Fさま邸_築38年の不安を解消し住まいへの想いを叶えた家

 

二間続きの和室は、客間はそのままに一間はゆとりあるダイニングとして活用しています。
広縁は日焼けしにくい和紙畳を敷いて、趣ある畳廊下に。
建具を開け放すとダイニング・和室・広縁が一体となって使用できるので、
人寄せの時にも対応できる造りとなっています。
桜の無垢フロアーに壁天井には珪藻土を塗り、間接照明が雰囲気を変えてくれていますね!
建具や欄間は工事前の建具を再利用していることで、
新旧入り混じった感じがかえって味わいを出してくれています。

お施主さま: Fさま邸
時期: 平成28年6月
施工内容: 建物全面改装



~家づくりのエピソード~

平成23年の東日本大震災が住まいについて考えるきっかけになったというFさま。
耐震診断の「強度不足」という結果を受けて、築38年の住まいを建て替えるか、リフォームをするかで悩まれたとのこと。老後を過ごすには今の大きさはいらない。といって住み慣れた広さは捨てがたい。孫たちの居場所。そしてこの家を建てた親の想い・・・
そんなとき矢川原の「住まいづくり相談会」にご夫婦で参加。現在の状況やお悩みを書き出して、整理していくことで、どんな工事が自分たちに合った一番いい方法かをじっくりとご検討され、今回の大規模リフォームに踏み切ることになりました。

 

―Before

こちらが以前の姿です。昔ながらの重厚な造りの住まいです。
太陽光の設置を予定していた物置屋根から撮影。

 玄関入ってすぐの応接間の天井。こちらも丁寧な造りでした。

神棚や床脇の様子です。風格十分ですね。
床柱や床框などはそのまま利用し床脇は造りを変えましたよ!

―Process

必要な柱を残して解体。床組もすべて撤去し、基礎補強を致します。

土だった部分には、防湿シートを施工した上で、
鉄筋を並べてコンクリートを打設。湿気も止めて耐震性もアップ!

外周部の既存の基礎には、隣りにもう一つ基礎を増し打ちして補強。
筋交いもCADで計算して、バランスを見ながら入れています。
1階は壁量計算ですが、耐震等級3相当の壁量となっていますよ!

今回は、2階はあまり手を入れず、1階を集中的に手を入れています。
断熱ラインも1階で区切り、
天井の断熱材も下屋部分及び2階の床面に下から施工しています。
吹付断熱としたことで気密性もバッチリです。
サッシも樹脂サッシを採用!
次世代省エネルギー基準を余裕でクリアする断熱改修となりました。

―After

広々とした玄関は重厚感のある格天井。
厚さ3寸(9㎝)もある式台は、お客さまが昔庭で伐って
大切に保管されていたケヤキの板です。

玄関の左には、お客さまと靴を履いたまま腰かけて
話ができる畳敷きの談話スペースが。
そしてその先の障子を開けると…

日当たりのいい広縁が。
なんと床はこちらも畳敷き!
足触りが優しく、またとても雰囲気のある空間になりました。
日焼けに強い和紙の畳なので安心です。

広縁の突き当りにある
手洗いスペースの前には緑が映える大きな窓。
庭木が見えるよう、景観にこだわって開けた窓です。

続き間だった和室は、手前の一部屋を洋室にチェンジ。
奥の部屋はそのまま床の間のある客間として残しました。

お孫さんたちが来ても一緒に食事ができる大きなテーブルを置く予定。
宿題を見たりするので、小物もいっぱい収納できるよう
お客さまのご要望で棚をいっぱい作りました。

北側にあるキッチンもトップライトのお陰で明るい!
シンクの前の障子はリビングとの間仕切りに。
開けると対面キッチンとして使用できます。  

 キッチンの奥にあるのが奥さま待望の小物づくりのお部屋です。
小上がりのスペースにミシンを置いて、
途中で家事に立っても広げたままにできるスペースが出来ました。

小物づくりのお部屋から、キッチン、洗面所まで
奥さまに便利な一直線の家事動線。
計3つのトップライトのおかげで北側にも関わらず、
電気を付けなくてもいられるくらい明るい空間になりました。

ご夫婦の寝室。和テイストの落ち着いた雰囲気に。

洋室のパソコンコーナーです。
コーナー出窓として外の景色を楽しむ解放感のある居場所を目指しました。
障子を閉めると実により落ち着いた空間に変わります。

2階はほとんど手を付けず、サッシと外回りのみの工事です。
でも外から見たら全部綺麗になっていて、わからないですね。
屋根や雨樋は補修に留め、外壁には新たに腰板を張ったことでより重厚感が増しました!

 

~担当者からのメッセージ~

震災を機に住まいのことを考え始めたF様。決め切れずにいる中で、弊社の現場見学会に足を運んでいただき、その後行った建替えorリフォーム相談会にご参加頂きました。「自分たちには、やはりリフォームの方が合っている!」とご決断頂き、建物調査などを行い、希望をお聞きしてプラン提出。変更はもちろんありましたが、方向性含め概ね気に入っていただきました。リフォームと言っても耐震だけでなく、断熱改修も新築と同等かそれ以上の基準まで高めています。この先の矢川原のリフォームにおける一つの指標ともいえる住まいになったかと思っています。
そしてそれ以上に感じたことは、お客様と共に住まいづくりを行える喜びです。
「好きな建物があるから一緒に見に行ってくれないか?」と声を掛けていただいたこと、「昔家に生えていたケヤキを切った材料があるから使ってくれないか?」と言って頂けたこと。どれもF様の住まいに対する想いがあっての事だと思います。それらに一つ一つお応えし、最終的にこちらからの提案をとても喜んで下さいました!「仕上がりが想像を超えていました!」と言って頂けた時の喜びは言葉では表しきれませんね!
「自分たちが何より参考になったOB様邸訪問ツアー。ぜひうちも使って貰って、矢川原さんがこれから出会うお客様に役立てて下さい!」という暖かいお言葉も頂戴しました。新しく生まれ変わった築38年の住まいと共に今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます<m(__)m>

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