住宅デザイン学校10周年記念 ~in 明日館~

こんばんは。
田中です。

先日、住宅設計を学ばせていただいた
住宅デザイン学校の10周年記念パーティーに参加してきました。

私が通ったのは、3年間。
3ヶ月の期間なのですが、
2日間連続の講義を月に一度行うというもの。

初日は基本編としての座学を学び、
2日目に午前中の3時間を使っての即日設計。
その日の午後には、学長の伊礼氏をはじめ、
ゲスト講師やその他の受講生にむけてプレゼンを行い、
好評を受けるというとてもハードなスケジュール。

この3年間がなければ、今の私はないと断言できる貴重な場となっています。

デザイン学校で学び、その後の実務における実作を
パネルにして発表する場もあり、私は自邸を提出する形で参加しました。

そのパネルがこちらです。
ウチとソトをつなぐ家

多くの方が参加しており、どれもこれも本当に素晴らしいの一言。
勉強が足らないことを痛感させられますが、
独りよがりにならないためにも、これが重要なことなのだと思います。

当然というか、なんというか
結果は、賞に食い込めるものではありませんでした(;^_^A

パネル展の後には、記念パーティーもあり、
学長の伊礼智氏をはじめ、そうそうたる面々の挨拶もあり、
すごい人たちに教わる場をいただいたのだな~と
改めて実感します。

以下、ご紹介します(敬称略)


学長の伊礼智設計事務所「伊礼智」
荻野寿也景観設計「荻野寿也」
佐藤重徳建築結成事務所「佐藤重徳」


リオタデザイン「関本竜太」
丸山弾-スタジオ「丸山弾」
マスタープラン一級建築士事務所「小谷和也」


若原アトリエ「若原一貴」
アトリエ樫「坂田卓也」
石川素樹建築設計事務所「石川素樹」


熊澤安子建築設計室「熊澤安子」

この他にも住宅設計業界を牽引する住宅建築家が沢山いて、
いかに豪華なメンバーなのかが伝わるかと思います。

講師だけでなく、受講者側もすでにメディアにも出ている
凄い方たちが沢山います。

皆が建築バカばかりなのか、
前日にサッカーW杯の日本の劇的勝利もあったのに、
そんな会話聞こえることもなく、
建築の話ばかりに花が咲きます(笑)

出会いって本当に大切ですよね。
人を見て、自分を振り返り、足らないことに目を向けて、
小さくとも一歩前に進んでいく。

コロナがあり、勉強の機会を逸していましたが、
また改めて、勉強したいと強く感じる一日となりました。

住宅デザイン学校10周年。
本当におめでとうございます。

益々のご発展をお祈り申し上げます。

良い建物に触れる ~in 軽井沢~

こんばんは。
田中です。

先日お休みをいただいた日に、
日帰りで軽井沢に行ってきました。

目的は、建築家「吉村順三」氏設計による
脇田山荘を見学するためです。

52年前に洋画家脇田学氏の依頼で設計されたアトリエ兼山荘で、
設備等の変更はあるものの、
ほぼそのままの姿で今なお活用されています。

内部が見れるのは、年に数回の予約制公開日のみ。
とても貴重な機会を得ることが出来ました(#^.^#)

外観は、中庭を囲むようにくの字に二回折れた形で、
ピロティとなった1階のコンクリート造の上部に
木造の2階が乗った形となっています。

こちらが内観。
屋根形状を生かした勾配天井の空間に暖炉を据え、
壁際に沿った形でソファが設置され、
窓辺にはイスとテーブルがあります。

ペンダントライトがあることで、ここに家具を置いて、
時間を過ごすという明確な意思があることが分かります。

庭を少し見下ろす形の場所なんですね。

美術館が建ったことで、中庭の木々がなくなってしまったそうですが、
椅子・ソファ・ダイニング・キッチンなど、
それぞれの居場所から中庭の景観が楽しめるように
設計されていることがよくわかります。

玄関に入って正面もきれいに中庭へと抜けていきます。

ダイニングは、建物の形状に合わせて、
ソファもテーブルも造作となっています。

天井は、屋根形状に合わせて板が貼られていて、
建物の形状をより強く認識させてくれます。

少し囲まれた感じになっていて、
座る人皆が、落ち着いて庭を楽しむことが出来そうですね。

窓の部分は、すべて障子が入っています。
通称「吉村障子」と呼ばれ、障子の桟の見付(桟の巾のこと)を
すべてそろえることで、複数の障子が一枚の大きな障子のように
見せることを狙った障子のデザインです。
このような大開口の窓にはうってつけのデザインですね!

規定時間が30分しかないので全然見たりませんが、
どこにいても、ずっとそこに座っていたくなる心地よさがあります。
この空間を体感できたことが、本当に嬉しかったです。

外部も素敵でした。
ピロティにも暖炉が用意されていて、中庭を囲んで、
パーティーなどが行われたのだと思います。

強い日差しを避け、雨の日でも楽しむことが出来る空間。
雨樋がなく、屋根の軒先に合わせて埋められている溶岩石に落ちる
雨音もまた楽しむことも出来そうです。

考え抜かれた建物の凄さを感じることが出来ました。

ここで得たものをどう生かすかが見えているわけではありませんが、
少しでもその場にいる方が、
「この場所いいな~」「もっと座っていたいな~」と
感じてもらえるような居場所をつくれるように
精一杯仕事に向き合っていきたいと改めて思いました。

やっぱり素晴らしい建物に触れるって大事ですねヽ(^o^)丿

今回の日帰り旅には、おまけがもう一つありました。
脇田山荘そばにある、同じく吉村順三氏設計による
「エロイーズカフェ」というカフェにも行くことが出来ました。

こちらもやっぱり良い建物ですね(#^.^#)j
そして評判のフレンチトーストもいただきました。

本当に美味しかった~!

何とも充実した休日でした。
こんな休みをいつもおくりたいものです(笑)

同級生がやってきた

こんばんは。
田中です。

少し前になりますが、
自宅兼展示場に同級生Hがやってきました。

昨年、「床の間を作りたい」といった形でメールでお問い合わせがあり、
打合せに行くと、高校の時の同級生だったという驚きの展開がありました。

詳細はこちら。昨年9月のブログです。

その同級生Hが自宅兼展示場を見たいと言ってくれたので案内しました。

花を飾るための床の間を希望するだけあって、
植物への造詣が深く、私の詰め込み知識と違って、
見ただけで、その花の名前を当てていきます(;^_^A

建物もここがいいね~などと言いながら見ていて、
一緒に来てくれた奥さんも楽しんでくれている様子。

写真の掲載許可も貰えたので紹介します!
マスクであまり見えませんが、同級生Hと奥さまです(笑)

なんかこういうのって嬉しいものですね(#^.^#)

20年近い年月が一瞬でなくなってしまう関係性って
不思議ですが、心地よいものでもあります。

引き続き、良い関係を築けていけたらと思います。
Hへ。今後ともよろしくお願いします。