Hさま邸_【火のある暮らしを楽しむ家】

アプロ―チとなる西側に向けて大きな切妻屋根としたデザイン。
薪ストーブの煙突がアクセントとなった外壁の板張りが特徴的な住まいです。
軒を深く出した玄関やウッドデッキは、
庭にある焚火台と薪ストーブのある土間をつなぐ中間領域として機能してくれます。
室内では薪ストーブ、外では焚火と家の中でも外でも
火を楽しむことが出来る住まいとなりました。

お施主さま:Hさま邸
施工場所:川島町下伊草
間取り:4LDK+フリースペース
家族構成:ご夫婦+お子さま+お母さま
竣工 :2020年12月



~家づくりのエピソード~

矢川原事務所前に展示してある古材が以前から気になっていたということで、自宅の建て替えに当たり、お声掛けいただきました。
打合せに伺うと、庭にはお手製の焚火台やピザ窯などがあり、私自身も焚火好きでしたので、すぐ打ち解けることが出来たように感じたのを覚えています。
住まいづくりのテーマは「火のある暮らしを楽しむ家」とし、多少変更はありましたが、ほぼファーストプラン通りで進むことになりました。
お引渡し後も、「植栽は自分でやってみたい!」ということで、木が植わるたびに写真も送ってきてくださいます。
「ウチが完成する日が来るのかな~」と話す笑顔が家づくりを楽しむ!ということをこういうことだと教えてくれます。

~こだわりポイント~

焚火台と住まいの関係をどのようにするかに悩みました。
焚火好きは冬でも焚火がしたいものです。私もそうだし(笑) ・・・でもやっぱり寒い(;^_^A
そこでお手製の焚火台と住まいの間にウッドデッキを設け、そこにつながるリビングを一部土間とし、そこに薪ストーブを置くことに。そうすることで、靴を履いたままでも外で冷えた体を温めることが出来るのではないかと考えました。
その時に役立つのが、土間の段差です。これが座って揺れる炎を眺めるのにちょうどよい!
ついつい飲み過ぎてしまいそうな居場所が出来たのではないかと思います。

無垢板貼りの外壁。
玄関も同じ板を張っているのでどこが入口かわからない?
奥さま手作りのリースが目印ですね(笑)

 

庭にはご主人お手製のピザ窯や焚火台が。
休日には友人たちが集まってここでBBQをすることも多いとか。

庭の焚火を眺めながら寛げるウッドデッキ。
軒が深いので少しの雨なら気にせず快適に過ごせます。

夜も素敵♪
夏はここで一杯飲みながらの夕涼みも
気持ちよさそうですね。

LDKに入ると一番に目に入る大きな木製ガラスは
まるで一枚の絵のよう。

 
内障子や雨戸代わりの木製ガラリで機能をプラス。
住まいの表情もガラッと変わります。

 
リビングの土間スペースには、Hさまご主人待望の薪ストーブ!
薪ストーブクッキングも楽しめる人気機種、
バーモンドキャスティング社のアンコールです。

一段下がった土間スペースは、ちょっと腰掛けるのにいい高さ。
外から入ってきて、丸太を背にして
縁側のように腰かけて炎を眺めたり、庭を眺めたり・・・
そんな緩やかな時間の流れる空間を目指しています。

奥さまこだわりのダイニングテーブルと一体になった
アイランドキッチン。
とても動きやすい家事動線です。
カウンターシンクとテーブルは杉の一枚板で造作しました!

キッチン背面の壁は、実は本物のタイルではなくクロス張り。
でも触ってみなければわかりません(笑)
奥さまお気に入りのカップがまるでカフェのよう。
とても素敵ですね!

一枚板で造作したアイランドキッチン。
コンロは背面にある二列配置です。

 
キッチンと同様に洗面所も造作です。
鏡がスライドするアイディアいっぱいの仕様。
普段は窓を開けて風を通せるようになっています。

洗面脱衣室の隣にある寝室には 、
外へ抜けるテラスドア。
洗濯物を持ってここから出ると・・・

人目につかない家の裏側に、
物干し専用のウッドデッキを設けました。
風が抜けるので洗濯物もすぐ乾きますね。

1階のもう一部屋はお母さまの寝室。
一段上がった小上がりの畳コーナーは
ベッド代わりに使えます。 

リビング階段を上がると・・・

広い2階ホールが。
ここはご主人の書斎コーナーになる予定です。

北西に位置するこちらのお部屋からは、
富士山が見えると喜ばれました。

こちらの部屋にある出窓はベンチのようにも使えます。
お嬢様お気に入りのスペースです。

夜の雰囲気も素敵ですね。
玄関灯が無垢の外壁をやさしく照らして、
暖かな雰囲気を醸し出しています。

 

~担当者からのメッセージ~

初めて打ち合わせのためご自宅に伺うと、庭にはお手製の焚火台やピザ窯があり、ご家族や友人でBBQ等を楽しまれているとのこと。薪ストーブのご希望もあり、住まいづくりのテーマは「火のある暮らしを楽しむ」にすぐ決まりました(笑)
プランも一部変更はあったものの、ほとんどファーストプランのまま。木の雰囲気をなるべく出していきたいという要望もあったため、内壁ばかりでなく、外壁を板張りとするなど、周辺の中でも目に付く建物となりました。
ご自宅の隣での新築でしたので、現場でいつもお会いできますし、一緒に家具を選びに行くなど、Hさまとの思い出はいっぱいあります。
入居したら、真っ先に薪ストーブに火を入れて、お酒を呑みたい!とのこと。ご家族やご友人と火を囲んで、楽しく語らう姿が目に浮かびそうです。私も混ぜてもらいたいくらいです(笑)
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

▼お引渡しインタビュー▼

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