性能向上リフォーム!

こんばんは。
田中です。

矢川原では、昨年末よりリフォームが多くなっていますが、
よくある水回りリフォームとは少し異なる工事が
多くなっています。

それは、断熱施工!

例えば、床を張る、クロスを貼り替えるなどといった
見た目をよくするだけの工事、
言い方は悪いかもしれませんが、「お化粧リフォーム」と違い、
住まいの性能を高める工事も合わせて行う
「性能向上リフォーム」とでもいうべき工事になります。

断熱施工は、家全体をやるのが理想です。
とはいえ、使わない部屋を直しても正直勿体ないので、
部分的に断熱リフォームを行うことも多いです。

2階は手を付けず、1階すべてを断熱エリアとするパターン。
水回りとLDKなど人が良く使う部屋を集中して断熱エリアとするパターン。
また、ヒートショックの一番多い
お風呂と洗面のみに特化して断熱することもあります。

こちらの住まいは、1階をほぼ全て断熱する形として、
施工を進めている現場です。

コストダウンと工期をできる限り少ないしたいという要望で、
既存の壁や天井を壊さずに内側から断熱材を施工する形を選択しました。

既存の壁に断熱材が張られているのが分かりますよね?

天井にも同じように重ね張り施工を施しましたが、
部分的に天井を開口して断熱材を入れた場所もあります。

左の写真は、本来あるべきところにほとんど断熱材が入っていない状態。
これでは寒かったわけですね~(;^_^A
キチンと壁の断熱材と繋がるように入れさせていただきました。

窓は既存の窓の手前に、
樹脂枠でペアガラスとなった2重窓を施工しています。

こちらは2階階段の上の窓の写真なのですが、
階段室から冷気が落ちてくるのを少しでも軽減するため、
2階で唯一2重窓を施工しました。

写真をクリックしてみてもらうと、
奥に既存窓があり、手間にもう一つ窓が付いているのが分かるはずです。

こちらは浴室の写真。壊してみたら断熱材がありませんでした。
断熱材をもちろん、窓を小さくし、柱と筋交いも入れて補強工事もしています。
そして、右の写真は新たに付けたお風呂の窓です。

熱損失が多い窓は小さいのものを選択し、
樹脂製の枠にペアガラスを上回る3枚ガラスに2層の空気層がある
国内最高レベルのサッシを入れてあります。

断熱工事の優先順位は、
なにより、まず窓が一番です。

そして2番目は、これからご紹介する床です。

これはセルロースファイバーという古紙を再生した断熱材で、
断熱性能はもちろん、防音、調湿、そして白蟻等にも強いので、
お勧めの断熱材です。

床下からシートを貼って、その間にこの断熱材を高密度に詰めていきます。
今回は120㎜~140㎜くらいの施工厚さになります。

高圧力で吹き込むことで、隙間もほぼなくなるので、
その断熱効果に期待したいところです。

なぜ、床が二番目に優先順位が高いのかというと、
暖房をした暖かい空気は、天井から抜けてしまうと、
隙間のある床周辺から冷たい冷気を室内に引っ張ってきてしまうからです。

この冷気が体感での寒さをより強く感じさせるのです。

ヒートショックによる死者は、交通事故をはるかに上回る数です。
あくまで死者数なので、後遺障害等になった人を含めると
その人数は計り知れないものとなってしまいます。

また、暖かな家に住むことは、健康寿命を延ばすという
医療データもあります。

家での寒さを解消することは、
本当に大切なことなんです!

ぜひ、皆様には、見た目ばかりをきれいにするのではなく、
もう少し先を見据えたリフォームを検討していただきたく思います。

矢川原では、この「性能向上リフォーム」を体感してもらえる場所を作るため、
川島町に築40年の住まいを購入して、実際に断熱リフォームをして
モデルハウスとして公開しています。

来月2月25.26日に断熱リフォーム体感会を開催いたしますので、
ぜひ見に来ていただければと思います。

もし、その日程が都合が悪い方は、別日での日程調整の上、
ご案内することも可能です。

皆さまからのご連絡を心よりお待ちしておりますm(__)m