歴史ある街川越で半世紀、地域密着でやってきた私たち矢川原は山田地域を中心に、樹のぬくもりを感じ、そして末永く家族と共に歩んでいける、自分たちの夢やこだわりを叶える家をどうしたらカタチにできるかわからないと悩んでいる人たちのために、とことん親身になって相談にのり、“それぞれの想い”を重ねながら、時を経るごとに味わいを深める、裸足になってほっとするぬくもりある樹の住まいと、人生を楽しむ暮らしを提供することに生きがいを感じている工務店です。
玄関側から見ると、丸く抜いた壁に障子。
これがあることで柔らかな光が届く、落ち着いた空間になりました。
もちろん、筋違等の耐力壁がないことを確認したうえで工事を行っていますよ!
お施主さま: Yさま邸
施工場所: 川越市山田
間取り: 3LDK
家族構成: ご夫婦 計2人
~家づくりのエピソード~
リフォームに当たり、まず考えたことが、0.75坪ずつの浴室と洗面所がある中で、間口の広いカウンタータイプの化粧台を使用したい!ということでした。そこで、提案させていただいたことは、廊下とリビングの両方から入る動線の一つをなくすこと!それによりこれまで、使えなかった空間を確保できました。そして、小さくとも寛ぎの和室が欲しいとのことで、こちらは増築を行い、お客さまが旅行の際に手に入れた部材をアクセントに使用した素敵な改装工事ができました。
―Process
増築した部分の写真です。
この2坪の生み出した空間は、住まいの中を豊かにした気がします。
ちょっとしたゆとりって大事ですね!
―After
奥行きも浅く、階段下ということで天井も低いことから狭さを感じる空間でしたが、
階段下の空間を少し余分に使用することで、
目線の広がりを確保し、床も段差をなくしたバリアフリートイレとなっています。
かねてよりトイレに手洗いが欲しいと考えていたことから、
階段下のスペースを利用し、手洗いを造作しました。
一枚板の杉にボウルを設置、可愛らしい手洗いができましたよ!
2つあった動線の一つをなくすことで、洗濯機を移動し、
念願のカウンター洗面を設置いたしました。
サッシも縦長のサッシとすることで、鏡を設置しやすくし、
ウィンドキャッチ(風を捕まえる)効果で、風通しも良くなりました。
玄関が暗い!とお悩みでしたので、リビングの壁を開ける提案をさせていただきました。
でも丸見えは困るということで、障子をつけてちょっと和風の飾り棚に。
増築した和室です。
たった2坪(4畳分)ですが、3畳分の琉球畳に押入や飾り棚、
杉の棹縁天井と何とも寛げる和室に仕上がったかなぁと思います。
襖紙のアクセントになっているのは、
実はお客さまが、以前ご旅行に行った際に買ってきたお土産です。
「これ使えないかしら?」こんな言葉が聞けると、リフォームがより楽しくなりますね!
タイルの中に一匹のワンちゃんが!
こちらもお客さまのお土産シリーズです(笑)
玄関ポーチのタイルの中に一枚だけ入れてみました!いい感じです。
~担当者からのメッセージ~
弊社事務所より徒歩3分の距離にあるYさま邸。初めて伺った時の印象は、メンテナンスをきちんとされている住まいだな~というものでした。きれいだけど、なんだか使いにくい。そこで、要望をお聞きし、動線を一つ無くすというちょっと思い切った提案を受け入れてくださったことが嬉しかったです。工事の最中でも、このお土産を使えないか?といった形でご参加いただき、お客さまご自身がリフォームを楽しみ、「よりよくしよう!」としてくださっているのが嬉しくてしょうがありませんでした。お客さま同様、私にとっても楽しいリフォームでした。ありがとうございます。