こんばんは。
田中です。
川越市中心街となる松江町。
ここで行っていた石蔵の改修工事が終了しました。
まずは、石蔵周辺の屋根や建物を壊す工事からスタート
一通りも多く、解体だけでも大変な作業です。
無事解体が済むと、きれいな大谷石の石蔵が良く見えるようになりました。
元々の屋根のかかった部分の線が見えていますが、
この辺は、時とともに見えにくくなってくると思います。
そして、今回行った工事は鉄扉に屋根を掛けること!
そして、解体した屋根を掛けた際に撤去してしまった雨樋を掛けることです。
大谷石の雰囲気を壊さない様に、化粧垂木の屋根を掛けました(*^^)v
準防火地域なので、野地板は30㎜の化粧野地を使いましたよ。
いい感じになったと思います。
やはり大谷石と木材の相性は良いですね~
そして、とても苦労したのがこの雨樋を吊る金物!
こんな形は既製品ではまずないので、
足場が掛かってから、採寸して特注で製作依頼となります。
川越に中心地であるこの地域、メイン通りに面していることもあり、
「川越祭り」までに何とか足場をバラして欲しいと頼まれていたので、
時間にも追われて焦りましたね(;^_^A
完全に同じとはいきませんでしたが、
とりあえず、雰囲気を壊さないもので再生出来て、
本当にホッとしました。
今まで、隠れていた石蔵が急に見えるようになり、
この地域の歴史ある街並みに一つの場所が加わったようで、
嬉しく思います。
そして、この石蔵の奥に地主さんの新居を建てる工事が同時に始まっていました。
この写真は、石蔵の工事中に駐車場の土間を壊して、
家を建てる場所の地盤調査をしているときの物です。
現在は基礎工事の真っ最中となっています(*^^)v
純和風建築というわけではないですが、
外部に木質感を出しつつ、落ち着いた佇まいの住まいを建築していきますよ。
経過については、ブログの方でご報告させていただきます。
引き続き、よろしくお願いします。