現寸図を書くことの大切さ

どーも!大工のていちゃんです。

家を造る際、設計士さんは図面を書きますよね。

大工も一つのものを造るのに、現寸図という実際の寸法で書く図面を書くことがあります。

僕はちょっとイメージもつきづらく詳細が必要だなと思ったら、すぐ現寸図を書いてしまうのですが、(中には書かない人もいるかも知れませんが)それからそれを元にして加工に入ります。

これは入り口枠の現寸図。

 

各部屋の出入り口は同じものもありますが、建具が2枚だったり、1枚だったり、吊り戸だったり、戸車で走るタイプだったりと箇所箇所で書きます。

社長や建具屋さんと打ち合わせしながら建具の厚みや位置を決めたり、方だてからの離れ寸法や溝の深さを決め、加工に入ります。

寸法も書き入れておきます。そうすると加工する際にいちいち測らなくても見てすぐできるのでスムーズに作業が進みます。

次は階段の現寸図。

階段を造るときは必ず書いています。周り階段の部分とストレートの部分の現寸図。

周り階段の現寸図は上から見た図。ささら側板をつける場合は横から見た図も書いています。今回は幅木で納めるので上から見た図のみで。

加工する材料をある程度長さを切って幅をはぎ合わせしておきます。そしたら現寸図の上に乗せ墨を写して木取ります。

あとは現場で造る時に調整します。

こんな感じで現寸図を書くことは本当大事で、確実に施工するコツです。仮にもし変更があったりしてもどこを直せばいいかがすぐわかるので、造り終わるまで現場図面と同様、いつも大切に保存しているんですよ(^_^)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA