こんばんは。
田中です。
川越市木野目にて新築中のT様邸。
本日気密測定を行いました!
こんな装置を使って測定します。
気密測定とは、C値という数値で表されるのですが、
単位は㎠(平方センチメートル)/㎡(平方メートル)になります。
要は1平方メートルあたり、何平方センチメートルの隙間があるのか?
ということになります。
当然、数値は小さければ小さいほど、隙間なく施工されていることになり、
2.0を切ると寒冷地でも気密住宅ということが出来ます。
ただ、最近は住宅の高気密・高断熱化が進み、
気密住宅という以上、C値1.0を切ることが求められてきていると
言っても良いと思います。
それというのも、1.0を切ることで、
24時間計画換気システムが計画通りに機能すると言われているからでもあります。
そんな中、今回の気密測定の結果は、
C値:0.2 !ということになりますヽ(^o^)丿
目標値の1/5でした(*^^)v
これは、矢川原史上一番良い数値になります。
まあ0.5を切ってくると、それ以上はあまり差はないらしく、
もはや自己満足の世界といえるかもしれませんが、
大工さんや監督たちがきちんと現場に向き合って、
丁寧な仕事をしてくれている証でもあります。
良い数値になるのは素直に嬉しいですね(#^.^#)
頑張ってくれた大工さんや監督たちに感謝です。
矢川原では、この気密測定を新築では全棟実施を標準としています。
断熱性能の数値は、あくまで使っている断熱材とその厚みで計算されるので、
気密の数値は関係ありません。
ですが、どんなに断熱の数値が良くとも、
気密性能が悪く、そこに漏気があれば、結露の原因となってしまいます。
断熱と気密は切っても切れない関係にあるのです。
だからこそ、その気密性能を全棟確かめることが重要だと考えています。
そして、断熱も細かな配慮が必要です。
上の写真は、木材に吹かれているのではなく、
実は、構造用の金物があり、そこに吹き付けてあります。
金属である構造用金物は、熱をいい意味でも悪い意味でもよく伝えます。
金物は外部と繋がっているので、熱が伝わってこないように
こういった場所にキチンと施工しているんですよ(*^^)v
細かいところですが、実は大事なことなんです。
少しでもよい住まいになるよう、
出来ることをコツコツとやっていきたいと思います。