丸太柱のきざみ

どーも!大工のていちゃんです。

今度の新築で使う丸太の柱を上下のほぞをつけるだけですが墨してきざみました。

まずは養生を剥がして背割りと柱の様子を見ます。背割りをなるべく目立たない方向に向けたいので図面を見ながら決めます。

末口と元口(上下)を間違わないようにして両端をまっすぐに切り落とします。

それから柱の芯を決め、糸を張ります。

その芯を水平器で下に落として墨をします。

そしたら反対側にも同じことをします。その墨に合わせてまっすぐに削った木を取り付け向こうとこっちでねじれがないか目で確認します。

決まったらその墨に対して直角に芯を通る墨をします。十字に墨ができたら、柱の長さを決めて、糸を張った時に薄く写しておいた墨から胴付きの墨を直角に差金を使って目でにらんで落として書いていきます。ほぞの墨もつけました。

刻んでいきます。

ノコを挽くのもすべて手作業でやりました。

背割りの部分は後で埋木をするように溝をついておきました。

最近は四角の柱がほとんどなので丸太柱なんて久々だったので楽しかったです!

こういった仕事を若い子たちにどんどん伝えていきたいですね。