エアコン一台で涼しくなる家。そしてその電気代は・・・?

こんにちは。
田中です。

毎日暑いですね!
連日35℃を超える猛暑日となっていますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

そんな中、矢川原新モデルハウスでは、
24時間エアコンを可動させながら、温度管理をしております。

因みに、矢川原モデルハウスの外皮性能(いわゆる断熱性能)はUa値0.36。
断熱等級6となり、HEAT20でいうG2になります。
G2はUa値0.46以下、G3は0.26以下なのでちょうどG2.5といった値です。

こちらは、室内各所に設けた温度計を一括管理しているモニターです。
*映りが悪くなっております。申し訳ありません<m(__)m>

さて、この時の時間は7/30(日)9:59 となっています。
外気温は31.7℃。朝から暑い(;^_^A

そして、過去72時間のデータを見るとこんな感じです。
因みに各温度計の設置場所は以下となっています。
*2枚目のデータは過去48時間のデータです。

CH1 外気温 北側ビルトインガレージ設置
CH2 1階寝室
CH3 2階キッチン
CH4 2階LDK上部ロフト *ここにクーラー専用エアコンを設置してあります。
CH5 1階洗面所 *ここに床下エアコンを設置(冬のみ使用)
CH6 2階子供室
CH7 1階玄関
CH8 床下

外気であるCH1とエアコンの設置されているCH4以外は、
温度が近くていまいちわかりませんね(笑)

でも、この状況が理想的なわけで、
室内の温度差はおおむね1℃前後となっています。

エアコンの設定温度は24℃。
時間によって変わっていますが、
室温は一番暑い時で、28.5℃くらいとなっています。

じっとしていれば平気ですが、
動くと暑いので、小さなファンを併用する感じになります。

気になる電気代はこちら。
暮らしテプコに登録したことで、データが取りやすくて助かります(#^.^#)

仕様ワット数は、7KW~最大で8KWくらい。
ただし、住んでいるわけではないので実際の数値とは異なります。

エアコンを使う前は、冷蔵庫や24時間換気のみの状態で2KWくらいでした。

電気代の方は、一日200円~250円となっています。
エアコン使用前は一日50円くらいでしたので、
エアコンのみの電気代は、150~200円ほどとなっています。

30日稼働させたとして、最大で30日×200円=6000円。
実際はあまり暑くない日もありますので、おそらく5000円前後になると思います。
家中の温度がほぼ一定なことを考えると、かなりお得だと思いませんか?

因みに冬は、洗面所に設置した床下エアコンにより、

2階まで20℃以上の室温を確保出来ています(*^^)v
エアコンの温度設定は22℃でした。

気になる電気代は、
使用電力が最大で21KWとなり736円。
エアコンに使用した電気代は580円くらいとなるので、
夏場の3倍~4倍になります。

でも、冬場は日ごとの変化が激しく、
使用電力10.3KW350円と半分程度に留まる日もあります。
*写真右側参照

細かく見ていくと、8KW台の日を多くあり、
実際、今年の2月の1ヶ月連続使用によるエアコンの電気代は、
10000円以下になっていました。

家の内部の温度差があることで、
「ヒートショックで救急車を呼ぶ!」とは行かないまでも、
様々な体調変化が起きるという医療データもあります。

そうなると、一回病院に行くだけでこの電気代が出てしまいます。
健康を保ちやすく、快適に暮らすことが出来、
コスト面でもほぼ同じになってくるとなると、
どっちが良いかは明白だと思いますか?

住まいの高断熱化を図ることの重要性。
そして、その結果として生まれる室内環境の変化と電気代。

ご覧いただいた方のご参考になれば幸いです。

椅子の修繕!

こんばんは。
田中です。

現在住んでいる宮元町展示場で使っている
ダイニングテーブルと椅子は、
取引業者である大和屋さんより購入したものです。

オーク材の椅子とテーブルで、
ちょうど在庫処分の時期だったという時に格安で購入しましたが、
名作椅子とは言えませんが、座り心地も良く気に入っている椅子です。

それが、年数も経過し、座面の革が切れてきてしまいました。

中々ひどい状態(笑)

裏面も見てみると、取り外しも簡単そうだし、
奥さまと「自分たちで張替えできそうだね~」と話をしていました。

そこで、大工さんより生地を留める
タッカー(でっかいホチキスみたいなもの)を借りてきて、
奥さまが早速トライ!

じゃーん!!!こんな感じになりました(*^^)v

生地は一つ一つ変えてあり、
一番右側の生地は、次女がお腹のいる時に着ていた
マタニティーウェアを使ったそうです。

こういう風に何か想いのあるものを別の形で
使っていけるって素敵なことですね~。

DIYで住まいの手入れをしたり、棚を作ったりもそうですが、
「暮らしを楽しむ」ってこういうことなのかな~と
あらためて感じました。

矢川原が作りたいものは、
家ではなく、「あなたの暮らし」です。

小さな取り組みがあなたの暮らしを変えてくれます。

私たちと一緒に「あなたの暮らしづくり」をしてみませんか?

現場ニュース

こんばんは。
田中です。

今日は久しぶりの現場ニュースです(*^^)v

現在進行中の新築2棟。

川越市山田N様邸。
ついに外部の足場が外れましたヽ(^。^)ノ

いつもこの瞬間が凄い楽しみ!

シンプルな切妻屋根の住まいで、
一部に2階がありますが、ほぼ平屋のような佇まい。

破風板や化粧母屋、戸袋に貼った無垢板が
建物の良いアクセントになってますね。

N様の大切にされていた「おかめ桜」をシンボルに
室内に居ながらにして、桜の木の下にいるかのような
暮らしをテーマにしています。

完成見学会は8/19.20に開催予定となっています。

内部は本日大工工事が終了しました!
数日前には、インターン生二人が収納内部の棚板を
一生懸命加工してましたよ(#^.^#)

インターン期間はまだ続くので、引き続き頑張ってもらいたいです。

そして、もう1棟。
川越市松郷のK様邸。

外部の下地工事ももうすぐ終わるところまで来ています。
これから塗り壁工事へと進んでいきますよ。

内部は断熱施工が終了しました。

壁・天井にウレタン断熱が施工されています。
熱橋となってしまう金物部分もしっかり吹き付けています。

施工精度を確認するために重要な「気密測定」。
矢川原では全棟実施しています。

今回は、C値0.2㎠/㎡ととても良い数値が出て良かったです。

これも丁寧に仕事をしてくれている大工や細かな処理をしている
監督のお陰です。感謝感謝ですね。

来月には、断熱施工まで行うリフォームがスタートします。
少しバタバタしそうですが、まだまだやっていけるので、
引き続き、頑張っていきたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

ルーフバルコニーの通気について

こんばんは。

今回は、少しマニアックな話です。

外壁の内側に風を通す「通気工法」はすでに周知され、
更に、屋根通気として空気を出口を確保するための
「棟換気金物」なども一般化してきています。

そんな中、余り意識されていないのが、
ルーフバルコニーの床面の通気と
手摺部分の一番上に来る笠木と言われる部分の通気です。

ルーフバルコニーとは、
ルーフ、つまり屋根を兼ねたバルコニーのことで、
その下に居室があるバルコニーを指しています。

そうすると、当然断熱材が施工される必要があるのですが、
外壁や普通の屋根の時には当たり前にあるはずの通気層のはずなのに、
バルコニーの場合だと、なぜかおざなりになっていることがあります。

通気層が確保されていないと、外気の影響を受けやすくなりますし、
室内から湿気が外に出て行った時に結露となって
構造躯体を痛める原因になってしまうこともあります。

そこで、きちんと空気を入れて排気するために
通気用金具を入れる必要があるのです。

バルコニー床下の面にも通気層をしっかりと確保し、
ベランダの腰壁へと空気を抜きつつ、排気する必要があります。

この断面図は、「住まいの耐久性大百科事典1」より抜粋しています。

ですが、上記の二つのようになっている事例が多いのです。
左図のように密閉してしまうと、密閉されることで結露の原因になりますし、
右図のようにただ空けておくと、通気こそ確保できるものの、
台風などの吹き上げてくる雨に対して、雨水の侵入リスクが高まります。

そこで、防雨型の通気金具が必要になります。

笠木上部についている黒いのが通気金具です。
ハウゼコの「アンタレス」というものを
矢川原では使用しています。

通気層を確保し、この上にアンタレスを設置し、
笠木をかぶせることで、通気ルート確保しつつ、
台風などの風が強い時にも雨水が通気ルートから侵入する
リスクを少なくすることが出来るのです。

詳しくはこちらはご覧ください。

そして、バルコニー床面の下には通気層を確保してから、
下地となる床面を作り、防水処理などを施すのですが、
その通気層の先には「アンタレスベント」という金物を付け、
外壁通気層とつなぐ形でもう一つ空気の出口を作っています。

分かりにくいのでカタログの一部ですが、ご確認ください。

このように通気を確保することで、
屋根面の熱気や湿気を効率的に排出し、
内部環境を少しでも快適に保っていくことになります。

見えないところですが、
見えないからこそ、大事にしていきたいところですね。

ちょっと難しい話でしたが、
お役に立ったならうれしいですね(*^^)v