性能向上リノベーション

こんばんは。
田中です。

川越市野田町のI様邸。
築20年ほどと年数はそれほど経過していませんでしたが、
生活の改善を目的に間取り変更と合わせ、断熱改修を行っています。

コストバランスを考えて、外壁側は塗装という選択をし、
屋根については、既存のコロニアルに傷みがあったので、
耐候性の高く、軽量のガルバニウム鋼板を重ね葺きしています。

また、断熱改修に合わせ、耐震補強工事も合わせて行いました。
築年数が浅いので、強度的にはそれほど問題はなかったのですが、
壁のバランスがあまり良くなかったので、その調整も合わせて行っています。

断熱材はセルロースファイバーを
天井に200㎜、壁に90㎜、床にも100㎜ほど入れています。

サッシは外窓交換とした場所は樹脂サッシとし、
既存のサッシが残した場所については、ペアガラスタイプの2重サッシとしています。

おかげで、断熱性能はUa値1.15からUa値0.5と大きく改善しました(*^^)v
断熱等級は等級3から等級5へと2段階上げることに成功しました。

そして、新築では全棟行っている気密測定。
今回はお客様の家で初めてリフォームでも実施しました。

結果は、C値1.3でした。

川島町のリノベーション展示場が1.5だったので、少し良くなりましたね。
1.0以下を目指したのですが、やはりリフォームでしっかり気密をとるのは
中々難しいですね(;^_^A

でも、課題も見つかったので、次回にはしっかりと生かし行けると思います。

こちらの住まいは、近々お引渡しです。
間取りも大きく変わり、小上がりの畳コーナーや造作ソファなど、
I様のこだわりも満載です。

完成の様子は、またブログで紹介しますので、
楽しみにしていてください。

最後に、元旦に発生した能登半島地震。
自宅の被害が大きく、
家では生活をできなくなってしまった方も多くいらっしゃいます。

耐震補強を行い、被災したとしても何とか生活を継続できるようにする。
断熱補強を行うことは、たとえ電気がなくとも、
室内の温度を少しでも高く保てるようにすることに繋がります。

災害が起こるたびに
耐震・断熱といったことがいかに大切かを思い知らされています。

矢川原を選んでくれたお客様のお役に立てるように、
勉強をつづけ、知識と経験を積んでいきたいと思います。

そして、被害に合われた皆様のご冥福をお祈りするとともに、
少しでも状況が改善することを心よりお祈り申し上げます。