁につけて、下を照らしています。
造園家「荻野寿也」の著書
「美しい住まいの緑」85のレシピ
この本の中で書かれている言葉を
このブログのタイトルとさせていただきました。
自然界には存在しないアッパーライトではなく、
夜空に浮かぶ月に照らされた木々をイメージして、
照明計画をしてみようというものです。
実際、計画段階から決めておかないと、
照明器具を設置することが出来ないので、
注意が必要です。
工事が終わってからでは、
配線も器具の設置もできなくなってしまいます・・・(;^_^A
足場のあるうちに照明をつけて、
方向を決めて設置しますが、結果がわかるのはだいぶ先・・・。
この日、ようやくライトをつけた姿を目にすることが出来ました(#^.^#)
早速、H様に写真を送ったら、
「ライト付けてもらって正解でした!」と
喜びのコメントをいただくことが出来ました(*^^)v
仕事が終わり、家に着いた時、
「お帰り」と家が言ってくれているような優しい灯り。
家に帰るのが楽しくなるような住まいとなってくれたら、
こんな嬉しいことはありません。
矢川原が作りたいものは
家ではなく、「あなたの暮らし」です。
「あなたとあなたの大切な家族との暮らし」を
私たちと一緒に一緒に作ってみませんか?
こちらの建物は、12月半ばまで見学可能です。
興味を持ってくれた方はぜひお問い合わせください。