歴史ある街川越で半世紀、地域密着でやってきた私たち矢川原は山田地域を中心に、樹のぬくもりを感じ、そして末永く家族と共に歩んでいける、自分たちの夢やこだわりを叶える家をどうしたらカタチにできるかわからないと悩んでいる人たちのために、とことん親身になって相談にのり、“それぞれの想い”を重ねながら、時を経るごとに味わいを深める、裸足になってほっとするぬくもりある樹の住まいと、人生を楽しむ暮らしを提供することに生きがいを感じている工務店です。
(2022年12月お引渡し)
「家づくり学校」という工務店マッチングサービスを通じてのご紹介とあって、いつも以上に緊張していたように思います。ですが、そういった中から矢川原を選んでいただいたこと、そして「一番素の自分でいられた」という言葉は、お客様とじっくり会話を繰り返し、ご提案をしていく弊社のスタイルにおいて、もっとも大事なことなので、とても嬉しく自信にもなりました。
断熱・気密といった基本性能だけでなく、3世代同居に際し、家族が集う場所とそれぞれの時間を過ごす場所をいかにつくるが設計のテーマでもありました。
吹抜となったダイニングを中心に、家族の気配を感じる場所づくり。
ご両親が二人の時間を過ごす場所や子世帯がゆっくりと過ごす居場所など。
間取りばかりででなく、時間軸も意識しながら、プランを作成しています。
延べ坪28.35坪という限られた範囲の中で、最大6名を想定した住まいです。
決して広いとは言えませんが、「小さな住まいに豊かに暮らす」ことのできる住まいになったと思います。
Tさま。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
代表取締役 田中尚
<ご主人:主 奥さま:奥 社長:社 インタビュアー=渡部 香:渡>
〇矢川原で建てようと思った決め手は何ですか?
主:家づくり学校で工務店を4社ぐらい紹介してもらって。それぞれの社長さんとお話して、その中でどこの工務店で建てても良い家は建ててくれるんだろうという確信はあったんですが・・・迷いに迷って最終的に、自分が一番話しやすい、自分の素が出せたのが田中社長だったので、矢川原さんに決めました。
主:日当たりですね。
渡:隣家が密接してますからね。
主:やっぱり土地がそれ程広くないので、その中でいかに広く使えるか。ちょっとしたスペースも上手く収納にしているのをOB見学で見せていただいて。それが結構印象に残っていて…ドアの裏が収納(洗面脱衣室の収納)になっていたりですね。
〇家づくりの中で特にこだわったところや悩んだどころは何ですか?
奥:日当たりをどうしても重要視したかったので、駐車場を諦めざる終えなかったんですよね。
奥:その時に確か2階リビングという話も出たんですが、両親がこれから年齢重ねていく上で、やっぱり2階だと厳しいかなーと。それで結局駐車場を諦める方にしました。
主:後は照明かなぁ、決めるのに大分時間かかりました。
渡:数がいっぱいありますからね。
奥:一番かかったかもしれないです。それが(笑)
渡:悩みだしたらキリがないですからね(笑)
〇実際に出来上がったお家を見て、一番気に入ってるいらっしゃるポイントはどこでしょうか?
主:良い所が多くて迷います(笑) 畳かなぁ。
奥:そうですね。両親の部屋が親戚中で大人気で。
主:ここに住みたい!って。
奥:家族の中では茶室と呼ばれています(笑) 一番そこがみんな喜んでいます。
渡:ご両親が和室を気に入ってくださっているんですね。うれしいです!
…ここのリビングの畳コーナーのことかと思いましたが。
主:ここも、畳が落ち着きますね。それから、社長さんが薦めてくれた無垢の床(さくら)もいいですよね。
〇打合せや現場で印象に残っているところはありますか?
主:・・・岸田くんかな(笑) 岸田くんと堀内さん(棟梁)や野島さんとのやり取りがなんか見ていて微笑ましくて(笑)
渡:ありがとうございます。暖かく見守っていただいて。
奥:勝手に親心とういか、最初打合せの時に新人で、と言われて。会うたび頑張ってるねーって。
渡:多分岸田も喜んでいると思います。最初の方にやらせていただいた家って、想い入れが違うと思いますし、ずっと印象に残っていくと思うので。これからずっとお付き合いいただくことになるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
主:あと、もう少し現場にこられればよかったな、と思います。なかなか時間が取れなくて。もっと(棟梁の)堀内さんとかと話せたら。
社:(職人が)居る時に来れるとよかったですよね、現場の職人と話せるのはわりと楽しいので。
奥:3回ぐらいですね。
主:作業中に声かけると仕事に邪魔になっちゃうかなと。
社:わりと話し出すとみんなどんどんしゃべってくれるので大丈夫ですよ。どんどん話しかけていただければよかったです。
〇ご友人に自慢したいポイントはどこでしょうか?
主:畳コーナー。ここにコタツを置く予定なんですけど。前の元々建っていた実家でもコタツが大人気で。コタツがないところに住んでる友人が結構多いものですから、いなかの実家に帰ってきた感じを味わえる。
渡:コタツを作っちゃうと出られなくなりますよ(笑)
主:そうですね(笑) それにこのリビングの吹き抜けは自慢したいです。シーリングファンなんか付けちゃったしね。
〇この家に入居して、真っ先にやりたいこと、楽しみにしていることは何ですか?
奥:畳コーナーで寝る、かな?
主:ここで昼間からビール飲みたいです(笑)
渡:いいですね、まずご家族で楽しくお過ごしになられるのが一番かと思います。
主:日に当たりながらね。
奥:出窓で寝たいですね(笑)
渡:そこに座ってですね。確かに日なたぼっこにちょうどいいですよね。
〇他にご感想がありましたらお願いします。
主:今回建て替えということで、お願いして。自分の中で元々あった家は30年以上暮らした家だったので、思い出があって。
最初解体されていく作業のときに、新しい家も楽しみなんですが、思い出の場所がなくなる寂しさもあって。実際になくなってみて自分にとってはすごく大切な場所だったんだなーと気づけて…
渡:この家(ご新築した家)が30年後に息子さんにとって同じようになったらいいなーと思います。
主:この子にとって、この家がそういう場所になってくれたらいいです。そういう家族のつながりを大事に、そういう家族であれるようにこれからここで楽しんで行きたいなと思います。
渡:楽しく暮らしているよ、と教えて頂けたら私たちも嬉しいので。どうぞご報告ください。
社・渡:今日はありがとうございました!