上棟おめでとうございます。

こんにちは。
田中です。

先週の土曜日ですが、
川越市松郷にてK様邸が上棟いたしました!

K様。上棟おめでとうございます。

私が矢川原に入社する24年前に母屋の建て替えをご依頼いただき、
5年前にもお子さまの新居を建てさせていただきました。

そして今回もご指名をいただいての新築工事です。
いつも本当にありがとうございます。

5年前に建てさせていただいた建物はこんな感じです。

住宅デザイン学校で教えを植えた伊礼智氏の著書にあった
模型を作り、手描きのスケッチでのご提案を初めて行い、
ほとんど変更せずに建てさせていただいた思い出深い建物でもあります。

あれから5年が経ち、自身の形も少しずつ変わっていますが、
大きく変わったのは、コロナによるウッドショック後から
埼玉県の県産材である西川材を構造躯体のすべてに使っていることですかね。

土台・柱は桧4寸角仕様(これはこれまでもずっと同じですが(笑))
梁や母屋に杉を使用しています。
以前は米松を使っていたので、ここが大きく変わっています。

乾燥方法も変わっています。

これまでは高温乾燥で一気に乾燥させていたものを
低温乾燥で時間をかけてゆっくり乾燥させることで、
表面の割れこそ増えて見えますが、
材自体の粘りがあり、香りも強く、防虫効果も高くなっています。

現場に近づくと、木の香りに包まれますよ(#^.^#)

けが人が出すことなく、無事上棟出来て良かったです。
職人の皆様もお疲れさまでした。

そして、K様ご家族にとって
より良い住まいとなるように社員・大工と力を合わせ、
引き続き、頑張っていきたいと思います(*^^)v

断熱材について

こんにちは。
田中です。

今日は断熱材についてブログを書きたいと思います。

というのも、先日上棟したN様邸で
セルロースファイバーによる断熱材の施工が行われたからです。

壁には100㎜。
勾配屋根及び天井には、200㎜施工しています。

一番最後の写真は、天井面の施工途中を撮影したもの。
断熱材の下に見える木材は約100㎜あるので、
300mm近く施工されているのが分かりますね!

壁や屋根には密度をしっかり保って施工しているので、
下を抜き取っても、落ちてこないんですよ!

10分以上放置しても、このままの状態でした。
施工の安定性が分かりますね~(#^.^#)

セルロースファイバーとは、
古紙を再生した断熱材で、木質系断熱材に分類されます。

断熱性能は、熱伝導率0.040W/M・K。

これは、一般的な断熱材であるグラスウール(以下GW)だと
高性能GW16K相当。
矢川原でもよく使用している発泡ウレタンともほぼ同じくらいになります。

発泡ウレタンは、断熱施工と同時に気密施工にもなるので、
効率的に気密を確保しつつ、施工が進めることが出来ます。

ではなぜ、コストアップとなってしまうのに、
あえてここでセルロースファイバーを使用したのかというと、
木質断熱材の持ついくつかの性質にあります。

まずは、防火性能を持たせるために添加されるホウ酸。
これは防虫効果も高く、目の洗浄などに使用されるなど、
人体に対しては、ほぼ無害と言えます。

弊社では、床下エアコンなども採用するため、
床下にはいわゆる白蟻対策としての毒性の高い薬剤は使用していません。
代わりにすべての材料を桧にすることで防虫対策としているのですが、
桧だから100%大丈夫とは言えない中で、断熱材そのものに
防虫効果を期待できるのは魅力的ですね。

また防音、調湿効果が優れているのも特徴です。

ただ、私が特に注目しているのは「容積比熱」という特徴になります。

ちょっと難しい話ですが、
「容積比熱」とは、
物質1gの温度を1度上げるために必要な熱量を表す
「比熱」と「密度」を掛け合わせた数値となります。

この数値が、GWと比較すると約7.7倍もあるのです。

つまり、同じ温度まで上げようとすると、
セルロースファイバーの場合、
GWの7.7倍の熱量を必要とすることになります。

逆に考えると、セルロースファイバーが熱を蓄熱することで、
室内まで熱が入りにくくなる効果があることになります。

夏季の屋根表面は、非常に高温になる中で、
この蓄熱性能があることで、室内側表面温度は上がりにくく、
同じ温度になるまでに時間がかかることになります。

セルロースファイバーの厚みを200㎜以上確保することで、
この時間差がおよそ8~9時間生まれ、
日中のピークである14時前後から気温の下がる夜まで
時間差を作り出します。

夜になると、外気温もだいぶ下がっていることから、
室内側表面温度は、上がりきることなく、
外気温度に合わせ、下がっていくことになるのです。

これが、室内の快適さを生み出すことになります。

一般的な「熱伝導率」の数値とは違ったこの「容積比熱」という特徴。

これが、温暖化の進む中、快適な住まいをつくる上で、
前向きに取り組んでいきたい断熱材の選択理由となっています。

この「セルロースファイバー」と同じ特徴を持ち、
容積比熱ではさらに高い能力を持つのが、
「シュタイコ」という名前の木の断熱材です。

セルロースファイバーより更にコストが高くなってしまうこともあり、
まだまだ標準仕様とは言えませんが、
自宅兼展示場では、屋根のみこちらの断熱材を使用してあります。

「木の家」を作る矢川原は断熱材まで「木」を使います。
ぜひ、この夏に体感しに来てみませんか(*^^)v

妻の思い出の地でお庭キャンプ

こんばんは。
田中です。

今年のGWは、皆様いかがお過ごしでしたか?
矢川原では3日~7日までの5日間のお休みをいただき、
私は、妻の思い出の地でお庭キャンプをしてきました。

妻の大好きな祖父母の住んでいた家で、
祖父は亡くなり、祖母は施設に入ってしまったということで、
現在では叔父が管理している状態だそうです。

築100年近いのではないかとのこと。
でも、造りもしっかりしている建物でしたね~。

トトロ大好きな娘二人は、
開口一番「まっくろくろすけ!出ておいで~♪」
と叫んでました(笑)

お風呂はまさにジブリの世界感たっぷりでしたよ。

芝生の庭に焚火台を出しての庭キャンプ!
天気は最高だし、気持ちよかったですね~。

肉を焼いたり、エビを焼いたり、
娘はマシュマロを焼いて、美味しそうに食べてました。

夜はイノシシが出るかもと脅されたので家の中で寝ました(;^_^A

翌日はタープを張ってから、お散歩に行くことに。
タープが張れるまでの間、寝坊した下の娘は軒下で一人ご飯中(笑)

日本で二番目に大きい湖。
霞ヶ浦まで徒歩で行ける場所なので、
家族で散歩して、公園の出店でお弁当買って、ベンチで食事。
私は昼間からビール(笑)

子どもたちは、公園でたっぷり水遊びをして、
帰宅後はバーベキューの後に花火。

翌朝、テントを撤収して、
奥さまの妹家族の住む茨城県北部に移動し、
従兄弟たちと合流。

風は強く、大人には肌寒いかったですが、
元気な子どもたちは海へまっしぐらでした(*´ω`*)

海で遊んだ後、従兄弟たちの家に遊びに行き、
生まれたばかりの従兄弟の顔も見ることが出来ました。

抱っこさせてもらいましたが、本当に小さい。
いや~、可愛かった~(#^.^#)

最後の晩は妻の実家のお世話になったのですが、
義理の母は、妻の妹の所で出産後のサポートをしているので、
食事の準備から洗濯まで対応してくださったのは、全部義理の父。

本当にお世話になりましたm(__)m

帰りは、下道を走って境市へ。

堺市では建築家「隈研吾」氏に設計を依頼した建物が
5.6か所あって、そのいくつかを見てきました。
外部に木をあしらった造りにその特徴がよく出ていますね。

設計されて場所の一つである道の駅に立ち寄り、
ご飯を食べて、お土産を購入しましたよ。

今回のGWは、妻の祖父母の住まいから始まりましたが、
散歩した道は、妻が子供の頃に祖母と一緒に歩いた道で、
立ち寄った商店も祖母にお菓子などを買ってもらった場所とのこと。

「懐かし~」を連呼していました。

人の歴史や想いを聞きながら、
その場での時間を過ごすことが出来るって素敵なことですね~。
普段とちょっと違った過ごし方でしたが、とても楽しかったです。

自分の携わる家づくりという仕事は、
そこに住む人にとって大切な場所となるものです。

住むほどに味わいを増し、
大切にしてもらえるような家を作っていきたいものですね。

たっぷりと遊んで、鋭気を養うことが出来たので、
しっかりと仕事を頑張っていきたいと思います。

引き続き、よろしくお願い申し上げます。

 

3日~7日までGW休暇をいただきます。

こんばんは。
田中です。

矢川原では、明日3日より7日までの5日間。
GW休暇をいただきます。

連休前最終日となる本日は、現場の方を確認してきました。

N様邸。

先日上棟し、サッシが付いて建物の全体像が見えてきています。
大切にされている「おかめ桜」を手掛かりに設計しました。

1.2階それぞれから桜を愛でることが出来ますよ(*^^)v

そして、もう1棟は基礎工事が進んでいます。

3代に渡ってお世話になっているK様邸。
本日、基礎の立ち上がり打設が終了し、
今月末の上棟目指して、準備を進めていきます。

模型とは少しだけ変わりましたが、
ほとんど変化はなく、可愛い感じの住まいになりそうです。

設計テーマは「グランドピアノのある家」。
1人で演奏に没頭する時、みんなに聞いてもらう時を
イメージしながら、設計しています。

2階には4.5帖のウッドバルコニーもあり、
花火を楽しむことも出来ますよ。

連休中にご不便をおかけしてしまうこともあるかもしれませんが、
何卒よろしくお願い申し上げます。

しっかり英気を養って、
連休明けの仕事も頑張っていきたいと思います。

どうぞよろしくお願い申し上げます。