歴史ある街川越で半世紀、地域密着でやってきた私たち矢川原は山田地域を中心に、樹のぬくもりを感じ、そして末永く家族と共に歩んでいける、自分たちの夢やこだわりを叶える家をどうしたらカタチにできるかわからないと悩んでいる人たちのために、とことん親身になって相談にのり、“それぞれの想い”を重ねながら、時を経るごとに味わいを深める、裸足になってほっとするぬくもりある樹の住まいと、人生を楽しむ暮らしを提供することに生きがいを感じている工務店です。
2階にあった10帖の洋室に増築をし、子世帯のLDKに。
元からあった外階段を活かして、
自然素材いっぱいの完全分離2世帯住宅になりました!
お施主さま: Mさま邸
施工場所: 川越市連雀町
間取り: 1階:2LDK + 2階:2LDK
家族構成: ご夫婦 子供二人 + 母 計5人
~家づくりのエピソード~
お母様一人だった住まいに娘さんご家族の同居を検討する中で、2世帯住宅としてリフォームすることを決意されました。一口に2世帯と言っても形は様々です。共用部分のある形も検討しましたが、娘さんのご主人への配慮から、元々あった鉄骨ベランダの外階段を活かして、2階にも玄関を設置。完全分離型の2世帯とすることになりました。
~こだわりポイント~
元々の10畳間の部屋にお風呂を設置、残りのスペースにキッチンを設置してLDKとすることに。空間的には広いとは言えない中で、少しでも広さを感じるように空間の連続性に配慮しながら設計しました。間仕切りとして造作した棚をぐるりと回れるようにし、廊下の天井と連続させることで、空間の広がりを演出しています。
小さなお子様たちのためになるべく自然素材を多用したのもこだわりの一つ。
床には桜、天井には杉の羽目板が前面に張られています。この羽目板のラインが空間に奥行きを与えてくれます。
―Process
2階に元からあった10帖の洋室。
一部増築をするなどして空間を確保。
2階では元々のベランダに一坪を増築しました。
2階は間仕切りとなる壁や天井もいったんすべて解体し、キッチンや浴室を設置。
玄関も設けることで、完全分離型の2世帯住宅に変化いたしました。
―After
障子のある部分が元々窓のあった部分です。
この奥に1坪(畳2枚分)の増築をしています。
障子は壁に完全に引き込むこともできるので、
広さを感じたい時は、壁にすべて入れておけます。
あえて障子を設置したのは、住宅密集地の中で唯一開けた部分が
西側だったこともあり、夏の西日をコントロールするため。
洗面台の正面側には、家族共用のパソコンコーナーもあるので、
障子を閉めることで、ちょっとした書斎コーナーのような利用も可能になります。
写真左側のガラス戸の向こうは1階への階段があります。
小さい子供たちは、1階のおばあちゃんのところにいることも多く、
玄関も主に1階を使用します。
そこで、子供の絵本や幼稚園のカバンや帽子などを
掛けられる棚をこの場所に設けました。
パイプがついているので、S字フックで簡単に掛けられますね!
写真左手の棚は、食器棚であり、家電収納であり、TVボードでもあります。
キッチンから少し距離があるので、すぐそばに壁厚を利用した収納棚を確保。
ちょっとした食器類を置いておくことが出来るようにすることで、
家事がしやすくなります。
小さい子がいるので、手の届かない高さにしてあります。
~担当者からのメッセージ~
以前弊社で工事をされたことのあるお客様であったことで、再度ご指名を頂きました。
ただ、今回は主に娘さんご家族主体の改修だったこともあり、当人たちはほとんど初めての住まいづくりだったようです。
私の提案を気に入って下さり、初めてのことに不安を覚えながらも少しづつ形が見えてくる住まいに喜んでくださっている姿がとても印象的でした。
ご入居後にお仕事の関係で、中々打ち合わせに参加できていなかったご主人が、「良い家だなあ」と言って下さっているというコメントを頂き、本当に嬉しかったことが忘れられません!