出入口枠入れ終わりまであと少し!

どーも!大工のていちゃんです。

前回ブログはこの挨拶忘れてしまいました(°▽°)

この「どーも!」っていうのは矢川原に入る前の会社で気心知れた仲の監督さんがいつも現場来る時、電話かけてくる時言っていたもので、言い方がめっちゃ面白く気に入っているので、使わさせてもらってます!

ブログ見てくれていますかね?^_^ 

それはさておき、今日午前中は1階和室の3本引き込み戸の敷居を取り付けました!

敷居の裏は畳分とフロアー分で捨て貼りの合板の厚みが違うので欠き取りました。丸ノコの深さが届かなくて大変でした(≧∇≦)

進み具合は、床は1、2階とも下平大工さんに貼って置いてもらい、自分は窓枠を入れ終わり、気密検査も終わったので、2階から各部屋の入り口枠を順に取り付けています。

半分以上が引き込み戸。

普通の出入口枠と違って、戸袋式に造って行くので少し手間はかかるんですが。あと2か所を造れば枠入れは完了。

午後は午前中に取り付けた敷居に絡む引き込み戸枠を取り付けました!

明日は最後の引き込み戸枠。それに絡んでくる階段の隔て板も一緒に始める予定。

いよいよ階段に取り掛かりますよ!!

 

こんな本との出逢い☆

担当しているK様邸。

K様が伊礼智さんの建築が好きだということを聞いて、設計している社長も伊礼さんが講師を務めるデザイン学校で学んでいたということだし、これは造る側も伊礼さんのことを知る必要があると思っていたところ、そんな話を社長としたこともあり、つい先日と言っても中の造作に入る前ですがこんなプレゼントをいただきました。

伊礼智さんの本。

 

想いが通じて良かったです^_^

そもそも伊礼智さんとはどんな人で建築に対してどんな考えを持っている人なのかを知りたくなったので自分で本を探しているところでした。

今後参考にさせていただきます。

これまで大工をやっていて有名建築家や設計士さんには、それほど興味はなかったんですが、今回をキッカケで初めてそんな気持ちになりましたね^_^

そういうのもあってか、一つ一つの図面に書いてあるものに対して、どんな意図があってこうなっているのかと、すごく気にするようになったのも事実です。

毎日の昼休憩の際、本の中身をちょっとずつ模索。

矢川原で今までやって来た仕事はやはり伊礼さんの設計したものにどことなく近い。

あーここはこうした方がより近い感じに造れるなあ〜。今度そうしてみよう。

ページをめくるたび、出てくる出てくる^_^

もっと早くこの本に出会ってたらよかったなあ〜(≧∇≦)

お客様や社長のイメージに近づけるものが今以上に造れるよう、自分に磨きをかけたいですね^_^

本も参考にしながらK様邸、内部造作進行中です!

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなところも考えてます!

どーも!大工のていちゃんです。

常に気にかけていることなんですが、木の元口、末口。

要するに木の梢の方か、根元の方か。

柱や枠材などは末口が上になるように取り付けることはいつもやっている(大工とすれば当たり前)ことなんですが、

今回こんなところも、こんなに使いましたよ!を紹介します。

現在進めているK様邸。玄関入り口の上、玄関ポーチ上の軒天なんですが、板貼り仕様。

玄関入り口の方に末口を向けて貼りました。

木は上へ上へ向かって成長しますよね。

っていうことは玄関入り口に向かって福や運が入ってくるようにという思いを込めてそんな向きに貼ってみました^_^

あともう時期取り付けようとしている子供室の造り付けの机の板。

 

これは外側に末口が向くように取り付ける予定。

なぜか?というとお子さんがこれからどんどん成長して羽ばたいていけるようにという思いを込めてそうさせていただきました!^_^

他にも色々木の向きを考えて実は密かに進めていまーす(^_^)v

 

 

K様邸外部周りエピソード^_^

どーも!大工のていちゃんです。

ご無沙汰してましたσ(^_^;)

建て方、上棟が終わってからなかなかブログ書けなかったんですが(・_・;

外周りもほぼ区切りが付いたので^_^

あえて裏から撮ってみました^_^

前回ブログでお出掛けの際、見てきて参考にさせてもらったマネ木とエブリ板。

こんな感じに造りましたよ^_^

自分で言ってしまいますがとてもいい感じになりました!

まずマネ木。

下屋なので耐力面材を貼ってから垂木、垂木掛けを取り付けます。

化粧野地を貼るので先に破風板、広小舞、登りを付けます。

雨仕舞いを考えるとルーフィング、瓦、雨押えは耐力面材に立ち上げる仕様にします。 

そうすると通気層が一旦切れてしまうので下屋の上下で空気の抜け道を造らないといけません。

今回は下は垂木間の面戸板で上は換気水切りで通気をとることにしました。

特に下屋部があると雨仕舞いと通気層を考えるのは本当に悩みますね。社長や監督、大工さん達の意見まとめて、三人寄れば文殊の知恵でなんとか納めることができました^_^

化粧野地の上にベニヤを貼ってルーフィングを敷き瓦を乗せてこんな感じになりました。 

次はエブリ板。

瓦屋さんにどこまでのし瓦が積まれるのか確認。

ジグソーで曲線を造って上に角材を乗せて先端を斜めに落としました。

自分で言ってしまいますが、カッコいい〜^_^

あとは板金屋さんに角材を包んでもらいました。

次は大工人生初、木製サッシ取り付け。

堀内大工さんの現場で木製サッシの下地は造らせてもらいましたが、実際担当して一から十までやるのでは訳が違う。

全部わかって理解していないとスムーズに進められません。展示場見に行ったり、もう一度堀内さんの現場にも見に行ってよく見てきました。

あとは自分でアレンジしてやってみました。

木製サッシは完全に外に付けるので下地がものすごく重要。建具が重たいと聞いていたので、載せる部分は角材を使用しました。

サッシを取り付けます。

その上に庇がつくので造っていきます。庇の継手、出角の留め部分には雇いサネを施しました。

サッシ取り付けもそうなんですがしっかり取り付けるためL型の金物を使いました。木製サッシ外側にも縦枠を取り付けます。

次は建具取り付け。

次は敷居を造って板金屋さんに包んでもらいます。

雨戸は付きませんが、建具を開けた時の納める戸袋を造ります。網戸も入るように。

こんな感じになりました。

写真でもわかるように僕が造っている間に他の職の職人さん達も進めてもらって外周りが仕上がって来ています。

本当皆の協力あって1つの家や暮らしが造りあげられるとつくづく思います。

矢川原に携わる職人さん達の現場での仕事ぶりを伝えていくことも僕の使命だと思っているので、順次更新していきますね。

コメントもぜひよろしくお願いします。

これからいよいよ中を進めていきます!どうぞブログお楽しみに^_^