歴史ある街川越で半世紀、地域密着でやってきた私たち矢川原は山田地域を中心に、樹のぬくもりを感じ、そして末永く家族と共に歩んでいける、自分たちの夢やこだわりを叶える家をどうしたらカタチにできるかわからないと悩んでいる人たちのために、とことん親身になって相談にのり、“それぞれの想い”を重ねながら、時を経るごとに味わいを深める、裸足になってほっとするぬくもりある樹の住まいと、人生を楽しむ暮らしを提供することに生きがいを感じている工務店です。
(2018年6月お引渡し)
震災を機に住まいのことを考え始めたF様。決め切れずにいる中で、弊社の現場見学会に足を運んでいただき、その後行った建替えorリフォーム相談会にご参加頂きました。「自分たちには、やはりリフォームの方が合っている!」とご決断頂き、建物調査などを行い、希望をお聞きしてプラン提出。変更はもちろんありましたが、方向性含め概ね気に入っていただきました。リフォームと言っても耐震だけでなく、断熱改修も新築と同等かそれ以上の基準まで高めています。この先の矢川原のリフォームにおける一つの指標ともいえる住まいになったかと思っています。
そしてそれ以上に感じたことは、お客様と共に住まいづくりを行える喜びです。
「好きな建物があるから一緒に見に行ってくれないか?」と声を掛けていただいたこと、「昔家に生えていたケヤキを切った材料があるから使ってくれないか?」と言って頂けたこと。どれもF様の住まいに対する想いがあっての事だと思います。それらに一つ一つお応えし、最終的にこちらからの提案をとても喜んで下さいました!「仕上がりが想像を超えていました!」と言って頂けた時の喜びは言葉では表しきれませんね!
「自分たちが何より参考になったOB様邸訪問ツアー。ぜひうちも使って貰って、矢川原さんがこれから出会うお客様に役立てて下さい!」という暖かいお言葉も頂戴しました。新しく生まれ変わった築38年の住まいと共に今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます<m(__)m>
田中尚
<ご主人:主 奥さま:奥 娘さん:娘 社長:社 インタビュアー=吉田恵:吉>
吉:矢川原で建てようと思った決め手はなんですか?
主:一番はね・・・客の方の姿勢を待ってくれるというかね、強引なやり方をしないと。今までの他の例ですとね、まあ営業で、ある意味は当然なんだろうけど「ぜひうちに」というのを、かなり強引といったらいいのかな、そういうところが多かったように思うんです。・・・それが一切ね、そういう姿勢がなかったんで、それがまず第一に良かった。
あとは、社長がね、この仕事が好きなんだなと思いましたね。まあ当たり前なのかもしれませんけど、でも商売でやってるというよりもね、ほんとに家を、一軒一軒の家を作っていくのを楽しみにしてるんだなという姿勢が見えたんですね。それがやっぱり本格的にお願いすることになった、きっかけと言えるでしょうね。
社:ありがとうございます!
吉:今度はプランの方のお話しになるんですけど、プランを決める中で、重要視されたことはなんですか?
主:(奥さまに)あなたはここじゃないの?
奥:ああ、そうね。孫もいますので、一緒にウチにあずかって、勉強みたりする場所が欲しいっていうことと、あとは家事動線。いろいろあるんですけどね、家事動線は。
あとは私がミシンをちょっとやるので。ほんとに小物づくりなんですけど。今まではミシンを出しちゃ、片付けて、またミシンを出しちゃ片付けて、って繰り返しだったんですけど、ちょっと置ければ合間にちょこちょことできる部屋が欲しいなぁって前から思ってて。
吉:そうですよね。ミシン仕事って、広げてしまうとなかなか片付けるのって大変ですからね。
奥:それを思うように作っていただいたので良かったです。
主:私はね、まぁ一言でいうと見栄えかなぁ。玄関とかね、この和室だとか、縁側だとか、その辺りどうしたら格好良くなるかなっていうのが先に立ってましたね。
吉:広縁は本当に、今回見学会で私が応対したお客さまも、みんな玄関から見て「ここがすごい!」って、皆さんお褒めになってて、一番良かったところと書かれた方も多くいらっしゃいました。
主:ここなんかね、社長さんのアイディアですから。玄関からばぁっと見えるところとか。あと畳もね。初めは全く畳っていう発想がなかったから。発想っていうか、遠山記念館あたりに行くとあるけど、それはああいう豪邸でやる仕事でね。まあ貧乏人がこういうことはやれないなと思っていたけどね(笑) 勧められてやってみて。
社:いやぁ、自分もずっとやってみたかったんで。あそこ(遠山記念館)を見て、いいなっていう話も出てたんで、「どうですか?」って言ったら、「考えてみようかな」って言ってくださって。
主:畳表も和紙でできてるって、そういうもの初めて知りましたしね。
吉:どうしても日に当たるところは傷みやすいですからね。和紙にすることで耐久性も上がってくるのでおすすめなんです。
吉:ではかぶってくるかもしれませんが、家造りの中で特にこだわったところ、悩んだところはどこになられるでしょうか?
奥:(リフォームは)取れない柱があるので、でも、十分に満足してるんですけどもこれで。
・・・そうね、悩んだところってあまり、ないかな? 玄関の所も社長さんと相談して・・・ちょうどいいと思うんです、広さもちょうど良かったです。あとはあまり悩んだりはね、後ろも通り抜けられて便利だし。
吉:ぐるっと動ける動線って便利ですよね。
主:逆に玄関はね、まあ心配ってあえて言えば・・・前は広かったでしょう。6帖とか。それが狭くなるっていうのはどんなんだろうと、イメージがわかないというか、そういう不安はちょっとありましたね。こうなって見ると、適当な広さなのかなと。
社:広縁側に視線が広がってくるので、狭さは感じにくいかなと思ったんですけどね。
奥:私も広いねって言われましたよ。友達なんかにも。
吉:十分広いですものね(笑)
吉:実際に出来上がった家を見て、一番気に入っていらっしゃるポイントはどこでしょうか?
主:一番気に入ってるの?・・・私はやっぱりここかな。
社:広縁ですね。
主:他もありますよ! お風呂も、あんないい風呂に入ったことないし(笑) まあしいてどこかといえば、ここ(広縁)かな。
吉:奥さまは?
奥:たくさん収納棚を作っていただいたので、とてもかっこいいと思うんです。向こうで(キッチンを)仕切れるのもすごくよくて、お友達も「あ、いいね!」って、すごくほめてました。
主:棚は助かったよね。こんなに作ってもらっちゃって。
吉:そうですよね。これだけたくさんリビングにあるのはなかなかないですよね。
奥:あと、協力の業者さんがね、みんな良い方ばっかりで、本当にヤな顔せずに。やっぱり挨拶が大事だと思うんですよね。いらしても挨拶するし、帰りも挨拶して帰られたりして。やっぱり矢川原さんとの関係がいいからだろうなと思うんですけど。それはすごくありましたね。
主:それもね、やっぱり社長の力なんだろうと思った一つね。そういう優れた職人をね、集めてるっていうかね。
社:ほとんど親の代からいる人ばっかりなんですけどね(笑)
吉:そうですね。下手とすると私たちが子どものころから、知っているような方だったり。さっきいらした電気屋さんも、お父さまの代がずっとお世話になっていて、息子さんの代になってもというような・・・
社:地元の方なんでね、自分にとっては近所のお兄ちゃんっていう感じだったんですよね。
奥:地元のつながりっていうのはいいですよね!
吉:そうすると、打ち合わせや現場で印象に残っていること、というのの一つにもなってくるわけですよね、今のお話しが。
それ以外にも何か、作っている最中のお話しで心に残っているようなこと、ありますでしょうか。
主:まあそうだね、職人さん、どの方もそうだけど特に大工さんはね、長いこともあったけども、朝早くからね、夜遅くまで。
奥:ほんとにね。それに時間がきっちりしてるんですよ。大工さんとか、もう朝8時にいらして・・・あ、もっと早いね。
主:だんだん早くなって(笑)
奥:休憩もちゃんと10時から半までピシッと。お昼も12時から、1時前から始めたりして。その時間っていうのもね、だらだらしないで、きっちりきっちりされてたんで。こっちはね、疲れてるんでしょうから少しぐらいいいんじゃないと思うんだけど(笑) きっちり時間は守られてましたね。
吉:特にそういうタイプだったかもしれませんね、こちらの大工さんは(笑)
奥:孫たちが帰ってくると堀内さん(大工)が「おかえり!」とかね、声かけて仲良くなったりして。加藤さん(大工)にも遊んでもらったり、休憩時間にね。ホントにあの職人さんとのコミュニケーションがいいなと思いましたね。
吉:ありがとうございます。
吉:出来上がったお家で、遊びに来たご友人に自慢したいポイントはどこですか?
社:お気に入りと被ってくるとは思うんですが。それについてはできればお三方(お嬢様を含む)それぞれの意見を聞きたいです。
吉:個人的に気に入っている場所と、お客さんに見てほしいポイントっていうのはまたちょっと違うかなということでお聞きしてるんですが。
奥:私は・・・動線がすごいってことと、この雰囲気とか、向こうの小物づくりの部屋とか、それぞれこう、いいところがいっぱいあって・・・
主:私はあまり自慢するタイプじゃないから(笑) 自分が満足すればいいんで。
吉:褒められたらうれしいところでも(笑)
主:まあ和室かね。
奥:いっぱい掛け軸があるので!
社:この間のイベントの時にもわざわざ軸をかけていただいて。これ気づいてくれる人いるかなって「この軸良いね」って言ってくれる人いるかな、なんて思ってたんですけど(笑)
奥:でもいっぱいあるんです! 私の知らない間に(笑) だからきっといろいろ、一人で飾って一人で楽しんでる。あまり見せるの好きじゃないのね。
主:見せたっていいよ(笑)
社:床の間ってもともと、一個掛けたら終わりって場所じゃなくて、例えば季節に応じて掛け替えがあって、それによって客を招くってこともあるので、そういうものとしていい場所ですよね。掛けたら掛けっぱなしよりよっぽど、掛けかえるものがあるというのは楽しいですよ。
奥:これからきっとやるんじゃないですか、一生懸命(笑)
社:来るたんびに「今日は軸が違いますね」って一言いうようにします(笑)
娘さんなんかは、例えば自慢したい場所とか、自分の中で気に入ってて、というのは?
娘:あの、明るさがすごくいいなと思っていて。前の家ってやっぱりもうね・・・片付けがちゃんとできてなかったのも一因なんですけど(笑) なんかもう特に北側はすごく暗くて、昼間でも明かり付けないといけないような家だったのが、本当に北側でもすごくどこも明るくて、風が通る感じとかも、すごく良くて・・・それが特に家に入って、あ、いいなと思ったところです。
主:そうだね、あれはいいかもね、天窓がね。
社:ある程度暗くなってしまう部分もあるのでね。開ければいいというものでもないんでしょうけど、明るくすることによって気持ちよさも生まれてきますしね。環境的にここなら大丈夫かなというのもあったので、付けさせていただいて。
奥:でも家を造るって大変ですね。本当に、押入一つ中を見てもどこを見ても、きっちり測ってちゃんとこうはめ込んでいって。
社:一つ一つやっていかないといけないですからね。
奥:天井といい、格天井といい。さすがにこれはすごいなって。
吉:一番奥の寝室も、出窓の雰囲気が素敵で。
娘:ホントなんですよ!あんな部屋が持てるなんて思ってなかったんで。
奥:出窓もね、提案していただいて、良かったですよね。
吉:北側とは思えない明るさと雰囲気がありますよね。
奥:これなら友達呼べるって言ってました(笑)
吉:ぜひたくさん呼んでください(笑)
吉:この家に入居したら真っ先にやりたいこと、一番楽しみにしていることは何かありますか?
主:真っ先にやりたいこと・・・まあ床の間を飾りましょう(笑)
奥:収納がいっぱいあるのでね、何をどこにしまおうか、ですね。今荷物があちこちに分散してるんですよ。息子に預けたり、そこに置いたり・・・それをどういう風に入れようかってね。
吉:なかなか収納も難しいですけど、たくさんあるので活用していただければ。
娘:ホントにね!
社:部屋ごとにね、収納は設けたつもりなので。
奥:やっぱり収納が多いっていうことはいいと思います。
社:納戸を作っちゃってね、そこに家中のものが集まるよりは、場所場所にあった方が使いやすいさがあるので。
主:床に置かないことだよね。
奥:いつも言われてます(笑) 私もスタディコーナーをと思ったけど、やっぱりそこを固定しないで、ここでできるってね。
社:最初の提案はここ(リビングの一角)に作ってみましたからね。
奥:悩んだんですよね~。でもいろいろあって、これを提案していただいて、良かったです。
社:でも、あんまり変わった印象ないんですよね。Fさんのところって。この辺でちょっと閉じるか出すかっていうようなところ以外で、大筋のラインがほとんど最初の段階からあんまり変わった印象がなくて。細かなところで少しずつは変えてますけど。そんなに大きなラインで変わってないので、すごく統一感が出せたかなと自分でも思います。
奥:さすが、裏が通り抜けられるっていうのが素晴らしい!なかなか素人じゃ思いつかないし。
吉:水回りが一直線になりましたからね。
奥:壁塗りも大変だったと思うんですけど。
社:なかなかこんなに量ないんでね。今回は左官屋が大活躍でした(笑)
主:話すると職人さんもね、ちょっと親しくなって話をするといろんな話をしてくれて、面白いというか苦労している人もいるし、そういう人間的な面白さもありました。
社:長くかかわらないとわからない部分ありますよね。一日二日じゃ見えてこないものもいっぱいありますからね。
吉:現場のすぐそばにいらっしゃったっていうのもありますよね。なかなかお客さまも仮住まいされてしまうと、週に1,2回くらいしか見に来れないという方も多いので、そうするとどうしても関りも少なくなってきますけれども、そばにいらっしゃったのでホントに。その分お世話になったかと思うんですが。
奥:うるさかったかと思うんですが(笑)
吉:とんでもないです(笑)
社:リフォームでこの間イベントに来てくださった方の一人も、結構な規模のリフォームを何年か前にやって、すっごい期待してたのに、やっぱりそばで見ていられないのも含めて、なんかすごいがっかりしてしまったという方がいて、ここを見て、やっぱりリフォームってこうやって夢を実現していくもんだよねって、すっごい感動して帰られたんですよ。また、そういった気持ちがなくなっちゃったんだけど、少し気持ちがわいてきましたっていうようなことを言ってくださったんで、機会があればね、声をかけていただけるかもしれないですけど。
奥:夢がホントになって。
社:いやもう、Fさんが「想像を超えたよ」って言ってくださって、あーもうって!
吉:一番うれしいお言葉ですよね!
奥:ホントなんですよ!観光地で格天井を見てね、友達といった時に。すごいなって思ったのが、ウチにもあるなんて!
吉:普通ですと、お寺さんとか神社さんとか、立派なところにあるような天井ですのでね。
主:さっきも言ったように、その遠山記念館なんかでね、いいなっていわば思い付きに近いような感じでねいうと、「じゃ、やりましょ」って、ほんとに何でもやっちゃうのかなって(笑) ほんと「それはできない」って言ったことないの。
社:そうでしたか?
主:ないよ!「それは無理だ」とかね、そういうの一切ない。
吉:今回は最初の頃から、Fさんが一緒にいろんなところを見に行っていただいたりとかしているのを、楽しんでらっしゃるのを見てて、「楽しくてしょうがない」って社長が言ってて。
やっぱりお客さまの中には、ある程度おうちが決まったら、「任せた!」っていう方もいらっしゃるんですよ。まあ住めればいいし、自分の希望は叶えてもらえるんならいいよっていう感じで、ある意味丸投げしてくださるのも信頼ではあるんですけど、ちょっと寂しいところもあるみたいで。今回本当に一緒に作っていく過程も楽しめたというか、すごく社長自身も楽しんでたなというのが傍で見てて感じました。
主:そういってもらえると。
奥:正直大変だったんじゃないかって(笑)
社:まあ大変だった部分はいっぱいありますけど(笑) でも本当に自分も、例えば遠山記念館みたいのを一緒に見に行くとか、ああいう行為をお客さんとしたことがほとんどなかったので・・・ショールーム行くとかならいつもやってますけどね。
例えば「こういう自分の好きな建物があるから見てくれ」って言われると、お客さんの嗜好っていうか趣味が見えてくる部分があるので、それだったらこういう提案なら喜んでくれるんじゃないかなぁとか、そういった自分の中での引き出しが増えてくるんですよ。そうすると例えばこれだったこんなこと出来そうだけどどうでしょうかっていって、畳のこともそうですけど、そんな提案ができるので。・・・で、たぶんFさんなら動いてくれるかなぁと思って、製材所にお誘いしたら「行ってみたい!」って言って、すごい楽しそうにみてくれてたんで!
奥:すごかったって言ってましたよね。
社:わざわざ朝っぱらから飯能の方まで車で製材所まで行って、ただ材料切って半分にするの見てくるだけなんですけどね(笑)
主:それこそ、正直言って面倒だったんじゃないの?このケヤキを使うとか。
吉:ケヤキがすごかったですよね!あちこちに。
社:あまりにも材料があって、こんなにいっぱい使えるかなと思ったけど、意外と使えば使えるもんで(笑)
主:いやホントにね、取っておいて活きましたよ! 半分というかね、ほぼ無駄になるなと思ってたから。いつか役に立つかと思いながら、積んでおいたんだけど、もう今の家づくりじゃね・・・
奥:普通のハウスメーカーじゃダメでしょ?
社:まあ・・・まずメーカー系は全部だめでしょうね(笑)
主:だからそのうち虫が食ってね、捨てるようになるな、なんていう気持ちがあったんですよ。で、たまたまそっちの、隣に子どもの所を新築するんで、どうしても置いとけないっていうんで親戚に預けてね。あの親戚の人がいいよっていうんで預かってくれたから、それで生き延びてね。ただこういう風に活用されるとはその頃は思ってなかったけどね。
奥:いろんなところに使ってもらってね!
社:ありったけ使ったんですけど(笑)
吉:あの式台の板だって、買ったら大変だよねって、お客さまびっくりされている方いました!
社:あまりにも厚みがあってね、かえって使いにくいからどうしようかなって話で、ちょっとお金かけても製材所に持ち込む話をご提案させてもらって。で、引き落としたことで、枚数も増えたのであっちこっちに使えたかなとは思うんですけど。式台だけは、一枚厚いまま使いたいというお話が出たのでで、一枚良いのを選んでここに使いましょう、って残して。・・・ここもそうだし、広縁から床の間の地板関係もそうだし・・・
吉:移動はちょっと大変かもしれませんね(笑)
主:あれは堀内さんが作ってくれたっていうんでね。あの人は技術持っているんだね。
社:そうですね。造作上手いですね。
奥:そうね、木目がつながってるんだもんね。
社:あれはね、最初俺があんな感じにしてくれって言ったんですけど、意図が伝わってなかったみたいで。切る前で良かったです(笑)
娘:どうやったらああいう風になるんですか?
社:一枚の板って、まっすぐ切るとまだ木目がつながっていますよね。それを双方45度ずつ落とすんですよ。・・・そうするとこう(手で90度を見せる)なるじゃないですか。そうすると木目が一直線につながるので。それで作ってくれって言って。最初はそのまま切って脚にしちゃうつもりでいたみたいで、止めてくれ!って(笑)そうじゃないんだ!といって。ちょうど枯れてる部分が意外と面白い脚になりましたよね。あのテーブルは今回の一番の渾身の作かもしれないです(笑) お気に入りなので、大事に使ってあげてください!
吉:あちこちにいろんな思い入れがあるようで、その他何かご感想というのは、すでに今伺ったような感じですよね(笑)
社:いろいろいっぱい言っていただいたので(笑)
社:今後ともどうぞよろしくお願いします。お客様をお連れしたいなと思っていたら、いいよって言ってくださったので心強く思っています(笑)
奥:OB訪問で使ってください。
社・吉:ありがとうございます!
吉:今日はありがとうございました!
(2018年6月お引渡し)