実家のバリアフリー改修 in川越

こんばんは。
田中です。

突然ですが、私には95歳になる祖母がいて、
両親と三人で実家に暮らしています。

元気だった祖母も車いすを必要とするようになり、
この度、祖母の寝室と続き間となっていた仏間を
思い切ってバリアフリーリフォームすることとなりました。

まずは、畳を上げて床の高さを合わせます。
この時、広縁も一緒に同じ高さとして一つの空間として、
活用できるようにしました。

一緒に床暖房も取り付けてあります。
これから寒くなるから、床暖房はありがたいですよね!

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そして、広縁にはトイレを設置。
介護も可能な広めのトイレです。

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この時注意したのは、ベッドからも入れ、
廊下となる広縁側からも入れる二つの動線を確保すること。

それにより、起きている昼間は広縁側から、
夜はベッドから直接トイレに入ることが出来るようになります。
手すりももちろん必要なところに設置しましたよ。

そして、玄関は細かな段差が多いので、
広縁から直接上がれる車いす用のリフトも設置しました。

アプローチとなる場所には、当然もスロープも作りました。

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外部用の車いすと室内用の車いすを乗り替えるところは、
汚れに強いタイルを施工し、車いすの足が当たる場所にも
キッチンパネルを付けておきました。
これによって汚れにくく、掃除も簡単になりますね。

写真の洗面台は、車いすでも使える様に懐もあり、
高さもレバーひとつで簡単に変更できるので、
介護者が使いやすい高さにすることも可能なんですよ!

段差のとても多い我が家は、
かつてはリハビリハウスではないかと思うほど、
強制的な運動を必要でした(笑)

それがこれまで祖母が元気だった要因ではないかと思っているですが、
ここに至ってはバリア以外の何物でもありません(-_-;)

そこで、階段昇降用のリフトを設置することとしました。

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モデルは母です。まだリフトは必要ありません(笑)

こんな感じで座って、リビング・ダイニングに行けるので、
祖母も一緒にご飯を食べたり、テレビを見れるので、
喜んでくれると思います。

当初は、祖母の部屋でご飯を食べることも検討したのですが、
これを付けることで、食事を部屋まで運ぶ必要もなくなるので、
母の負担が軽減されることは間違いないですね!

買い物をした重い荷物(例えばお米やペットボトルの水)も
簡単に運べるので、思いのほか利用価値がありそうです。

こんなバリアフリー工事を行いましたが、
およそ20帖近い空間をリフォームして、
床暖房まで入れて、300万に届かないくらいでした。
*介護用品はレンタルなので含みません。

トイレの排水処理が困難だったことがコストが上がった要因ですが、
これは実家の状況では致し方ないことで、
一般的な状況でしたら、もっと下げることもできたかと思います。

福祉住環境コーディネーターの資格を持つ姉と相談しながら
行った工事ですが、ケアマネージャーの方が感心してくれる
仕上がりとなりました。

同様なことで、お困りのことがございましたら、
お気軽にご相談いただければ幸いです。

今回の経験を活かし、より良い提案が出来るように
精一杯務めさせていただきます。