歴史ある街川越で半世紀、地域密着でやってきた私たち矢川原は山田地域を中心に、樹のぬくもりを感じ、そして末永く家族と共に歩んでいける、自分たちの夢やこだわりを叶える家をどうしたらカタチにできるかわからないと悩んでいる人たちのために、とことん親身になって相談にのり、“それぞれの想い”を重ねながら、時を経るごとに味わいを深める、裸足になってほっとするぬくもりある樹の住まいと、人生を楽しむ暮らしを提供することに生きがいを感じている工務店です。
解体工事は、建築に入る前段階の一番大事な仕事をさせていただいているとう気持ちを常に持って、
近隣様に接することや道路の清掃もやるようにしています。
【担当工事】 解体工事
【名前】 株式会社 日昇(にっしょう)
水田 大輔(すいた だいすけ)
【誕生日】 1979年8月3日
【星座】 みずがめ座
【血液型】 O型
【出身】 埼玉県坂戸市
【資格・特技】 木造建造物作業指揮者 他
【趣味・休日の過ごし方】 柔術、山登り
※インタビュアー:渡部 香(以下:渡)
渡)解体屋さんになったきっかけを教えて下さい。
日)元々父親が工務店をやっていて。家を建てる仕事をしたいと思い、何もわからず〇〇建設とういう会社に入れば家を建てているんだろうなーというような気持ちでいて。たまたま飛び込んだ〇〇建設という会社が解体屋さんだったんですよ。
日)「なんだこれは!?」と思って。すぐやめてやろうと思ったにもかかわらず、ここまで20年以上続けてきました。
渡)作る側になるはずが、解体する、壊す側になってしまった(笑)
日)たまたま入った会社が解体屋さんだった(笑)
渡)その会社を辞めて開業された、ってことですよね。開業されたのはいつ頃なんですか。
日)ちょうど今13年目です。その務めていた会社が倒産してしまって、取引先の方の「自分でやってみれば」という後押しから、独立することになって。
渡)解体の仕事に対するこだわりとかポリシーはありますか?
日) 解体業というと、昔からのイメージで怖い人たちが来るのかなーとか、そういうイメージがまだ残っているところがあると思うので、なるべく自分から挨拶したりしています。
渡)コミュニケーションが大事ですよね。
日)あと、解体工事は、建築に入る前段階の一番大事な仕事をさせていただいているとう気持ちを常に持って、近隣様に接することや道路の清掃もやるようにしています。
渡)確かにそうですね。最初に近隣の方に理解していただかないと、その後の工事期間も長いので。
日)最初から苦情等いただくと、ずっとその後の建築の方まで影響もあると思いますし、お施主様にもご迷惑かけてしまうので。そういったところに気をつけてやってます。
渡)面白味ややりがいは?
日)重機で解体することも多いのですが、壊す順序とか、ちゃんとわかってないと綺麗に壊れていかなくて。ただ壊せばいいわけではなく、ダイナミックな作業にも手順とか技術がないと、うまく壊れていかないので。
渡)ちょっと具体的に聞きたいです。
日)たとえば、思ったように壁がきれいに倒れてくれたとか。危ないところでもありますし。
渡)確かに壊す時に、倒れる方向ありますよね。気を付けないと怖いですよね。
日)思い通りに倒れてくれた時は「よっしゃー」となります。
渡)それは絶対解体業じゃなきゃわからないやりがいですね。
解体業は木造に限らず、やられているんですか。
日)解体は木造の住宅から鉄骨の建物、RCの建物等もやっています。
渡)そうなんですね、あと解体業っていうと家を壊す、というイメージですが、家を壊す以外にもいろんな工事とかあるんですか?
日)あとは今リフォームとか増えていると思うんですけど、室内の内装のみの解体や、お風呂のリフーォーム等の部分的な解体、外構だけの解体等もやっています。手作業の解体もあります。
渡)手作業もあるんですね、部分的だとそんな大きな機材入れてやったら大変ですもんね。
日)樹木の伐採工事などもやります。
渡)そういう場合は、やっぱり重機で掘るようなんですか。
日)そうですね、この間やらせてもらったお客様おように、通路に生えている木とか家を壊さないでその木だけ取る場合は、木を切ってちょっと道具を使って、手で抜いたりもします。林みたいなところの伐採もやります。
渡)つい、深く聞いてしまったのは、うちの庭の木を抜きたかったので、簡単に抜けるものなのかなーと気になっていて。素人がやっても簡単には抜けないでしょうか?
日)人力でですか?人力だと結構厳しいかと思います。大きさにもよりますけど、あと樹木も横に根が広がる木や、下に根が伸びる木もあるので、下に伸びていく根の場合は難しいです。
渡)解体の工事で、一般のお客様にい向けて、何か知っていると得なこと、アドバイスがあればお聞きしたいんですが。
日)昨年の4月から施行されている制度で「石綿(アスベスト)の事前調査を行ってください」ということが義務付けられました。ただ価格とかにとらわれて、ちゃんと事前の調査をしない業者にあたってしまい、後で問われないように、事前調査をしているか確認するようにしてください。調査をしないまま解体してしまうと、法律違反になってしまい、その責任はお施主様にもきてしまいますので、しっかり行った上で、解体をしてください。
渡)基本的には、事前調査をしてアスベストが含まれているかどうかを確認した上での工事を考えるべきで。お金がかかっても、調査をしてけば安心だし、問われることはないということですね。
これから大変ですね。調査してアスベストが出たら、その分金額も加算されてしまうので、お客様としては解体費の中に見込んでおかなければならなくなるので。うちの方からもお客様にお伝えしていこうと思います。
渡)プライベートの趣味とかお休みの時の過ごし方もお聞きしたいのですが。
日)格闘技が元々好きで、見るのも好きなんですが、今格闘技のジムに通っていて、柔術というものをやっています。
渡)柔道とは違う?
日)柔道に近いんですけど、柔道は投げて背中を付くと1本といって終わるんですが、柔術はそこから寝技の攻防が始まって。
渡)なんかいろんなものがミックスされているんですか。
日)レスリングとか、いろんな競技が混ざりあって、基本的にはギブアップを取る。関節技だったり締め技だったり。
渡)服装は柔道着みたいなのを着て、畳の上でやるんですか。
日) 柔道着みたいな感じです。畳だったりマットであったり。
渡) お休みの日に行かれるんですか?
日)そうですね、仕事終わった後とか、1回帰ってからとか。後は、最近行けてないですけど、山登りもします。
渡)そうなんですね、山登りはどの辺に行かれるんですか?結構険しい山とか。
日)結構高い山、日本百名山をいろいろ登ってみようかと思って。
渡)最後に行った山は?
日)1年前に秩父の武甲山を登ってきました。
渡)社長も山が好きなんですよ、
日)谷川岳とかいいですよ。
渡)登れるんですね。私は大抵ロープウェイを使ってしまうのでよくわからないんですけど。でも、いいですね。やっぱり趣味がないと、お仕事ばかりだとダメだと思うので。ご家族で出かけたりとかはしないんですか?お子さん何人でしたっけ?
日)5人です。
渡)すごいですね。お子さんがいっぱいいたのは覚えているんですけど。ご家族で一緒のお出掛けとかご趣味とか。
日)趣味じゃないでいんですけど、よくラーメン屋に行ったり。家族がみんなラーメン好きで。
渡)5人連れて行くと大変ですね、ラーメンとはいえ。
日)後は一番上がもう18歳で、一番下が5歳なので、結構歳が離れているので、小さい子に合わせて出かけることが多いので、動物園とか。全員では年に1回旅行に行ければいいかなー。コロナに入ってからなかなか旅行もできてないんですけど、その前までは毎年1回は家族全員でいろんなところに行くよーって旅行の計画をたてたりしていましたね。
渡)車は何がお好きだったんですか?卒業の理由って?
日)スポーツカーが好きだったんで。今ガレージを小学2年生の男の子がブレイクダンスに通い始めて、小学5年生の子がダンスをやっていて、これからはそこを子供達のダンスのレッスン用に、プライベートで練習できるようにしようかと。あとは筋トレしたり、改造しようかなーと思っていて。
・・・車はちょっと卒業してください、って言われて。本当に子どもがダンスとか、やりたいこと楽しんでる姿を見ると応援したくなっちゃうので。
渡)お父さんの鏡ですね。すごーい!!
社)庭に息子のためのバスケットゴールまで作っちゃってましたよねー。専門の方呼んで、綺麗に土間打って。「俺はこれさえあればいいいんです」ってその時言ってたから、それ卒業しちゃったら耐えられないのかと。車も売っちゃったんですか。
渡)でもご趣味沢山あるから。
社)ポルシェでしたっけ?
日)そうです。
社)すごいなー。でも子供たちのやりたいこと、それに答えられるのがすごいな。あのかっこいいガレージがブレイクダンス場になっちゃうんだ。
さっき山の話も出てたから、武甲山は何年か前に登ったけど。北竹が大変だったかな。
日)北竹登ってみたいです。
社)あの山いいですよー。ぜひ行ってきなーって感じです。
日)一泊で?
社) ニ泊しましたね。テント小屋が最高ですよ。
日)一番北岳とか登ると良いっていいますよね。
社)富士山は疲れるだけで、登った満足感しかないけど、北岳は山の楽しさいっぱいだから。
日)膝が最近悪くなってきちゃったので、山伯の登山に耐えられるかな、って。
社)趣味がいっぱいあるんですね。
日)山はここ何年かいけてないですけど。自分は槍ヶ岳は必ず登ってみたいですね。
社)険しいとこ行きますね。行ったことないですね。北岳もそうだけど、本当にアルプスの方は綺麗なとこ多いですからね。
渡)これからの人生の目標、やりたいことは。
日)縁あって解体工事の仕事も、20歳ぐらいから初めて、長く続けてこれて、起業することもできたので、これからも長く続けていきたいなーというのがありますね。あとはこういう仕事、産廃を扱う仕事なんで、いつか環境問題に取り組んで、発信できるように、もう少し会社も自分も成長して、そういうことにも取り組めるような会社になっていたいなと思います。
渡) 環境問題、そうですね。いろいろ問題になっていますからね。環境問題に取り組むというのは具体的にどういう感じなんでしょうか。
日)エコというか、リサイクルとか。自然環境のこととかそういうことに配慮して。
渡)すごいですもんね、解体ででるゴミって。物凄い量ですし、それをうまく、何か良い形で利用できたらいいですよね。
日)毎日解体していると、こんなに産業廃棄物が出る、ってすごいなと思いますよね。
渡)うちの社長や矢川原に対して、どう思われますか?
そのそも日昇さんとのご縁がご自宅を矢川原でリフォームさせていただいたということだったので、他の業者さんとは違うかと思うんですけど。
日)今アスベストのことが厳しくなってきて。今回会社の近くで始まった現場も外壁からアスベストが出てしまって、その時に矢川原さんは事前にしっかりお客様にご説明頂くことを丁寧にしているので、わかってもらえた上で作業に入れるのがすごくいいです。
渡)検査の説明をするのは本来はうちの会社でするものなんですよね。検査した方が説明するわけではなく。
日)なかなか、他の建設会社とかはそういうことがあってもなんとか頼むよーと押し付けられたりと、無理難題も言われることもあって。矢川原さんはしっかり真摯にお施主様にご説明いただいてご納得していただけているので。
渡)アスベストといってわかる方もいるかと思いますけど、ちゃんと説明して理解を得られないと、処分に金額が結構かかりますからね。
渡)せっかくなので、ご自宅のリフォームの時のこともお聞きしていいでしょうか。
渡)うちで自宅をやられたのは何年前ぐらいでしたでしょうか。
日)約3年半ぐらい。
渡)大規模リフォームみたいな感じでしたよね。
日)そうです。
渡)凄く素敵なお宅だったので。うちでやっていただくきっかけは、会社の前を通っていてとおっしゃってましたよね。
日)矢川原さんの隣に工場があったと思うんですけど、あそこを解体していて。ちょうどその頃から広い古民家みたいなところを購入して、天然の感じでリフォームしたいね、と話していて。そんな時に矢川原さんの会社の外に古材等が飾ってあって、それを見て嫁さんにこういうところあるよ、って紹介して1回見に行ってみようか、と話になったのがきっかけですね。
渡)そもそも、うちの会社の隣を工事したのが日昇さんだったなんて知りませんでした。それでうちでリフォームして頂いて、お仕事で解体業をやっているということで、解体工事をお願いをする形になったということですね。つながりました。そうですか、お住まいの方はあれからお困りのこととかは。
日)大丈夫です、快適に。
渡)お庭も広くてすごく良いところだから。
本当にご縁があって、これからも引き続きよろしくお願い致します。